岩手県は四季折々、豊かな自然に触れ合えるアウトドアレジャーの宝庫です。本コーナー「Today’s I  Nature」は岩手山、早池峰山、八幡平をはじめとする本県を代表する山々、三陸海岸の「みちのく潮風トレイル」コースなど、県内各地のトレッキングコース上の最新画像を随時紹介。各地の「今」をいち早くキャッチ、見るだけでも楽しめるトレッキングガイドとして発信します。

(随時掲載)

早池峰山(花巻市)=7月9日

花を見に、大勢の登山客

報告 北上山歩き会 本舘伸也


 天気予報は曇り、早池峰山の山頂も雲の中でしたが、一合目あたりで日が差し、登るにつれて空が明るくなりました。同じ時刻に入山した5人の方々は函館市からフェリーで青森港に着き、宮古市の宿に泊まって登山口に向かったと言います。
 「ハヤチネウスユキソウを見たくて来ました」とリーダーの男性が語りました。
 登山者名簿に記載する際、ざっと見た感じでは京都、名古屋、川崎、千葉、埼玉など県外の登山客が多くいました。
 登山道からはミヤマオダマキ、ナンブトラノオ、ホソバノツメクサなど色とりどりの花がたくさん。五合目ではハクサンフウロが咲いていました。山頂近くの「御田植場」では、コイワカガミが花盛り。
 函館市の一行は「北海道のアポイ山そっくりの植生。まさに蛇紋岩植物ですねえ」「山道も山頂もきれいで、とてもいい山ですね」と、早池峰山の魅力に感激していました。
 山頂からは岩手山、焼石連峰、栗駒山、遠く鳥海山も見えました。

一合目から山頂を仰ぐ

山頂から岩手山が見えました

ハヤチネウスユキソウと薬師岳

ハヤチネウスユキソウ

ナンブトラノオ

チシマフウロ

焼石岳(奥州市)=7月7日7:00~

群落減少、されど花種増加中!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 天候は良いとは言えないながら多くの登山者が訪れていました!

 第1ステージの群をなしていた花々は徐々に姿を消しつつ、新たな花達に動きが観られてきました。

 強風に煽られ多くの登山者は早々に下山されていきましたが、その割にはかなりの登山者が足を運ばれ、私のカウントでは100人を越えていました。特に、東成瀬側から山形県新庄市からの35人の団体さん等がありました。

 姥石平ではほぼ綠の草原となっていますが、その中でミヤマカラマツ、ムカゴトラノオ、ギョウジャニンニク、ワタスゲ等の白色が目立ってきています。

 登山道上では78種類の花々を確認いたしました。新たに確認されました花は、ミヤマカラマツ、イボタノキ、クモキリソウ、ショウキラン、ヒロハテンナンショウ、ハクサンフウロ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンオオバコ、オオレイジンソウ、ミヤマリンドウ、イワオトギリ、オニアザミ、等々が観られました。

 ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、チングルマ、コケモモ、ハクサンチドリ、ミズバショウ、ヒオウギアヤメ、ウラジロヨウラク、ヒナザクラ、リュウキンカ等々はまだまだ観られます。標高差や融雪の関係から色んな場所で、花の開花を時季の差として楽しめます!

 色んな目的で山を楽しまれることは素晴らしいことと思いますが、登山道脇に高山植物が無造作に成長しています。貴重な植物たちがいることも考慮して欲しいのです!本日も開花を楽しみにしていました「キヌガサソウ」が踏み倒されていました。無念です!

自然が創り出した非幾何学的模様に感動!

三界山を背景にミヤマキンポウゲの群生!

チングルマまだまだ観られます!

チングルマ開花後は綿毛これまた良し!

コケモモ美しい姿で魅せてくれます!

ショウキランが咲き出していました!

ハクサンフウロも咲き出す!

焼石岳で私が初めて確認いたしましたヒロハテンナンショウです!

ハクサンイチゲの珍種を見つけました!

無残に踏み倒されたキヌガサソウ!

早池峰山(花巻市)=7月5日

登山道は花道!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 霧雨から小雨、そして1合目辺りでいったん青空が。その後、濃霧に包まれたりと目まぐるしく天候が変動する日でした。

 小学生の親子登山。6年生は山頂まで、5年生は5合目までと元気な姿を見せていた児童たち。

 また、県外からの10~20人のシニアグループが数団体入っていました。

 樹林帯の中の花は一休みしているようですが、1合目を過ぎると標高が上がるごとに花の数が増えていきます。3合目付近から山頂までの登山道脇は花畑のようです!

 見頃を迎えている、ハヤチネウスユキソウやミヤマオダマキ、ミヤマオダマキ、ナンブトラノオ、チシマフウロなどがそれぞれバランス良く彩りを添えています!

 お田植え場付近からの木道脇では、ミヤマカラマツや大きな塊を見せているイワカガミが目を引きます。

 そのほか、全行程を通して、オオレイジンソウやベニバナイチヤクソウ、イワウメ、ウラジロヨウラク、コケモモ、チングルマ、ミヤマシオガマ、ナンブイヌナズナ、アオノツガザクラ、ハクサンシャクナゲなど約35種類の花を見ることができました。

 今後開花すると思われるタカネウスユキソウやミヤマアケボノソウ、サマニヨモギなどのつぼみも確認でき、次回の楽しみが増えました!

