Today’s I Nature 岩手トレッキングガイド

国見山(北上市)=5月31日

空撮映像に感激

報告 北上山たびの会 本舘伸也


 北上山たびの会は、国見山に登りました。
 この日はメンバーがリュックにドローンを積んで山頂へ。平和大観音に着き、ドローンを飛行させて、ぐるりと一回転。どんな映像なのだろう?
 上空から見ると国見山は緑いちめん、予想以上に広々しています。そして市街地から北上川も見下ろしています。
 映像のスケールに感激しました。

国見山

焼石岳(奥州市)=5月30日

残雪での踏み抜き、滑落に注意を

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 中沼登山口より入山しました。中沼途中の木橋の一部崩落していました。気をつけて渡りましょう。中沼~銀明水間では残雪が多く登山道不明箇所にはピンク系の目印があります。沢筋などは踏み抜き要注意です。
 銀明水から先は大雪渓です。鉄筋の標識を設置してあります。コースの参考にしてください。特に下山時は滑落に注意してください。姥石の花の状況はミヤマキンバイ、ミネザクラは満開。ユキワリコザクラ、 ヒナザクラ、ハクサンイチゲが咲き始めです。ミヤマシオガマ他はいまだ見られません。ワタスゲの花が観察できます。雪の消えた登山道沿いではミズバショウ、リュウキンカ、シラネアオイ、コミヤマカタバミ、ズダヤクシュ、ムラサキヤシオ等々たくさんの花が観察できます。

崩落した木橋

中沼

コヨウラクツツジ

リュウキンカ

大雪渓を登る登山者

ユキワリコザクラ

焼石岳とミネザクラ

コミヤマカタバミ「ピンク系」

焼石岳・東成瀬コース=5月30日8:00~

紺碧の空!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 山開き前に東成瀬登山口から入山をしたことがないので、興味深く行ってみました。林道は道路脇に残雪がありましたが車は通れます。登山口前駐車場には幾らかの残雪が有りましたが、残雪無しと見なして宜しいでしょう。
 登山道は沢沿いを中心に残雪が多く、胆沢川沿いではトラバース箇所もあり注意しましょう!登山道延長線上には残雪部も多く、倒木・落下枝等々あり、整備は今後なされるものと思われます。
 登山道脇にはノウゴウイチゴ、キクザキイチゲ、ツバメオモト、オオバキスミレ、シラネアオイ、サンカヨウ、カタクリ、ムラサキヤシオ等々の花が観られました。
 登山道を見失い検討中に、フト甘美な香りに誘われ行ってみましたところ、ミズバショウ・リュウキンカの群落地が有りました。ラッキー!
 本日は8合目の焼石沼周辺でタイムオーバーとなり、紺碧の空と残雪とのコントラストを楽しませて頂き帰路へ着きました!
 幾つかの渡渉点は午後には水量が増加し、流れに勢いがあり注意しながら渡ってきました。

8号目焼石沼から焼石岳(中央)を仰望する!

残雪の三界山方向と紺碧の空!

行ってみれば、水芭蕉とリュウキンカの群落がありました!

雪解け水とリュウキンカ!

8号目から鳥海山遠望!

覆われた登山道、流れる胆沢川源流

この様な渡渉箇所が幾つかあります!

クロサンショウウオ産卵中!

遠別岳(葛巻、岩泉町)=5月26日

葛巻町山開き登山

報告 葛巻町役場総務企画課 星野千晴


 葛巻、岩泉両町にまたがる遠別岳(1235メートル)の山開きは26日に行われました。青空の下、町内外から約40人が参加しました。登山道脇には雪が残っている所がありましたが、ニリンソウが見ごろを迎えているほか、スズランがひっそりと咲いていました。
 盛岡市から参加した60代の女性は「ときどき参加している。今回で10回くらい。山野草の名前を聞いたり、景色のいいポイントを教えてもらい楽しかった。昨年に比べ、今年は山に雪が少なかったので、暖かい年なのかなと思った」と満喫していました。

安比高原ブナ二次林、中のまきば(八幡平市)=5月29日13:30

生命力みなぎる新緑の森

報告 デジタル戦略部 八重樫卓也


 雨から一夜明け、新緑のブナ林にお邪魔しました。ここは、手軽に訪れることができ、ブナ林の中に入れば、深呼吸をするたびに、癒やしのエネルギーをいただけるマイベストスポットです。

 散策路沿いに新たな芽吹きがあちこちに見られました。こぼれ落ちた実が、たくさんの命の輝きを放っていました。森の中は風にそよぐ葉の音と鳥のさえずり、カエルの声しか聞こえません。間もなくエゾハルゼミの合唱が加わることでしょう。

 中のまきばには、アズマギクが一面に咲いていました。レンゲツツジは間もなく見頃を迎えます。6月2~9日には、馬と芝とレンゲツツジ祭が開催予定。出向いてみてはどうでしょうか?

