岩手県は四季折々、豊かな自然に触れ合えるアウトドアレジャーの宝庫です。本コーナー「Today’s I  Nature」は岩手山、早池峰山、八幡平をはじめとする本県を代表する山々、三陸海岸の「みちのく潮風トレイル」コースなど、県内各地のトレッキングコース上の最新画像を随時紹介。各地の「今」をいち早くキャッチ、見るだけでも楽しめるトレッキングガイドとして発信します。

(随時掲載)

焼石岳(奥州市)=5月20日

咲き誇るユキツバキ

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


天候はあまりよくありませんでしたが、つぶ沼登山口より入山。登り始めて間もなく登山道両脇のブナ林の中、真っ赤なユキツバキの花が咲き誇っていました。岩手県の天然記念物に指定されていますが、今年ほど多くの花を咲かせていたのを見たことがありません。

西和賀の白木峠のユキツバキの観察に神奈川から来た方とお話ししたことがありましたが、焼石のユキツバキは白木峠に勝るとも劣らないほど見事な群生が見られます。登山口から金山沢手前付近まで今花を咲かせています。

その他の花々も観察できます。エンレイソウ「白花」、斑入りミヤマスミレ、ツクバネソウ、スミレサイシン、ホウチャクソウ、イワウチワ、ムラサキヤシオ、タムシバ、オオカメノキ、イヌガヤの花「胞子」も観察できました。

登山道は金山沢付近まで雪が消え、現れていますが、石沼手前200メートルほどは残雪に覆われています。石沼を過ぎるとまた銀明水までは2~3メートルほどの残雪。硬く締まっているので軽アイゼンなど有れば登りやすいでしょう。石沼のリング状の残雪はなくなっていました。

エンレイソウ「シロバナ」

斑入りミヤマスミレ

ユキツバキ群生

ユキツバキ

金山沢渡渉地点

石沼ブルー

石沼ブルー

焼石連峰(奥州市)=5月17日・18日・19日8:00~

春の訪れ!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


19日(日)に中沼駐車場まで乗り入れが可能となりました。

17日は中沼コースを姥石平方面へ、18日はつぶ沼コース、19日は中沼コースを山頂方面へと歩いてきました。

残雪の状態は融雪が日増しに進行して標高を上げています。17日中沼登山口は行って直ぐ夏道は見えませんでしたが、19日はすっかり夏道が現れていました。

上沼上方辺りから積雪量が増え夏道が見えませんので、帰路においては道標の目安となりますリボンなどを確認しながら歩んで下さい。銀明水は滾々と流出し、喉を潤し、一服して山頂方面へ望んで下さい。大雪渓部は雪道不慣れな方は補助具を装着した方が安全でしょう。

つぶ沼コース上では、県の天然記念物の雪椿が花数も多く見頃を迎えています。その他フデリンドウ、タムシバ、ムラサキヤシオ、イワウチワ、スミレサイシン、オオカメノキ等々の花が観られました。

中沼コース上では、ミズバショウ、サンカヨウ、キクザキイチゲ、リュウキンカ、アラゲヒョウタンボク、シラネアオイ、ミヤマスミレ、ヒメイチゲ、コミヤマカタバミ、コチャルメルソウ等々が観られました。

姥石平周辺ではミヤマキンバイがチラホラと観られハクサンイチゲは早いもので蕾が確認出来る程度です。開花までは暫しの時間が必要となりましょう。

一方、ブナの新緑の中、夏鳥達の囀りも賑やかさをましてきています。オオルリ、キビタキ、ツツドリ、ジュウイチ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、メボソムシクイ、サンショウクイ、イカル、ウソ、ヒガラ、ヤマガラ等々の姿や鳴き声を耳にすることが出来ました。

19日雪渓を歩く熊さん親子を確認いたしました。雪解け水とミズバショウの姿が春の訪れとして印象に残りました。

中沼から山頂方向を仰望する

上沼から山頂方向を望む!

雪解けの石沼を俯瞰する!