小学生の親子登山、めげずに頑張っていた親子

賑わいを見せている山頂付近

下山する県外ツアーの登山者たち

早池峰のお花畑

6種類の花が寄り添っています

ハヤチネウスユキソウ、ナンブトラノオ、ミヤマオダマキ納まりました

お田植え場付近で群れて咲くイワカガミ

イソツツジがきれいでした

山頂付近の岩場に咲くイワウメ(超望遠で撮影)

霧の山頂付近の岩場でミソサザイがさえずっていました

焼石岳(奥州市)=7月7日

珍しいツツジとの出合い

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 数年前焼石山麓の植生調査の時に偶然目にした「ツツジ」の仲間と思われる白い小さな花。調べた結果「バイカツツジ」と判明。岩手では少ないようです。その後、毎年今の時期に観察に出かけていましたが、昨年は林道途中に倒木があり行くことができませんでしたので、本日の観察行となりました。

 少し花の咲く時期には遅れ気味でしたが、それでも数本の花を咲かせているものを見つけることができました。「観察できた場所は不明としておきます」。希少な花なので…

 梅の花に似ていることから名前が付いたようです。梅の花より小さくみえました。

焼石岳(奥州市)=7月5日

つぶ沼分岐点までの残雪なくなる

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 曇り空と濃霧にさえぎられて中沼からの眺望などが望めませんでしたが、登山道脇ではヒオウギアヤメ、ハクサンチドリ、リュウキンカ、ミズバショウ、オオバミゾホウズキ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、イワイチョウ、ミツガシワ等々がたくさん観察できます。

 中沼駐車場までは林道が少々壊れていますが通行可能です。登山道は大きな崩落も無く、つぶ沼分岐点までは残雪なくなりました。分岐の雪壁はまだ頑張っていますが、お助けロープとステップで登れます。銀明水から先の雪渓は少なくなりました。「スプーンカット状態」となり氷になっています。

 大雪渓木道の先から50歩程ステップをO氏にお手伝いいただき切りましたが、かなり滑りますので下山時は特に気をつけましょう。
 姥石付近のお花畑は小休止のようです。ハクサンフウロ等が咲き始めるようです。

ジガバチソウ

ヒオウギアヤメ

ウワミズザクラ

オオバミゾホウズキ

ミヤマタチツボスミレ

つぶ沼分岐点

シナノキンバイ

キヌガサソウ「葉の数だけ花びらが付くようです」

スプーンカット状の雪渓

大雪渓「木道の先から50歩程ステップ切りました」

ヤグルマソウ「小さな真っ白い花が綺麗でした」

焼石岳(奥州市)=7月3日8:30~

高山植物盗採防止パトロールに参加して!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 本日は令和元年高山植物盗採防止岩手・秋田合同パトロールに参加して来ました。
 梅雨の時季の一時の晴れ間ということもあり、痺れを切らした多くの登山者で賑わっていました。
 岩手側では、登山道脇のギンランの盗採、刈り払いの結果登山者の踏み跡による道の確認、規制ロープを越えての多数の踏み跡などが確認されました。
 植物の生存に対する脅威には、自然遷移、登山者の踏みつけ(踏み荒らし)、盗掘などが上げられています。自己中心的な発想になりがちですが、後世のためにも戒めていきたいものです!今、観られています高山植物が何時の世までも観ることが出来ますよう願っています!
 本日観られました花は新たに、エゾアジサイ、ジガバチソウ、クモキリソウ、アクシバ、ウサギギク、シナノキンバイ、ヒオウギアヤメ、モミジカラマツ、マルバシモツケ等が加わり、シラネアオイ、ハクサンチドリ、リュウキンカ、ウラジロヨウラク、ツバメオモト、サンカヨウ、ミツガシワ、イワイチョウ、ハクサンイチゲ、ヒナザクラ、ムシトリスミレ、ミヤマキンポウゲ、ベニバナイチゴ、アカモノ、ミヤマダイコンソウ、ヤグルマソウ、ミヤマカラマツ、オオバミゾホウズキ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、イワカガミ、オノエラン、リョウブ等々、55種の花々を確認することが出来ました!
 姥石平では夏の花へと切替わりの時季になっていますが、登山道脇など、多くの花々に迎えられることと思います!
 また、モリアオガエルの卵やニホンカワトンボの姿も観られるようになってきました。
 野鳥では、ホトトギス、キビタキ、ウソ、シジュウカラ、コルリ、ミソサザイ、ビンズイ等々の囀りや姿も確認することが出来ました。

多くの登山者で賑わう山頂付近!

山頂での合同報告会

久しぶりに眺められた中沼からの横岳の山並み!

山頂より焼石沼を俯瞰する!

登山道上に咲くヒナザクラ!

白花ウラジロヨウラク間もなく開花です!

いよいよ咲き出しましたヒオウギアヤメ!

新たに開花が観られたウサギギクです!

マルバシモツケ新たに仲間入り!

今年もカワトンボが姿を見せました!

秋田駒ケ岳(雫石町、秋田県仙北市)=7月2日7:00~

濃霧と強風の中!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 国見温泉口より入山です。本日の山の天気予報は「C」判定!
 強風を予想しながらも、暫くは樹林帯もあり、行ける所まで行って見て、現地で判断しようと入山しました。
 駐車場には、ニッコウキスゲがあちこちで見られました。
 登り口からすぐに、ウラジロヨウラク、シラタマノキ、ゴゼンタチバナ、イワハゼ、ミヤマハンショウヅル、ベニバナイチヤクソウ、コケモモ、コメバツガザクラ、オオイワカガミ、タカネアオヤギソウ、タカネスミレ、ハクサンチドリ、オニアザミ、その他、花苔の1種コアカミゴケ(硫黄苔:別名:モンローリップ)の赤い唇状の子器が目立ってきていました。
 野鳥ではコルリ、ウグイス、クロジの囀りを確認出来ました。
 今回は、ムーミン谷、大焼け砂分岐点で強風と視界の悪さで諦めて帰路に着きました。
 心残りは、チングルマの群落等々観たい花々ありました。またの機会にします!
 帰路、多くの登山者に出会えましたが、今後の天候の回復が見られることを願いながら下山して行きました。

アカモノが道なりにかなりの数で魅せてくれました!