新緑のブナ林

こぼれ落ちた実から芽吹いたブナの新芽

ブナの大木を見上げると、木漏れ日がまぶしい

中のまきば

中のまきばに咲くレンゲツツジ

アズマギクの群落

遠島山(久慈市)=5月28日

塩の道の奥山

報告 北上山歩き会 本舘伸也


 北上山歩き会の6月例会(遠島山登山)を前に、下見に行きました。北上市から3時間余、葛巻町の沼宮内野田街道へ、「塩の道」といわれたこの街道は南部牛方が太平洋から内陸へ塩を運んだ街道。その途中、県指定天然記念物の内間木洞(鍾乳洞)近くの登山口から入山。
 ミズナラやブナ、そしてシラカバ林の明るい山道を登ります。ユキザサ、ズダヤクシュ、サンカヨウなどの花々が咲く道を登り山頂。東方向の視界が広がっています。野田方面に見える山は、女和佐羅比山、男和佐羅比山かな。南方向には遠く残雪の早池峰山も見えました。登山口にはビジターセンター、遠島山荘があります。
 塩の道の奥深い山、ひっそりたたずむ、美しい山でした。

遠島山全景。なだらかな姿が美しい(県道29号・卯坂峠)

山頂、愛着を感じる表示ですね

東方向に野田湾が見えるはずだけど、女和佐羅比山(938m)、男和佐羅比山(813m)方向でしょうか

南に遠く残雪の早池峰山が見えました

焼石連峰=5月25日・27日8:30~

ハクサンイチゲ開花!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 25日は中沼登山口より入山、地元山岳会と同行して銀明水避難小屋にある冬季用トイレの夏用水洗化の切替え作業、大雪渓部の誘導表示等の作業をしてまいりました。

 つぶ沼コース・中沼コースと手分けし、私は中沼コースに参加。途中の登山道上の倒木処理や残雪部の誘導表示、特に、つぶ沼分岐点では持参した各コース名入りの「のぼり」を設置してきました。この分岐点では例年方向を見誤り別ルートへ入られる方が見られています。この日も山頂へ向かう方が、つぶ沼コースへ向かうということもあったようです。ご注意ください!

 27日は中沼登山口より入山。この所の異常な程の気温の上昇に伴い、日々、夏道及び残雪部の状態が変化してきています。

 同様に花にも変化が現れ、一気に開花が進んできています!姥石平のハクサンイチゲやユキワリコザクラ達は開花の様相を進めてきています。まだまだ群となり得るものではありませんが、各個体の中で花弁を開きその数を増してきています。昨年より何日か遅れた状態です。

 雪渓部(4箇所)には鉄筋等により誘導表示を施してきました。濃霧等の際にお役に立てて欲しいと思っています。また、一部の地域には立入規制のロープも示してまいりましたので、皆様の優しいお気持ちで、これらの花々が何時までも観られますようご協力をお願い致します!

新緑と残雪映る美しい中沼

咲き始めたハクサンイチゲと焼石岳(姥石平)

泉水沼も大分姿を見せてきました!

登山道脇に咲くミヤマキンバイ!(姥石平)

可憐な花ヒナザクラ開花!

咲き始めていたユキワリコザクラ

ミツバオーレン満開でした!

ミネザクラも綺麗に咲きだしていました!

今年も素敵な姿を見せてくれましたシラネアオイ!

