Today’s I Nature 岩手トレッキングガイド

焼石岳(奥州市)=4月29日

平成最後の焼石登山

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 30日から天候が悪くなりそうなので平成最後となるだろう焼石岳へ中沼登山口より入山してみました。中沼林道は蜂谷までしか車の乗り入れできませんでした。除雪は全くされていませんので、この連休に入山予定の方は中沼駐車場までは1時間ほどの歩きとなります。残雪は多い所で2メートルくらいあります。駐車場も9割方残雪です。
 中沼もほとんど雪と氷に覆われており、まだ歩けました。銀明水の湧き水はダケカンバの根元から利用できます。今日もスノーモービルが2台、銀明水まで入山してきました。困ったものです。
 銀明水から大雪渓を登り、何とか焼石岳の見られる地点まで行ってみました。残雪は昨年より多いようです。一昨日に積もったと思われる新雪が30センチくらいありました。早朝予定の方はアイゼンが必要のようでした。また、下山時は雪の質が緩むのでスノーシューなどを用意された方がいいでしょう。

中沼尻林道入り口

中沼駐車場

上沼より

新雪にできた「シュカブラ」

焼石岳

下山途中のパーティー

焼石岳(奥州市)=4月24日

春の花々ようやくお目見え

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 24日に焼石ホットライン「奥州市市道」が一関市祭畤(まつるべ)まで開通しましたので、花の観察に行ってみました。例年より雪が多く残っていて、開花は少々遅れ気味のようです。それでも道路脇にはミズバショウ、キクザキイチゲ、カタクリなどが咲き始めていました。目的のイワナシの花はいまだつぼみがやっと開き加減でした。他の場所では標高1000メートルほどの所に生育しているようですが、焼石山麓では400~500メートルほどのところに咲いています。

イワナシ

ショウジョウバカマ

イワウチワ

県の天然記念物指定ユキツバキ

カタクリ

キクザキイチゲ

焼石岳(奥州市)=4月21日

石沼ドーナツ

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 スノーシューを装着せず、つぶ沼コースより入山。つぼ足歩行でしたが、比較的残雪が硬めで深く、足を取られずに進めました。コース取りは金山沢を詰めて石沼手前で夏道と思われる付近に出ました。登山口付近から残雪があり、ところによっては2、3メートルありました。登山道はほとんど露出しておりません。天候が悪いときは迷うことになるかもしれません。十分気をつけましょう。
 何とか石沼までたどり着き「石沼ドーナツ(?)」現象を観察できました。天気もよく微風。きれいなリング状の石沼でした。
 正午頃に下山を開始。途中登ってきた山ガールが1人いましたが、他に登山者はありませんでした。金山沢手前付近でイワウチワが1輪咲いていましたが、イワナシはいまだつぼみでした。登るときはありませんでしたが、下山途中熊さんの足跡がありました。冬眠から覚めたようで、はいかいしているようなのでお気をつけください。

つぶ沼登山口

大森清水付近のミズバショウ

金山沢

石沼俯瞰

石沼ドーナツ

熊さんの足跡?

銀明水へ向かう登山者

羽山~羽黒山縦走(北上市和賀町)=4月17日

イワウチワが咲いています

報告 北上山歩き会 本舘伸也


 北上山歩き会のトレッキングを一週間後に控え、縦走コースの下見に行きました。
 羽山の登山口は雪が積もっており、花はまだ早いかな?と思いながら登って行くと、日当たりのよい斜面にイワウチワが咲いており、しだいに群落に出会えました。
 山頂付近から羽黒山に向かう東斜面はまだ積雪がありましたが、次第に雪がなくなり、早春の風景に一変。冬と春とを同時に感じられる縦走コース。休憩時間を入れて4時間30分ぐらいの行程です。

羽山の山頂付近に現れた雪庇

山頂はブナの根開きが見えた

真っ白なイワウチワ。花はつぼみも多く、これからが本番

国見山(北上市)=4月16日

カタクリが見頃です!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 天気も良く国見山・珊瑚岳コースの雑木林をトレッキングに行ってきました。
 この所の陽気に誘われ、北上川沿いの桜の木は色付きを見せてきています。
 春の花には、「スプリング・エフェメラル」と呼ばれるカタクリ、キクザキイチゲ、ニリンソウ、スミレ、アズマイチゲなどの春植物があります。
 春のこの時期に静かに姿を現し、花を咲かせた後は 静かに姿を消して行く。
 痕跡も殆ど残さず、気付けば新緑の季節へと移り変わっているのです。
 その様な春の妖精達は、ほぼ満開の状態です。日陰(残雪部)の所は幾分遅れそうです。
 本日はコース上で、上記春植物の他、キブシやサンシュウの花、キバナノアマナ、ミズバショウ、エンレイソウ、シュンラン等を観ることが出来ました。
 その他、ヒメギフチョウ、ヒオドシチョウ、ルリタテハなどの蝶も飛び交っていました。
 国見山展望台からは雪を抱いた岩手山、焼石連峰、栗駒山が遠望されました。
 多くの方々が春の花をカメラに収めながら小走りに進む季節の一時を楽しまれていました。

カタクリとスミレが咲く雑木林!

道脇に咲くカタクリ群!

アズマイチゲもほぼ満開です!

キクザキイチゲ色彩が多様です!