シラタマノキの花がありました!

ベニバナイチヤクソウ紅白で並んで咲いていました!

ムーミン谷・大焼け砂分岐点で濃霧と強風により撤退!

1日花のニッコウキスゲが綺麗に咲いていました!

可愛らしいコケモモが咲いていました!

花苔の子器が赤く見られるようになってきました!

ゴゼンタチバナの見事な群れです!

旅の蝶アサギマダラの大好きなヨツバヒヨドリです!

ノウゴウイチゴ実が付いていました!

岩手山(八幡平市、滝沢市、雫石町)=7月1日8:30

荒天の中、山開き

報告 報道部・石森明洋


 正午に予定されていた山頂での山頂交歓(ピッケル交換など)は荒天のため中止です。
 8合目では霧も濃く、風も強いです。
 8合目には臨時診療所を開設中です。

8:30現在の岩手山8合目避難小屋

8合目避難小屋からは下は何も見えません

8合目避難小屋で臨時診療所開設中です

8合目避難小屋では限定の令和元年手拭いも販売中です。600円です。

岩手山(八幡平市、滝沢市、雫石町)=6月27日6:00~

「コマクサ」等適期迎える!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 コマクサの開花に期待を寄せて行ってみました。

 本日の予報は午後から崩れると言うことなので、早めの入山としました。

 キビタキ、ホトトギス、アオバト、キジバト、イカル、コルリ、ウグイス、ビンズイ等の囀りを聴きながら、そして道脇の花などを愛でながらノンビリ歩いて行きました。

 登山道脇には、イワヒゲ、コメバツガザクラ、チシマゼキショウ、コマクサ、タカネスミレ、ウコンウツギ、ツバメオモト、シラネアオイ、ミヤマカラマツ、イワブクロ、ウメガサソウ、タカネアオヤギソウ、ササバギンラン、コケイラン、ベニバナイチヤクソウ、サワダツ、ヒロハテンナンショウ、ミヤマハンショウヅル、ハクサンチドリ、ミドリユキザサ、ムシトリスミレ、ツリバナ、ジガバチソウ、ナルコユリ等々20数種の花を確認することが出来ました!(順不同)

 コマクサは、丁度適期と言えるほど、見頃を迎え素晴らしいお花畑を見せていました。

 特に、ヒロハテンナンショウは初めて観る花で、調べて名前を知ることが出来ました。

 帰路は登山口近くにおいて予報通り、小雨がポツポツ降り始めてきました。

コマクサの子孫繁栄に一役の花蜂!

美しい色合いのコマクサになっています!

遠くの梢で囀るビンズイです!

懸命に囀っていましたホトトギス!

実生は派手ですが花は控え目なツリバナです!

初めて会ったヒロハテンナンショウです!

アラゲヒョウタンボク既に実生を!

遠くの岩陰でひっそりと咲くイワヒゲ!

ウコンウツギ漸く逢えました!

清純な姿のツバメオモト人気があります!

駒ケ岳(金ケ崎町、北上市)=6月27日

金ケ崎町から夏油温泉へ縦走

報告 北上山歩き会 本舘伸也


 北上市黒沢尻西地区交流センター主催の登山会が開かれ、19名が参加しました。金ケ崎町側の登山口から入山。美しいブナ林の中を進み上賽ノ河原へ。駒ケ岳の全景を見ることができました。
 山頂で休憩した後、北上市和賀町の夏油温泉を目指し下山。急斜面を注意深く進みました。金ケ崎町側とはまったく異なる夏油ルートの険しさ。湿地も多くありましたが、木道がきちんと整備されていました。
 登山口から休憩を含めて5時間15分、夏油温泉に到着。途中、雨の中の下山でした。この日のもう一つの楽しみは温泉。参加者は源泉に入りながら縦走の感激を語りました。

駒ケ岳の山頂を仰ぐ(上賽ノ河原)

経塚山と残雪の焼石連峰(山頂)

牛形山と白子森、鷲ケ森山の連山(山頂)

下山の夏油ルート、険しい山道が続く

下山途中、ギンランに出合い歓声が上がった

焼石岳(奥州市)=6月26日

「蝶」の雪形、新たに発見!

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 平日でしたが午前7時には、中沼駐車場は数十台の車でいっぱいでした。他県ナンバーが多くありました。

 中沼登山口から入山。木道の下を流れている小沢の流れにイワナが見られました。つぶ沼分岐点までは登山道には残雪なくなりました。ミズバショウ、リュウキンカ、カラマツソウ、シラネアオイ、ミツバオウレンなどが観察できます。分岐点の雪壁は3~4メートルほどあり、登り下りが大変なので雪壁にステップを作り、お助けロープの補助で何とか通行できます。中沼コースとつぶ沼コースにも13段ほどのステップを作りました。ロープも移設し登りやすくなっています。ご利用ください。銀明水から先は雪渓がまだ多く残っており、氷の状態の部分もあります。滑りやすく特に下山時に危険なので、数十メートルにわたってステップを切っておきましたので歩行しやすいでしょう。