焼石岳(奥州市)=5月25日

中沼登山口からの入山容易に

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


真夏を思わせる天候でしたが、残雪の上を歩く登山は時折涼しい風に恵まれます。中沼林道が駐車場まで開通しましたので、中沼登山口からの入山が容易になりました。

本日は6月2日の山開きに備え、倒木などのコース点検や銀明水避難小屋トイレの夏用に切り替え作業、雪渓に鉄筋標識の設置等のため、「胆沢山岳会」と同行し無事準備できました。

つぶ沼登山口より入山しましたが、金山沢までは夏道が出ています。石沼までの途中は一部残雪がありますが、標識をつけているので心配ないでしょう。石沼と中沼分岐点は雪の壁ですが、登りやすいように向かって左側ロープ張ってあります。

銀明水避難小屋のトイレは水洗への切り替え作業を終了し、きれいに掃除してあります。お互いに汚さないようにご使用願います。銀明水から山頂にかけてはいまだ大雪渓が控えております。雪が硬くなっておりますので、軽アイゼン等用意した方が安全でしょう。

姥石のお花畑はミヤマキンバイ、ハクサンイチゲが咲き始め、ユキワリコザクラはもう少し先のようです。いよいよ花の百名山・焼石岳の季節です。事故の無いように登山を楽しみましょう。下山は中沼コースを利用しました。

金山沢渡渉地点

石沼ブルー

カモメラン蕾

分岐点の雪壁「左側にロープ有」

ショウジョウバカマ「白系」

銀明水小屋前

中沼ミズバショウ

イワナが悠然と水面に…

中沼より眺望

鞍掛山(滝沢市)=5月24日

新緑のなかを行く

報告 デジタル戦略部 角田元


 青空と新緑が映える鞍掛山に登りました。登山道は2本あり、行きは東側コース、帰りは西側コースを選択しました。どちらもおよそ3キロの道のり。ぬかるんでいる場所もなく歩きやすかったです。花の時期からはずれていたため、シラネアオイがところどころ咲いている程度でした。897メートルの頂上からは、さらに高くそびえる岩手山が、青空を背景にくっきりと見えました。
 盛岡市内から車で30分ほどで登山口まで行けて、手軽に登山を楽しめます。周りに大勢の登山者がいるため安心感もあり、親子で自然に親しむ場所として最適だと思います。ただ、途中、急な斜面や岩場、木の根が地面からはみ出している場所もあるので、けがをしないよう最低限の装備は必要です。

新緑のトンネルのような登山道

途中、視界が開けた場所に出るとふもとの牧野が一望できる

急な斜面に丸太で組まれた階段。ここまで来ると頂上までもう少し

897メートルの頂上。さらに高く岩手山がそびえる

登山道に咲いていたシラネアオイ


焼石連峰(奥州市)=5月22・23日7:30~

山は爽やかです!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 好天に恵まれ、ブナ林の新録がまぶしく、小鳥達のさえずりをBGMとして、残雪を踏みしめながらの山行はとても爽やかです!
 中沼・上沼では、ミズバショウ、リュウキンカがまだまだ見られます。
 姥石平・東焼石方面までの情報をお伝えいたします。
 姥石平及び東焼石方面には全く積雪はなく、夏道がしっかり現れて、ミヤマキンバイが咲き出しています。ハクサンイチゲはつぼみが大きくなってきています。日当たりの良い東焼石方向では、ハクサンイチゲ・ミヤマキンバイが咲き出していました。
 この所の気温の上昇で、姥石平の花に刺激が加わるものと思われます。
 銀明水から姥石平分岐まで大きな雪渓が4つほどあります。
 第1雪渓を除き、ルートの道標は確認出来ると思いますが、第1雪渓のルートは確保されていません。近日中に設定する予定でいますので濃霧の際にはご注意下さい!
 なお、第1雪渓の一部には固くなっている場所もみられますので、歩行に慣れない方はアイゼン等の準備をなされた方がよろしいかと思われます!

とても爽やかな季節を迎えています!

残雪と新緑まぶしいブナ林

姥石平のミヤマキンバイ&横岳!

咲き出したハクサンイチゲと六沢山方向!

見た目10cmに満たないヒガラのpair!

優しいさえずりのウソが新芽を食べていました!

中沼登山道脇のリュウキンカ!

タケシマランが咲き出していました!

