Today’s I Nature 岩手トレッキングガイド

焼石岳(奥州市)=3月29日

残雪はいまだ多く

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 朝方から天候状態もよく焼石方面に出かけてみました。R397号線はいまだ冬季通行止めが解除になっていませんが、トンネル前ゲートから徒歩入山。昨年同期と比較して積雪は道路上は少なめのようでした。
 1時間ほどでつぶ沼コース登山口到着。石沼を目指して登山開始、金山沢付近の積雪は昨年より少々多いようでした。金山沢南側尾根に取り付き、ブナの原生林を北北西方向に石沼を目指してつぼ足で向かいました。新雪が所により、20~30センチほどありました。スノーシューを準備していましたが、硬く締まった雪が新雪の下にあり装着無しで行くことができました。
 歩行開始から4時間ほど掛かり石沼到着。沼は氷雪で覆われまだ真っ白な状態でした。下山は中沼経由で3時間ほど掛かりました。中沼もまだまだ氷と雪に覆われた状態です。
 今年の雪解けは里の方は例年よりも早いようですが、焼石方面の山は例年と変わらず残雪は多い状況です。銀明水避難小屋は利用できますが、銀明水は積雪が多くいまだだ出ていないという情報です。

R397のようす

R397のようす

つぶ沼登山道入り口

金山沢

石沼目指して

漸く石沼到着

ウサギの食痕

中沼より横岳方向

山繭「天蚕」

秋の石沼

秋の中沼

万寿山(花巻市)=3月23日10:30~

花情報!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 この所の好天に恵まれ開花が進んだものと思い、本日入山するも、生憎の寒の戻りによる低温と小雪が舞う状態となった。開花した花の多くは花弁を閉じ綿帽子を被った出で立ちとなった。花達には気の毒だが、綿帽子姿も可愛い!ミスミソウのこの様な姿は初めて観る!ショウジョウバカマ、イワウチワ、ツルシキミ、シュンラン等は葉陰から蕾を出し始めていた。マンサクやセリバオーレンは満開の状態を示していた。ハンノキは雌花も咲き出していた。途中、何を間違えたのか、道脇地上に、モリアオガエルが眠そうな目をして出ていた。本日は十数名の方々と挨拶を交わしました。

寒の戻りに花弁閉じるミスミソウ!

寒さ耐え忍ぶ開花ミスミソウ!

ショウジョウバカマ只今開花準備中!

小雪を覆ったミスミソウ達花弁閉じる!

誰かに冬眠を邪魔されたようで寝むそう!

綿帽子姿のセリバオーレン!

満開に咲くマンサクの花!

ハンノキ○印雌花⇦は雄花開花!

鷲ヶ森山(西和賀町)=3月19日9:20

残雪の鷲ヶ森

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 風もなくとても穏やかな日です!
 恒例の残雪の鷲ヶ森トレッキングですが、温暖化の影響を考えて、幾分早い時期に入山いたしました。
 ゴンドラを降りて、横岳からの360度の展望が素晴らしいです!和賀岳の山塊、岩手山、早池峰山、五葉山、室根山、経塚山、天竺山、等々展望出来ました。
 天候は陽射しが幾分くすんでますが、丁度良い日焼けとなりましょう!
 直ぐそこに見える鷲ヶ森、多くの起伏を乗り越えていきます。今年も、西風による雪庇が大きく成長していました。
 これらの雪庇帯は自然の構造物で感激です!山頂直下の所で残念にも雪庇に阻まれ進行出来ませんでした!
 入山時期が幾晩早かったと反省しています。美しい残雪の山並みを見られ、感激して帰路に着きました!

本日の目標鷲ヶ森です!

☆印で断念…!

丸子峠付近(帰路)

至る所に綺麗で大きな雪庇帯があります!

多くの起伏あるコースです!

金駒から経塚山への尾根

早池峰山眺望

焼石岳周辺(奥州市)=3月17日

積雪いまだ2~3メートル

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 国道397号より中沼林道をスノーシュー装着で入りました。雪面は新雪が少々積もっていましたが、硬く締まっていてあまりもぐりませんでした。積雪はいまだ2~3メートルあります。
 途中爆音が聞こえ十数台のスノーモービルが登って来ました。前日もモービルが入山した形跡がありましたが今日はハンパない数でした。国定公園内には遭難者救助などの緊急時などを除き「遊山」には入山していただきたくないものです。
 入山規制できないものでしょうか? と数十年来考えておりますが…。同じ栗駒国定公園の栗駒山は乗り入れ禁止となっています。
 中沼駐車場は積雪2メートルくらい。天候が変わればまだまだ冬の模様になります。入山予定の方は十分お気をつけください。

ヤマハンノキの雌花、雄花、実

クマのものと思われる足跡

ミズバショウが咲いていました

例年雪崩が発生する場所

ここから先は国定公園ですがモービルは爆音を響かせ入山していきました

ツタウルシの実

万寿山(花巻市)=3月16日13:30

春の息吹!(2)

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 風もなくとても穏やかな日です!
 午後は早春の花、雪割草と言われています、「ミスミソウ」、例年15日前後に訪れています。
 今年は残雪量が少なく、期待して入りました。5人の方々と挨拶を交わしました。セリバオーレンの開花が観られてますが、開花した株数はほんのわずかでした。ミスミソウの見ごろは今後の気温等の影響もあるかと思いますが、1週間後位となりそうです。色物は更に遅れるかと思います。いずれ、昨年の同時期と比較して、雪解けが早かったこともあり、開花数は多いものの、つぼみや芽出しのものが多く観られました。さらに開花が進むこれからが楽しみですね!