 5月末頃から横岳に見られる残雪のハートの形をした雪形の隣に、「蝶」のように見える雪形ができていました。東焼石、姥石方面の花はそろそろ終盤です。それでも雪の消えた跡にはチングルマ、イワハゼ、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、ヒナザクラ、オノエラン等が観察できるようになります。7月~8月も夏花、秋花が楽しめるようになります。少々お待ちください。

中沼からの眺望

ハート形と蝶に見える残雪

カラマツソウ

ミツガシワ

タヌキラン

コミヤマカタバミ

シラネアオイ「十字花」

つぶ沼コース作業中

ウラジロナナカマド咲いていました

大雪渓の様子

タケシマランの花

焼石岳(奥州市)=6月24日5:00~

「花の第一ステージ」終盤!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 前日の集中豪雨による影響、林道や登山道の状態、花の情報を得るため、中沼登山口から入ってみました。

 林道は幾分削られた場所も観られますが大きな損傷は観られません。登山道は登山口に近い所で登山靴が隠れそうな泥濘が出来ている所がありました。増水のためかミズバショウなどが倒されている場所も見受けられました。

 花の第一ステージ(ハクサンイチゲを中心とする花の競演)はほぼ終焉となっていました。第二ステージ(夏期の花の競演)へ移行が感じられてきました。

 しかし、ハクサンイチゲやヒナザクラ等はまだまだ数多く観られています。また、残雪部の融雪により、春早く咲く花々も数多く観ることが出来ます。

 これからは、標高の差、残雪部の融雪状態により多様な花を観賞出来るものと楽しみにしています。

 一部において、立入り規制ロープ内への侵入が観られていました。若しかして、豪雨による影響で迂回路に利用されたのかも知れません。細心のご注意をお願いします!

 今日は濃霧後雨模様、20人余の登山者は愛媛、岡山、神戸、大宮等の県外の方々が殆どでした。「また来たい!」と活動的な姿で次の山行地へと移動されていきました。

姥石平のハクサンイチゲ濃霧の中盛りを見せています!

姥石平周辺ハクサンイチゲ終盤を迎えています!

辺りは終盤でもココでは盛りのシラネアオイ!

融雪後の所にサンカヨウが今を盛りとして開花です!

いよいよお出ましのオノエラン待ってました!

次期の花ミヤマカラマツが姿を見せてきました!

ハクサンイチゲ最後まで美しくありたいと……!

終盤のチングルマ赤い模様でデコレーション!

シジュウカラの巣立ち雛1m内に可愛らしい姿を!

道脇にやや色変わりのハクサンイチゲが観られました!

金明水直登「経塚山」(奥州市)=6月21日6:30~

チシマフウロ咲く!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 中沼登山口より、金明水直登コースから経塚山への道程を歩いてみました。

 難題は、尿前本沢の渡渉でこの時期は往路と帰路では水位が変化しますので、要注意です。今回は帰路では50~60cm迄に水位が上がっていました。

 天竺沢では雪橋がまだ残っています。崩落したもの崩落寸前のもの等観られました。水面までの落差が大きいので踏み抜けると大変です。注意して渡りましょう!

 花の進行具合は沢沿いは積雪の関係もあり遅れ気味、稜線は及び南面は早めに進行していました。

 コケイラン、ギンラン、ツバメオモト、ウラジロヨウラク、シラネアオイ、ウゴツクバネウツギ、ミドリユキザサ、カタクリ、ショウジョウバカマ、コバノツガザクラ、ベニサラサドウダン、ギョウギャニンニク、ノビネチドリ、ハクサンチドリ、チシマフウロ、キヌガサソウ、オクヤマガラシ、スズラン、サンカヨウ等々40数種類の花々に出会えました。

 野鳥では、サンコウチョウやアカショウビンの個性的な囀りを本年初めて耳にすることが出来ました。

チシマフウロ咲き乱れ!

チシマフウロ咲く道!

往路雪橋崩落し気温差によりガス発生する!

帰路ガス発生し幻想的な雰囲気に感激!

アカモノ見頃を迎えていました!

いつ見ても気品高くあるキヌガサソウ!

イワカガミ多様な色彩に感激!

イワハゼ&ゴゼンタチバナ揃って咲いてました!

謙虚な姿スズランに感激です!

早々と一株のハクサンシャクナゲ咲く!

焼石岳(奥州市)=6月18日7:30~

ミヤマキンポウゲは?

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 登山道や花情報を得るために入山してみました。
 登山道上の積雪は一部あるのみで殆どなくなっていました。3箇所ある渡渉点は今回は難なく渡ることが出来ました。
 駐車場には既に9台駐車がありました。宮城、水戸、群馬、秋田、熊谷等々でした。
 暑からず寒からずの登山日和です!
 期待の焼石沼、ミヤマキンポウゲの開花は今始まったばかりで、ノウゴウイチゴも咲き始めでした。
 斑入りミヤマスミレ、ヒロハユキザサ、ミドリユキザサ、ムラサキヤシオ、ムシカリ、タムシバ、イワカガミ、ハクサンチドリ、ツバメオモト、アズマシロカネソウ、キヌガサソウ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマオダマキ、ミヤマハタザオ、ナベクラザゼンソウ等々35種類余りの花と出会えました!
 また、新緑眩しい中で、カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、ジュウイチとカッコウの仲間が次々歌い出しました。久しぶりに聴くクロツグミやクロジの囀り、メボソムシクイ、ヤブサメ、キビタキの囀りも堪能出来ました。さらに、帰路において、目前にマミジロやヤマドリが出ていて、特にヤマドリは子連れでこちらはカメラに収めることが出来、親鳥が子を守るための擬傷行為を採る必死な姿に、人間社会を風刺するものを感じました。

焼石沼を俯瞰する!