焼石岳(奥州市)=5月20日

咲き誇るユキツバキ

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


天候はあまりよくありませんでしたが、つぶ沼登山口より入山。登り始めて間もなく登山道両脇のブナ林の中、真っ赤なユキツバキの花が咲き誇っていました。岩手県の天然記念物に指定されていますが、今年ほど多くの花を咲かせていたのを見たことがありません。

西和賀の白木峠のユキツバキの観察に神奈川から来た方とお話ししたことがありましたが、焼石のユキツバキは白木峠に勝るとも劣らないほど見事な群生が見られます。登山口から金山沢手前付近まで今花を咲かせています。

その他の花々も観察できます。エンレイソウ「白花」、斑入りミヤマスミレ、ツクバネソウ、スミレサイシン、ホウチャクソウ、イワウチワ、ムラサキヤシオ、タムシバ、オオカメノキ、イヌガヤの花「胞子」も観察できました。

登山道は金山沢付近まで雪が消え、現れていますが、石沼手前200メートルほどは残雪に覆われています。石沼を過ぎるとまた銀明水までは2~3メートルほどの残雪。硬く締まっているので軽アイゼンなど有れば登りやすいでしょう。石沼のリング状の残雪はなくなっていました。

エンレイソウ「シロバナ」

斑入りミヤマスミレ

ユキツバキ群生

ユキツバキ

金山沢渡渉地点

石沼ブルー

石沼ブルー

焼石連峰(奥州市)=5月17日・18日・19日8:00~

春の訪れ!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


19日(日)に中沼駐車場まで乗り入れが可能となりました。

17日は中沼コースを姥石平方面へ、18日はつぶ沼コース、19日は中沼コースを山頂方面へと歩いてきました。

残雪の状態は融雪が日増しに進行して標高を上げています。17日中沼登山口は行って直ぐ夏道は見えませんでしたが、19日はすっかり夏道が現れていました。

上沼上方辺りから積雪量が増え夏道が見えませんので、帰路においては道標の目安となりますリボンなどを確認しながら歩んで下さい。銀明水は滾々と流出し、喉を潤し、一服して山頂方面へ望んで下さい。大雪渓部は雪道不慣れな方は補助具を装着した方が安全でしょう。

つぶ沼コース上では、県の天然記念物の雪椿が花数も多く見頃を迎えています。その他フデリンドウ、タムシバ、ムラサキヤシオ、イワウチワ、スミレサイシン、オオカメノキ等々の花が観られました。

中沼コース上では、ミズバショウ、サンカヨウ、キクザキイチゲ、リュウキンカ、アラゲヒョウタンボク、シラネアオイ、ミヤマスミレ、ヒメイチゲ、コミヤマカタバミ、コチャルメルソウ等々が観られました。

姥石平周辺ではミヤマキンバイがチラホラと観られハクサンイチゲは早いもので蕾が確認出来る程度です。開花までは暫しの時間が必要となりましょう。

一方、ブナの新緑の中、夏鳥達の囀りも賑やかさをましてきています。オオルリ、キビタキ、ツツドリ、ジュウイチ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、メボソムシクイ、サンショウクイ、イカル、ウソ、ヒガラ、ヤマガラ等々の姿や鳴き声を耳にすることが出来ました。

19日雪渓を歩く熊さん親子を確認いたしました。雪解け水とミズバショウの姿が春の訪れとして印象に残りました。

中沼から山頂方向を仰望する

上沼から山頂方向を望む!

雪解けの石沼を俯瞰する!

新録のブナ林、雪椿咲く!

新緑に彩りを添えるムラサキヤシオツツジ!

サンカヨウも咲き出しています!

雪渓部で熊さん親子を確認する!

斑入りのミヤマスミレ咲く!

石上山(遠野市)=5月19日

遠野物語の一峰

報告 北上山たびの会 本舘伸也


 遠野には、女神の三人娘が早池峰山、六角牛山、石上(神)山の三山をそれぞれ選び、山に住んだという伝説があり、柳田国男の遠野物語におさめられています。
 その一山、石上山。登山口から40分、馬留に着く。
 沢水が流れ「水垢離くみ場」の標柱が建っています。
 登山者はここで身体を清め、山頂に向かったのでしょう。
 もともと修験者の山。入山から1時間半過ぎ、鉄ハシゴと鎖場の険しい岩場が続きます。
 そして山頂。ふもとに綾織の集落と水田、対座する高清水山、そして遠く六角牛山が雲に隠れながらかすかに見えました。
 鎖場を下山中、男性3人が登ってきました。一人が「スリリングな山ですね」と話していました。