例年残雪量が多く観られる場所

ミスミソウ1

ミスミソウ2

ミスミソウ3

数少ないセリバオーレンの開花

カタクリもようやく動き出しています!

展勝地(国見山・珊瑚岳コース)(北上市)=3月16日9:30

春の息吹!(1)

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 風もなくとても穏やかな日です!
 冬期間に落ちた体力をリフレッシュすべくこのコースを歩いています。セリバオーレン、マンサク、フクジュソウなどの開花を観ることができ楽しみの一つです。また、トウホクサンショウウオの卵も観られました。
 多くのカラ類も忙しそうに動き回っています。早くも巣づくりを始めたエナガが羽根を集めていました。巣づくりも仕上げ段階となっているようです。陽気のせいか、ハヤブサが木の上で寝ていました。前の日からキーコキー、キキココキーととてもきれいな声が聞こえてきてます。イカルのさえずりです!嘴いっぱいに新芽を食べた跡が残っている行儀の悪い子もいました。

セリバオーレン開花!

早くもトウホクサンショウウオの卵

フクジュソウが満開です!

お昼寝中のハヤブサくん

巣づくりに励むエナガ

美しいさえずりのイカル(5羽)

駒ケ岳(通称:金駒)(金ケ崎町)=3月9日9:30~、10日7:00~

早春の金駒!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 9日は9時半、10日は7時出発。標高520m付近まで除雪済み。ただ駐車スペースは殆どないです。
 積雪の状態は早い時間帯であれば、締まっていてつぼ足可能です。(10日は終始つぼ足でした。)
 早春の陽射しをいっぱいに受け、汗して山頂まで概ね2時間!山頂からは雪をいっぱいに抱いた焼石連峰や栗駒山も一望出来ました!
 北部は雲に隠れていましたが、午後になって雲間から早池峰等の山並みも窺われました。
 標高の低い登山道脇には、先駆けてマンサクやバッコヤナギの花が観られました。
 また、ゴジュウカラ・ヤマガラ、アオゲラ等々、小鳥達の囀り(繁殖期に出す雄の美しい鳴き声)が早春のブナ林に響いていました。
 残雪のブナ林にて、身体いっぱいに春を感じながら楽しむことが出来ました!

金駒山頂から経塚山(栗駒国定公園)方向を望む

夏油(牛形、白っこ森、鷲ケ森)の山並み

山頂 駒ケ岳奥の宮

うがい清水駐車場 案内板

早春の花・先ず咲く「マンサク」!

ウルトラマン家族春の出番です!

鎌倉森(雫石町)=3月6日9:40

天候に恵まれました!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 春霞の中、時間と共に陽射しが強く感じられるようになってきました。
 冬季限定の山、鎌倉森、雪面に残る多くの人達の足跡、それを横切る、キツネやカモシカの足跡を確認しながら、耳を澄ませば、カラ類が懸命の囀り、遠くでキツツキのドラミング、チリチリと細い声の連雀の鳴き声もありました。雪面は引き締まっており初めからアイゼンを着けて望みました。山頂からは、この様な展望は初めてと言う位、素晴らしい眺めを観ることが出来ました。

鎌倉森山頂から望む岩手山

早春の岩手山

登山者の足跡残る雪庇帯

岩手山頂大接近

三ツ石山大接近

秋田駒ヶ岳眺望

焼石岳周辺(奥州市)=2月19日

動物たちの痕跡も

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 曇り空でしたが風もなく比較的穏やかな朝でしたので久しぶりに中沼林道より入山してみました。新雪が多くありスノーシュー装着でトップはラッセル状態でした。中沼駐車場へは回らず、手前から中沼へショートカットする雪上を進み、登山開始から4時間ほどかかり中沼へ到着。中沼は全面真っ白な雪で覆われ、沼中央付近から焼石連峰の横岳稜線が眺められました。
 薄曇りなのではっきりしないのが残念でしたが、風もなく中沼ベンチで小休止した後下山しました。雪上にはカモシカ、ウサギ、キツネ、リス等の動物の足跡や木の芽を捕食した跡などが観察できました。面白い形をした「雪まくり」もたくさんありました。

リスの歩いた跡

カモシカの食痕

「アンモナイト」のような雪まくり

ブナの実殻

中沼より横岳方面

中沼尻から眺望する天竺山と経塚山

早池峰山(花巻市)=1月14日13:10

早池峰山の樹氷

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 1月14日に早池峰山へ樹氷を観に行ってきました。綺麗な樹氷に出来上がっていました。

飛翔しているクマタカ(13:10撮影)

綺麗な樹氷(13:17撮影)

七滝(八幡平市)=1月6日

氷瀑徐々に

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 岩手山ろくの七滝の氷結具合の観察に行ってみました。例年なら2月半ばに行っていましたが、本年は正月登山ということで決行しました。積雪は30~40センチほどありました。先行者の踏み跡がありスノーシューなしでも行くことができました。目的の氷瀑(ひょうばく)はいまだ完全氷結には至らず、半分くらいが氷結し、水量が大変多いようでした。滝つぼまでは足元が危険なので行けませんでした。

1月6日撮影

1月6日撮影