長命水溜め枡新たに流れ出ています!

タムシバ、花一輪を残していました!

チドリ飛ぶ姿に見えないかな……?

アズマシロカネソウ開花!

やはり気品がありますキヌガサソウ!

ミヤマキンポウゲ咲く道!

増える雪解の水に咲くリュウキンカ!

あれっ!……?

正体はヤマドリの親子(幼鳥5羽)でした!親鳥はこの後、子を守る行動を取りました(擬傷行為)。

焼石岳、横岳(奥州市)=6月18日

「ハート沼」姿現す

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 曇り空で肌寒い日でしたが、平日にもかかわらず多くの登山者でにぎわいました。大阪や関東方面からの方々がおいででした。
 姥石平の花畑は終盤になりましたが、ハクサンイチゲ、ミヤマシオガマ、ユキワリコザクラ、ムシトリスミレ、チングルマ等々がまだまだ頑張っており、観察できます。
 本日は横岳まで足を延ばしてみました。眺めは曇り空で残念でしたが、まずまずでした。泉水沼のハート形が見られるようになりました。この沼は、だいぶ以前から高校山岳部の間では「ハート沼」の愛称で親しまれていました。

横岳のハート形はまだ見られました

ウラジロヨウラク咲き始め

ミズバショウこれからです

焼石岳

東焼石岳方向

泉水沼のハート形

薬師岳(花巻市、遠野市)=6月18日

オサバグサを見に

報告者 北上山歩き会 本舘伸也


 この日のスタートは早池峰山。6月2日に登ってから約2週間。どんな花が咲いているのだろう。
 カメラを持って5合目まで登りました。その後下山して、対峙する薬師岳に向かいました。
 狙いはオサバグサ。登山口からしばらくすると、ポツポツと現れ、しだいに山道の両脇に次々、咲いています。樹林がハイマツ帯に変わるまで、「花の道」がずっと続きました。清々しい花。ことしも、あらためてそう思いました。

 鶏頭山から早池峰山、そして薬師岳山頂

薬師岳全景(早池峰山から)

薬師岳といえばオサバグサ、梅雨空に似合う白い花

山頂近くの岩場、イワウメが満開

薬師岳山頂から遠野盆地を遠望する

早池峰山の巨大なスケールがわかる

チングルマとミヤマシオガマ(早池峰山)

ウスユキソウかな?(早池峰山)

ナンブトラノオ(早池峰山)

経塚山=6月14日(金)

梅雨の晴れ間に!

日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 梅雨の晴れ間を縫って、恒例となった経塚山頂へ! 期待の花は・・・!
 夏油川徒渉が心配な所ですが、地元山岳会の方でしょうか。両岸に登山靴での渡渉者のために肥料袋が準備されていました。幸い私達は長靴のため必要はありませんでした。
 大小残雪部は4カ所ありましたが、山頂直下の大雪渓と湿地帯へ入る雪庇が一部凍って滑りますので要注意です!
 山頂直下の大雪渓に入る直前でガスが入り込み、期待の雄大な焼石連峰が視界から消えていきました。
 視界が遮られましたが、多くの花に出迎えられ、ひたすら感謝の気持ちでいっぱいでした!
 ホウチャクソウ、ヤマツツジ、ドウダンツツジ、ムラサキヤシオ、ギンラン、オオイワカガミ、ツバメオモト、カタクリ、サンカヨウ、ヒメイチゲ、ハクサンチドリ、ミヤマダイコンソウ、キバナノコマノツメ、コミヤマカタバミ、ウラジロヨウラク、ミヤマカラマツ、ミヤマシオガマ、イワウメ、ミヤマダイコンソウ、ユキワリコザクラ、チシマフウロ、ホソバイワベンケイなど約30種類の花に出合えました!
 また、途中でヤマガラやヒガラの可愛らしい巣立ち雛にも会うことが出来ました!

この先に雪を抱いた雄大な焼石連峰が・・・

 

チシマフウロ。今年も出合うことができました

山頂直下の大雪渓。だいぶ減少しましたが固くなっていました

大雪渓部。たちまちガスに覆われました

オオイワカガミ。何とか間に合いました

ユキワリコザクラにも出合えました

イワウメを何とか見ることができました

稜線にはハクサンチドリが咲き始めています

クロサンショウウオの卵も見ることができました

ヤマガラの巣立ち雛。珍しそうに見ていました

焼石岳(奥州市)=6月13日7時~

「花の競演・第1ステージ」峠越え!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 植物にとってはこの時期の雨は「雨露の恵み」として嬉しいことでしょうが、登山者にとっては青空こそ喜びとなりましょう!
 中沼登山口、本日の天候「A判定」7時すでに30数台の車が駐車されていました。
 姥石平に近づくに従いガスが流入し視界が遮られてしまいました。多くの登山者の方々は花の背景が失われて失望するも、時間の経過と共に視界が開けて、一斉にお好みの絶景にレンズを向けていました。
 今年の花の競演はハクサンイチゲを中心にミヤマシオガマ、ユキワリコザクラ、チングルマ、イワカガミに勢いが観られました。例年黄色のミヤマキンバイが彩りを添えていましたが、今年は多くのキンバイはピークを過ぎていました。
 姥石平から少し場所を移動しますと、ヒナザクラ、ミヤマダイコンソウ、イワウメ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、ハクサンチドリ、フデリンドウ等々が観られました。
 登山道上でも、わずかずつ変化が観られてきました。
 サンカヨウ、ツバメオモト、ウゴツクバネウツギ、シラネアオイ、ミツガシワ、ヒロハユキザサ、ギンラン、ウラジロヨウラク、オオバミゾホウズキ、ミヤマカラマツソウ、オクヤマガラシ等々、50種類余の花が観られるようになりました。

姥石平:花の競演です!