山頂から右下に綾織の集落、対座する高清水山、そして遠く六角山が見える

険しい岩場が続く

清水が流れる不動岩は静寂そのもの

岩清水とニリンソウ

焼石岳(奥州市)=5月16日

織り成す青の対比

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 中沼登山口より入山してみました。中沼駐車場までは車は入れませんので、途中から登山口までは徒歩となります。登山口付近は夏道が少し出ていますが、銀明水まではいまだ残雪が多い状況です。その先はさらに大変な残雪の量です。雪渓歩行は軽アイゼンが必要と思われます。大雪渓を過ぎると一部夏道が現れています。姥石平には残雪がほとんどありません。
 花はようやくミヤマキンバイ、ヒメイチゲが咲き始めた程度です。中沼、上沼のミズバショウ、リュウキンカ、ショウジョウバカマ、アラゲヒョウタンボク、ミヤマスミレ等の花が観察できます。

中沼登山口

アラゲヒョウタンボク

中沼からの眺望

上沼ミズバショウ

大雪渓登はん

焼石岳と泉水沼

ヒメイチゲ

銀明水避難小屋俯瞰

中沼のミズバショウとリュウキンカ

国見山(北上市)=5月11日10:00

山野草真っ盛り

報告 デジタル戦略部 八重樫卓也


 北上市のがん患者会びわの会恒例の里山散策会に同行しました。天候は快晴。絶好のトレッキング日和となりました。散策路沿いには、フデリンドウ、キバナイカリソウ、ラショウモンカズラ、チゴユリなどが一斉に開花。可憐な花が咲き乱れ、あちこちから歓声が上がりました。亀の子岩展望台からは、北上市内が一望でき、焼石岳など奥羽の山並みも遠望できました。

亀の子岩展望台からは北上市内を一望

今が盛りのフデリンドウ

キバナイカリソウ

ウラシマソウ

駒ヶ岳=5月10日8:40~

新緑と雪のコントラスト

報告 北上山歩き会 本舘伸也


 金ケ崎町側の「うがい清水」から登りました。ブナの新緑が広がっています。新しい山の気をいっぱい吸う。心地のよい山道です。ショウジョウバカマが咲いていました。しだいにカタクリが見えました。小さいけれど、しっかり咲いています。下賽ノ河原の手前から風景は一変します。残雪の回廊、そんな真っ白い尾根が続きます。昨年に比べると積雪があるように見えました。山頂に立つと、目の前に経塚山、牛形山がどっしり。遠く栗駒山も見えます。後続の男性3人が山頂に着き、会話しました。宮城県の方々で初めて登ったと言います。3人は「いい山ですね」と感激していました。

新緑の透明感がたまらないブナ林

上賽ノ河原(996m)から見える駒ヶ岳

山頂へ、雪の斜面を登る

山頂の駒形神社奥宮が見えた

経塚山の山容、威厳を感じます

左から牛形山、白子森山、鷲ヶ森山

帰路、西日に浮かぶ駒ヶ岳(右)と経塚山

片羽山(雄岳)(釜石市)=5月7日8:40~

全方位の山頂

報告 北上山歩き会 本舘伸也


 北上山歩き会の5月例会(片羽山登山)を前に3人で下見をしました。
 遠野市から大槌街道に入って笛吹峠を過ぎ、世界遺産の橋野鉄鉱山も過ぎて、登山口に到着。鳥居をくぐり、しばらく歩くと、ダケカンバが林立していました。日差しを浴びて光り輝く樹肌が神々しい。ブナの古木がダケカンバの隣にすっと立っていたり、なんとも不思議な光景です。山頂は全方位でした。大槌湾に向かってお社があり、目前に雌岳、そして六角牛山、残雪の早池峰山、その奥にはうっすら岩手山も見えました。遠野物語、山と海の接点に出逢った一日でした。

ダケカンバが光り輝く

片羽山は雄岳と雌岳の双耳峰。目前の雌岳

西に六角牛山がどっしり。やっぱり牛の背中

残雪の早池峰山、山々の上にきわ立つ

大槌湾が遠くに見えた。海からの片羽山はどんな姿をしているのだろう。

大荒沢岳(西和賀町)=5月4日8:30~

美しい展望!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 天気は快晴無風の雲一つない登山日和。無理せず行けるところまで行こうと出発しました。毎年、連休明けに夏道のない積雪期限定の羽後朝日へ出掛けていました。
 駐車場には、既に何台かの車がありました。まずは大荒沢を目指して出発です!
 貝沢牧野を過ぎると直ぐキツい登りが始まりますが、ここにはイワウチワが道端を飾ってくれとても癒されます!標高を上げると、例年見事なカタクリロードと化している場所がありますが、今年はまだつぼみの状態です。沢尻岳へ出ますと一気に展望が開けて360度の山並みが素晴らしいです。
 特にも雪を抱いた奥羽山脈は空の青さとのコントラストで思わず息を呑む程です!
 沢尻岳から大荒沢岳へは二つの急峻な登りがあり滑落の危険性もあります。我々はここでアイゼンを装着しました。
 大荒沢岳からは岩手山、秋田駒、森吉山、和賀岳山塊、鳥海山、早池峰山等々が眺望出来ました。
 ブナ林の中ではオオルリ、キビタキ、ゴジュウカラ、アオゲラ、エゾムシクイ、ヒガラ等のさえずり、山麓ではミズバショウ、エゾエンゴサク、キクザキイチゲなどの花々が迎えてくれました。