夏油の山並み(牛形・鷲ヶ森)が綺麗です!

雪を抱いて白く見える焼石連峰!

カタクリに止まらないヒメギフチョウ!

ヒオドシチョウもあちこちで観られます。

キバナノアマナも咲いていました!

ニリンソウ二つ目の花は時期をずらして咲きます!

焼石岳(奥州市)=4月14日7:30~

眩しい山容!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 12日、平七橋ゲートまで通行可能になりました国道397号、本日は快晴無風の登山日和、春山(平七沼)コースから入山してみました。
 残雪は昨年より多いようで、さらに、湿った雪で難儀しました。スキーなど多くの人の軌跡があり、コース取りは無難に済ませることが出来ました。
 銀明水周辺は新雪が観られ真っ白で綺麗な雪面でしたが、800m台は黄砂の影響か汚れた雪面が観られました。
 栗駒山の遠望や横岳・獅子ガ鼻周辺の美しい山容がとても印象的でした。

焼石連峰の山並み

栗駒山遠望(R397号より)

平七沼の咲き始めた水芭蕉群

昼近くになって雲が出始めた横岳の美しい山並み

銀明水避難小屋の佇まい

獅子ガ鼻の美しい山容

天竺山、(奥に牛形山)、経塚山遠望

焼石岳(奥州市)=4月14日

昨年より残雪多く

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 国道397号が平七橋ゲートまで通行可になりましたので早速春山コース「平七沼経由」より入山してきました。残雪は昨年より多いようです。3日ばかり前に降雪があり、新雪が銀明水付近で30センチほどありました。スノーシュー装着で何とか銀明水避難小屋まで4~5時間ばかりかかり、行くことができました。
 登山者は昨日からの入山者が二十数人あったようでした。下山途中、春山合宿していた高校生に出会いました。春山コースは立ち木に1~99番の番号札が銀明水まで付いていますが、欠番が多くあまりあてにはできません。初めての入山予定の方はコースを熟知した方と入山してください。本日もつぶ沼コースから入山したのにもかかわらず、春山コースを下山した登山者がいました。残雪が多いので今月末頃までは春山コースの入山ができそうでした。

コースNO.5付近

平七沼ミズバショウ咲き始め

コースNO.43付近

下山途中の高校生

銀明水手前のコースNO.98

銀明水はいまだ水が使用できません

雪庇からの大きなブロック雪崩

鶏頭山「七折れの滝」(花巻市)=4月12日10:30~

春を楽しむ!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 今回は嫁ケ淵コースから入山し、七折れの滝まで行ってきました。
 朝方のさらりした積雪の中、動物の足跡を楽しみながら歩きました。足跡の多くは本州鹿です。
 しかし、あちこちで樹皮や笹葉の食害が見られ、事態が深刻な状態におかれていることを知りました。
 久しぶりに観る七折れの滝です。途中にも多くの小滝が点在しています。
 ミソサザイやアカゲラ、ゴジュウカラ、ヤマガラなどのさえずりも耳にすることができます。
 持参した小型のデジタルカメラでは無理と承知の上で、証拠写真を撮ってみました。また、登山口周辺では、アオゲラがえさ探し、コガラは巣穴作りに夢中でした。
 林道では、ヒオドシチョウやクジャクチョウなどの姿、ネコノメソウやアラゲヒョウタンボクの花芽も確認することができ、春の季節を楽しむことがができました。

早春の雪融け落ちる七折れの滝

雪解け水が流れ落ちる小滝

早春の雪解け水がはじけ飛ぶ(3月30日撮影)

飛沫氷の造形(3月30日撮影)

痛ましいシカによる食害

ネコノメソウのつぼみ

早春を感じさせてくれたクジャクチョウ

暖かさに誘われ出て来たカモシカ(3月30日撮影)

目前に現れたアオゲラ

万寿山(花巻市)=4月9日10:30~

ミスミソウ見ごろです!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 3月23日、このまま花の見頃を迎えるのかと思っていました。しかし、寒さが戻り、しかも積雪まであったりして、足踏み状態が続いていました北限の花、ミスミソウ!
 天気を見て、来てみました。色とりどりの色彩で開花していました。セリバオーレンを含めて素晴らしい花見となりました!蕾も多く見られましたので暫く見られることと思います。
 ショウジョウバカマやイワウチワ、シュンラン、ナニワズは咲き初めです。これから見頃を迎えることでしょう。六郎山の方は来週辺り見ごろとなりましょう。

ミスミソウ白系

ミスミソウ白系 (2)

ミスミソウ白系 (3)

ミスミソウ赤系

ミスミソウ赤系 (2)

ミスミソウ赤系 (3)

セリバオーレン

イワウチワ咲き始めました!

ナニワズ

焼石山麓(奥州市)=4月6日

春の陽気に誘われて

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 焼石山麓の花情報お送りいたします。雪解けがいまだあまり進んでいません。胆沢ダム湖畔の花はあまり咲いていませんでしたが、お目当てのミスミソウ、イワウチワ等々は咲き始めか、つぼみが見られました。
 当日は前日の強風がうそのように穏やかな晴天になり、焼石連峰が美しく見られました。

焼石連峰

バッコヤナギ

セリバオウレン

イワウチワ

ミスミソウ

フキノトウ