姥石平東面:花の大絨毯!

東焼石:花の競演!

東焼石のお花畑!

チングルマ、ミヤマシオガマ、ミヤマキンバイ稜線に咲く!

時折岩魚の波紋が広がる山並み映す中沼

オオバミゾホオズキが咲き始めました!

ヒナウスユキソウ今年は1輪ようこそ!

焼石岳(奥州市)=6月14日

今、この瞬間の花へ

報告 北上山歩き会 本舘伸也


 中沼登山口に着いたのは午前6時半ごろ。
 既に30台ぐらいの車が駐車していました。
 県内はもとより、千葉、福島、宮城、秋田、山形など県外ナンバーが多い。焼石岳をめざす方々集まっています。
 晴天のもと、花々が輝いています。
 カメラを手にした若い方々が多かったですね。今、この一瞬をとらえたい。花をじっと見つめている姿に何度も出会いました。とってもいい。
 皆さんにエールをおくります。そして、焼石岳は特別な山だと思いました。

栗駒山から月山、鳥海山、手前に焼石連峰

東焼石岳の花が斜面にずっと続きます

雪渓

鳥海山

栗駒山

ハクサンイチゲと焼石岳

東焼石岳の花

焼石岳(奥州市)=6月13日

姥石平、花の最盛期

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 平日にもかかわらずたくさんの登山者が入山していました。姥石平の花は今が最盛期です。10日はあいにくの天気でしたが、13日は快晴微風で最高の登山日和となり、一面に咲き誇り、白いじゅうたんを敷き詰めたようなハクサンイチゲやその中で一際目立つ赤系のミヤマシオガマ、チングルマ、ユキワリコザクラ等々が競い合っているようでした。その他登山道沿いでもたくさんの花を観察できます。

 焼石の花は4~5日が見ごろです。週末は天気良くないようですが、十分に備えて登山を楽しみましょう。中沼林道、登山道とも問題ありませんが、事故の無いように…。

横岳に見られたハート雪形

ツルシキミの花が満開

つぶ沼分岐の雪壁を登る

お花畑を目指して大雪渓登攀

焼石岳を背景に泉水沼付近

イワウメ咲いていました

赤と白い花の競演「ハクサンイチゲ ミヤマシオガマ」

焼石岳背景に広がる花畑

中沼がキラキラ光り、きれいでした

焼石岳(奥州市)=6月10日7時半~

「花絨毯・第1ステージ」ピーク迎える!!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 姥石平のハクサンイチゲを含む花の競演(花の大絨毯)の出来具合を楽しみに入山しました。生憎の天候となり、山頂方向は全く姿を見せません。中沼駐車場、概ね20台余りが駐車しています。
 遠方よりカッコウ、ジュウイチ、ツツドリ、コルリ、ウグイス、ホトトギス、メボソムシクイのさえずりが聞こえてきます。
 登山道脇の花々にも変化が現れてきています。
ハクサンチドリ、イワカガミ、ナベクラザゼンソウ、ツリバナ、ギンラン、ミツガシワ、ムシトリスミレ、ミヤマシオガマ、チングルマ、ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウ、ユキワリコザクラ、ヒナザクラ、イワウメ、カラマツソウ、ツマトリソウ等々43種類もの花を確認することが出来ました。
姥石平はハクサンイチゲ等々の花の競演が始まっています。天気さえ良ければ、これらの花の大ステージを存分に望めることでしょう!
 尚、途中には幾つかの雪渓を乗り越えなければなりません!天候悪化の場合を想定して道標を設定していますので、注意して越えてください!
 また、写真を撮りたいがために登山道を離れ、高山植物を踏込んだり、盗掘等々戒め、後世にこの素晴らしい自然公園を残していきたいと願っています!

チングルマとハクサンイチゲの乱舞!

姥石平の第1ステージピークを迎えています!

生憎の空模様、姥石平の花絨毯!

濃霧の中、花の競演ピーク!

登山道脇スノーブリッジが出来中に水芭蕉が……!

生憎の濃霧、姥石平の花の競演です!

イワウメも僅かに開花してきました!

カワイイ姿を現したコイワカガミ!

ナベクラザゼンソウ水辺で佇んでいます!

ムシトリスミレ美しい彩りを魅せています!

