岩手日報社は3月1日、東京大大学院の渡辺英徳教授の研究室と共同で制作した「忘れない 震災遺族10年の軌跡」デジタルアーカイブを公開しました。
東日本大震災で家族が死亡または行方不明になっている方々が、震災発生時から本設再建に至るまでの歩みを地図上に動画表示した「生活再建マップ」と、コメントを人工知能(AI)で分析した「言語分析」のほか、2016年に制作した「震災犠牲者の行動記録」もご覧になれます。
震災の津波で家族を亡くした方が、震災から今日まで歩んできた生活再建の軌跡を地図でご紹介します。
「忘れない 震災遺族10年の軌跡」を開き、オープニング画面が終わると操作できます。
画面左上で再生/停止が可能です。
画面上の時間軸スライダーは左が地震発生の2011年3月11日、右に行くほど震災から10年となる2021年3月に近づきます。
リングの色は、青が避難所、緑が仮設住宅、黄色が本設住宅の場所を表しています。
時間の経過に合わせて、画面右に当時の新聞記事が表示されます。
右上の×印を押すと、マップ画面に戻り動きが再開します。
マウスの左ボタンを押したまま上下左右に動かすことで視点が移動します。地図の拡大・縮小は、パソコンはマウスホイールを前後に回転することで視野を拡大・縮小できます。角度を変えるにはマウスの中央ホイールを押したまま上下に動かすか、「Ctrl」キーを押しながらマウスで操作します。
左上のMap Styleから、地図のタイプを切り替えられます。「軽量モード」にすると、地図上の顔写真の表示がなくなります。
左上のQuestionから質問文を選択すると、ご遺族お一人お一人の回答がリングに色表示されます。「リセット」を押すと初期の色に戻ります。
ご遺族一人一人を表すリングや顔写真をクリックすると、画面右側に思いが表示されます。
「ストーリー」の表記があるご遺族は、さらに詳しい物語を読むことができます。
※リスト表示ができるようになりました。
岩手日報社が2012年3月11日から続けた連載「あしあと」。取材したご遺族一人一人の復興の足跡を、宮沢賢治の言葉と共に白黒写真で記録しました。「忘れない 震災遺族10年の軌跡」のページ内「ストーリー」でも紹介しています。