美しい山並みです!秋田駒(左)岩手山(右)

和賀岳山塊(中央奥が和賀岳)

沢尻岳から大荒沢岳(☆)へ向かう!矢印が羽後朝日です

鳥海山遠望

イワウチワロードを気遣いながら歩く!

カタクリとエゾエンゴサクが咲く山麓

ミズバショウが見頃を迎えていました!

美しい鳴き声と姿で迎えてくれたキビタキ君!

経塚山(奥州市)=5月2日6:30~

残雪期限定の道!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 天気の登山係数は「C」、天気予報では強風(20数m)の予報が出ていました。無理せず行けるところまで行こうと出発しました。金駒山頂直下でアイゼンを着けました。そこまでは壺足で充分行くことが出来ました。時折突風が来るものの、まだ大丈夫と、経塚山へと稜線を進みました。残雪期限定のこの稜線、積雪は例年になく多く大きな雪庇が幾つも連なっていました。
 経塚山直下の大雪渓まで来た辺りから飛ばされるような風に見舞われ初め、山頂は風当たりの激しい場所なので、その事を想定して、本日はこの場所で断念し、帰路へ着きました。金駒へ着いた時には轟音と共に身体が揺さぶられ、立っていられない位になってきました。
 帰路は風が強いためか、余り小鳥達の鳴き声も聞こえなかったが、往路では、キビタキ、ゴジュウカラ、アオゲラ、ヤマガラ、センダイムシクイ、ヒガラ等々の囀りを耳にすることが出来ました。ショウジョウバカマ、カタクリ、マンサク、タムシバ、の花を確認することが出来ました。まだ蕾のものが多かったように感じました。
 ブナ林の美しい新緑も間もなく見られることでしょう!

これから向かうはあの経塚山です!

金駒からの展望!矢印が経塚山、☆は本日の到達点!

金駒への最後の登りです!

山頂への登り口:強風のためここで断念

経塚側より金駒

行きは上を帰りはここをトラバース

まだまばらなカタクリです!

出迎えたキビタキ君!

焼石岳(奥州市)=5月4日

鮮やか、石沼ブルー

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 本日はつぶ沼登山口から入山し、その後、石沼リングの様子観察に行ってきました。つぶ沼コースは登山道が金山沢手前300メートルくらいまで現れています。その先は1~3メートルほどの残雪で覆われ、つぼ足でOKですが、下山時は踏み抜き要注意です。
 石沼の融雪は進んでいましたが、いまだリング状に見られました。急斜面を沼面まで下りて観察できます。水面のブルーが大変きれいでした。
つぼみだったイワナシが咲き始めでした。イワウチワ、セリバオウレン、ショウジョウバカマ、タムシバも真っ白な花を咲かせています。標高の低い場所のブナの新緑はまぶしいくらいでした。

巨木の新緑 ブナ

イワナシ

イワウチワ

セリバオウレン

石沼ふかん

石沼ドラゴンの瞳??

物見山(奥州市、住田町)=5月2日

許しがたい行為

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 この春3回目となる花の観察行。4月27日にはつぼみだった白花のカタクリが開花しているだろうと期待して向かいましたが、なんと!!1株は盗掘され、もう1株は花の根元からちぎられてなくなっていました。辛うじて隣に生育していたもう1本は花を咲かせていましたが、なんとも残念でなりませんでした。釜石からお出での3人パーティーは、友人から先日白花カタクリの写真を送信され、その花を見たくて来ましたということでしたが、大変残念がっておりました。花を愛でるたくさんの方々の気持ちを踏みにじるような行為と自然破壊は許しがたいことと思います。

つぼみ(4月27日)

つぼみ(4月27日)

盗掘の跡(5月2日)

1輪だけ咲いていました(5月2日)

花をちぎった跡(5月2日)