焼石岳(奥州市)=6月10日

足下の花々にご注意を

報告 いわて自然公園特派員 菅原壮


 天候はよくなかったのですが、中沼登山口より入山。残雪は銀明水までの間はほとんどなくなっていますが、つぶ沼との分岐地点は大きな壁になっています。銀明水からその先の大雪渓はいまだたくさんの残雪です。あいにくの濃霧で視界は悪かったのですが、鉄筋の標識を頼りにコースを見失わないよう登れます。
 姥石平のお花畑はちょうど見ごろとなってきています。真っ白なハクサンイチゲの咲き広がった中に、ミヤマシオガマの赤系統の花が一際目立つようになってきました。ユキワリコザクラもいまだ観察できます。残念ながら霧雨と強風であまり良く見られませんでしたが、天気が良ければ山上のお花畑を堪能できます。20日頃までは楽しめそうでした。
 一つ残念なことは折角花の観察を楽しみに来ているはずの一部の登山者の方たちはあまり足下に気を配らないのか、写真撮影のためかどうか、花を踏みつけて歩いている状況が多く見受けられました。気をつけたいものです。

踏みつけられたミズバショウ

ツリバナ

ミツバオウレン

ハクサンイチゲとミヤマシオガマ

ミヤマシオガマ

ユキワリコザクラ

ユキワリコザクラ「白系」

ミヤマダイコンソウ

焼石連峰・牛形山(北上市)=6月9日7時半~

花盛りでした!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 夏油三山山開きの神事を終えて牛形山を目指して出発いたしました。
 和賀町山岳会先発隊は、例年と違った雪の付き方がある山頂直下の急峻部にロープとステップを刻むため早々に出発いたしました。
本隊の先頭及び最後尾はやはり和賀町山岳会の方々で守って頂きました。
 ブナの新緑、適度な蒸散により空気が美味い!そのようなブナ林の中に多くの動植物が恩恵を受けています。今回私が数えただけでも32種類もの花とセアカツノカメムシやエゾハルゼミなどの昆虫に会うことが出来ました。また、アオバト、ツツドリ、ジュウイチ、エゾムシクイ等10種類の野鳥の囀りを耳にすることが出来ました。
 特に、花にはカタクリ、シラネアオイ、リョウブ、オオイワカガミ、サンカヨウ、ノウゴウイチゴ、アカモノ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、ツクバネウツギ、ガクウラジロヨウラク、ハクサンチドリ等々たくさん観られ、皆さんで楽しまれました!
 下山後は夏油温泉に入り、素晴らしい光景を思い出しながら、汗ばんだ身体を癒して帰路に着きました。

最後の急峻部を登る本日の登山者達!

新録のブナ林での初休憩です!

夏油縦走コースの白っこ森~鷲ヶ森方面です!

山頂でのお祝いとゴミ持ち帰り宣言!

ウラジロヨウラク

オオイワカガミ何年振りでしょう?

お久しぶりの白花ガクウラジロヨウラクです!

実も赤いが、花柄やガク片も赤いアカモノ!

ノウゴウイチゴ一杯花つけていましたね!

「神秘なこころ」ウワズミザクラの花言葉です!

牛形山(北上市)=6月9日

夏油三山の山開き

報告 北上山歩き会 本舘伸也


 登山口の夏油温泉で山開きの神事を行った後、山道へ。ブナの新緑のなか、チゴユリ、イワカガミ、シラネアオイなどたくさんの花々が咲いており、参加者がカメラを向けていました。
 山道は急峻なガレ場があり、また沢水も流れてさすが夏油の山だ、と思わせる難コース。
 8合目から先、残雪の壁がはだかります。和賀町山岳会の方々がステップを造りロープを張っていましたので、なんとか登ることができました。
 登山口からちょうど3時間、山頂に到着。
 山頂では目の前に残雪の焼石連峰、その少し東寄りに経塚山と駒ヶ岳、遠くに岩手山、早池峰山そして西に鳥海山を遠望することができました。
 山頂では参加者(約50人)が髙橋敏彦市長の発声で乾杯! 声高らかに山開きを祝いました。

焼石連峰が目前に広がる、雄大だ

目の前にどっしりと経塚山、その左手に駒ヶ岳、牛形山とともに夏油三山

残雪の斜面を下山する

斜面のステップは和賀町山岳会の方々が整備した

リュウキンカとミズバショウ(八合目付近)

山開き神事では髙橋敏彦市長が安全宣言、そして参加者とともに頂上を目指した

焼石岳(奥州市)=6月6日

雪壁に「お助けロープ」を新たに設置

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 天候はあまりよくありませんでしたが、中沼登山口より入山。中沼までは登山道には残雪1カ所だけ。中沼~つぶ沼分岐点までと銀明水までは沢筋に数カ所に残雪があり、踏み抜き要注意です。分岐地点にはつぶ沼コース、中沼コースともに雪壁が3~4メートルになっています。雪壁にステップが切られてありました。「お助けロープ」を設置しましたので登下山にご利用ください。大雪渓の鉄筋標識は融雪で抜け倒れなどしていましたので再打ち込み、銀明水避難小屋トイレは取水できていませんでした。取水口の土砂を取り除き流れるようになりました。バケツを用意していますので、水をくんで水洗タンクに水がない時は利用してください。
 姥石平の花状況ですが、間もなくミヤマシオガマ、ハクサンイチゲなどが咲きそろい見ごろとなりそうです。昨日は強風、濃霧でよく観察できる状況ではありませんでしたが、同行者の情報によると、登山道沿いではたくさんの花が観察できます。ズダヤクシュ、ツルシキミ、ミズバショウ、リュウキンカ、ミツバオウレン等々。コバイケイソウは今年は花をあまり咲かせないようです。上沼で1株だけつぼみをつけていました。
 焼石はこれから花の競演が観察できる季節です。写真撮影のためでしょうか、花を踏みつけたような跡が見受けられます。十分気をつけて楽しみましょう。

コケイラン

沢筋の登山道

登山道沿いミズバショウ芽出し

分岐地点の雪壁

分岐地点の雪壁

コバイケイソウ

横岳の残雪がハート形に見えました。

カモメラン

ズダヤクシュ

早池峰山(花巻市、遠野市、宮古市)=6月4日10:00~

花数が増してきました!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 天気も良く色んな花の開花が楽しみで行くことにいたしました。駐車スペースの問題で、早朝入山者の方達が帰られた後を狙って遅めの入山としました。
 1日に入山した際に観察されましたミツバオウレン、コミヤマカタバミ、チングルマ、チシマアマナ、クロミノウグイスカグラ、ナンブイヌナズナ、ヒメシャクナゲ、オサバグサ、ウラシマツツジ等々の花の他、新たに観察されました花は、ミヤマタネツケバナ、タチカメバソウ、イワウメ、ミヤマアズマギク、ミヤマシオガマ、ハクサンチドリ、ミヤマハンショウヅル、ヘビノボラズ等々の花が確認されました。
 今後、更に地域を広げながら美しい花々の展開が楽しみですね!

高山の花チングルマは青空が似合います!

紺碧の空の中で楽しまれて帰路に着いた愛好者!

イワウメが咲き出し間もなく群生するでしょう!

厳しい環境で慎ましく咲いていましたコメバツガザクラ!

何輪か観られるようになりましたハクサンチドリです!

可愛らしい花タチカメバソウも観られるようになりました!

今年お初のミヤマシオガマ待っていました!

新たに観察されましたミヤマタネツケバナです!

ひっそりと佇んでいましたヒメシャクナゲです!

焼石岳(奥州市)=6月2日・3日7:00~

山開きです!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 2日、青葉風爽やかな中、焼石連峰の山開きがつぶ沼広場で行われました。
 安全祈願などの神事の外、ピッケル交換やテープカットのお祝いをしてオープンとなり、シーズンを待ちわびた100人余りの登山者が山頂目指して、残雪の新緑の中へと歩んでいきました。
 2日はつぶ沼コースを3日は中沼登山口から入山。
 新緑の中、カッコー、ツツドリ、コルリ、クロツグミ、エゾムシクイ等々の美しい囀りをBGMとして道端の花々を愛でながら山頂目指していきました。
 山麓ではツクバネウツギ、ムシカリ、スミレサイシン、コケイラン、ミツバオウレン等が、標高が上がりますと、ウゴツクバネウツギ、リュウキンカ、水芭蕉、ムラサキヤシオ、チングルマ、ハクサンイチゲ、ユキワリコザクラ、ヒナザクラ、ミヤマキンバイ等々が見頃を迎えています。これらの花々の共演は来週辺りかと思われます。現在ミヤマシオガマが幾分出遅れているように感じました。
 夏道と残雪部分で道に迷われている方が見受けられます。ピンクテープが取り付けられていますが、高所にありますテープは春山コース等々で取り付けられたものが多くありますので、低めのテープを意識して安全な登山をお楽しみください!

安全祈願等神事が行われています。

隣接する秋田県とのピッケル交換です!

紺碧の空へ向かうような錯覚の大雪渓の登りです!

石沼を俯瞰する!天竺・経塚山遠望!

中沼いよいよリュウキンカの出番です!

高山植物の代表格のチングルマです!

ニホンアカガエル恋の季節を迎えています!

早池峰山(花巻市、遠野市、宮古市)=6月2日

天空を感じる崇高な山

報告 北上山たびの会 本舘伸也


 遠く早池峰山を眺めると、残雪も見えなくなり、山へと誘われます。
 この季節、北上市では、朝日が早池峰山の背後から昇ってきます。
 神々しい朝日、日いづる山へ。
 登り始め、山は雲の中でしたが、次第に視界がよくなりました。日曜日ということで登山者が多く、山サークルの大学生も次々登ってきました。
 鈴木清明さんのレポートのとおり、ヒメコザクラ、チングルマ、ミヤマキンバイなど数多くの花々が岩場に咲いています。岩峰を仰ぎ岩の道を行く。
 山頂に着くと雲海が見えました。視界は全方位。
 早池峰神社奥宮に合掌します。

剣ヶ峰方向から薬師岳へ

早池峰山全景

山頂を仰ぐ

山頂間近の残雪

花々が咲く山道(ミヤマキンバイ)

早池峰山(花巻市、遠野市、宮古市)=6月1日

花の季節を迎えています

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 
 日中は天気が回復するという予報を頼りに行ってみました。
 河原の坊コースは入山禁止です。小田越えには駐車場がありません。
 路上脇のハクサンチドリの咲く所へ止めている方がいました。
 小田越えをしばらく下ったところで窓を開けると、コマドリの甲高い囀り、登山口に入るとミツバオーレンやコミヤマカタバミ、オサバグサがお出迎えしてくれました。
 一合目手前と山頂直下の東斜面に残雪がありました。誘導標に沿って行きましょう!
 思っていたより多くの開花を観ることが出来ました。
 クロミノウグイスカグラやヒメコザクラ、チングルマ、チシマアマナ、ウラシマツツジ、コメバツガザクラ、ヒメシャクナゲ、ナンブイヌナズナ、タカネザクラ、ウスバスミレ、ミヤマキンバイ、ミヤマスミレなどの花を確認することができました。
 花の季節を迎え楽しみです!
 1日の天候は時折青空が覗いたりもありましたが、ガスがかかり風もあり寒さを感じる1日となりました。午後からは小雨とともに雷もあり、多くの登山者は雨具を身に付け急いで下山していました。

午前11時30分、山頂を目指してどんどん訪れる登山客

ウラシマツツジの開花です

ガスが切れ開かれた視界に感嘆の声が上がりました

ひっそりとオサバグサがたたずんでいました

湿原の花ヒメシャクナゲの花

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