新録のブナ林、雪椿咲く!

新緑に彩りを添えるムラサキヤシオツツジ!

サンカヨウも咲き出しています!

雪渓部で熊さん親子を確認する!

斑入りのミヤマスミレ咲く!

石上山(遠野市)=5月19日

遠野物語の一峰

報告 北上山たびの会 本舘伸也


 遠野には、女神の三人娘が早池峰山、六角牛山、石上(神)山の三山をそれぞれ選び、山に住んだという伝説があり、柳田国男の遠野物語におさめられています。
 その一山、石上山。登山口から40分、馬留に着く。
 沢水が流れ「水垢離くみ場」の標柱が建っています。
 登山者はここで身体を清め、山頂に向かったのでしょう。
 もともと修験者の山。入山から1時間半過ぎ、鉄ハシゴと鎖場の険しい岩場が続きます。
 そして山頂。ふもとに綾織の集落と水田、対座する高清水山、そして遠く六角牛山が雲に隠れながらかすかに見えました。
 鎖場を下山中、男性3人が登ってきました。一人が「スリリングな山ですね」と話していました。

山頂から右下に綾織の集落、対座する高清水山、そして遠く六角山が見える

険しい岩場が続く

清水が流れる不動岩は静寂そのもの

岩清水とニリンソウ

焼石岳(奥州市)=5月16日

織り成す青の対比

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 中沼登山口より入山してみました。中沼駐車場までは車は入れませんので、途中から登山口までは徒歩となります。登山口付近は夏道が少し出ていますが、銀明水まではいまだ残雪が多い状況です。その先はさらに大変な残雪の量です。雪渓歩行は軽アイゼンが必要と思われます。大雪渓を過ぎると一部夏道が現れています。姥石平には残雪がほとんどありません。
 花はようやくミヤマキンバイ、ヒメイチゲが咲き始めた程度です。中沼、上沼のミズバショウ、リュウキンカ、ショウジョウバカマ、アラゲヒョウタンボク、ミヤマスミレ等の花が観察できます。

中沼登山口

アラゲヒョウタンボク

中沼からの眺望

上沼ミズバショウ

大雪渓登はん

焼石岳と泉水沼

ヒメイチゲ

銀明水避難小屋俯瞰

中沼のミズバショウとリュウキンカ

国見山(北上市)=5月11日10:00

山野草真っ盛り

報告 デジタル戦略部 八重樫卓也


 北上市のがん患者会びわの会恒例の里山散策会に同行しました。天候は快晴。絶好のトレッキング日和となりました。散策路沿いには、フデリンドウ、キバナイカリソウ、ラショウモンカズラ、チゴユリなどが一斉に開花。可憐な花が咲き乱れ、あちこちから歓声が上がりました。亀の子岩展望台からは、北上市内が一望でき、焼石岳など奥羽の山並みも遠望できました。

亀の子岩展望台からは北上市内を一望

今が盛りのフデリンドウ

キバナイカリソウ

ウラシマソウ

駒ヶ岳=5月10日8:40~

新緑と雪のコントラスト

報告 北上山歩き会 本舘伸也


 金ケ崎町側の「うがい清水」から登りました。ブナの新緑が広がっています。新しい山の気をいっぱい吸う。心地のよい山道です。ショウジョウバカマが咲いていました。しだいにカタクリが見えました。小さいけれど、しっかり咲いています。下賽ノ河原の手前から風景は一変します。残雪の回廊、そんな真っ白い尾根が続きます。昨年に比べると積雪があるように見えました。山頂に立つと、目の前に経塚山、牛形山がどっしり。遠く栗駒山も見えます。後続の男性3人が山頂に着き、会話しました。宮城県の方々で初めて登ったと言います。3人は「いい山ですね」と感激していました。

新緑の透明感がたまらないブナ林

上賽ノ河原(996m)から見える駒ヶ岳

山頂へ、雪の斜面を登る

山頂の駒形神社奥宮が見えた

経塚山の山容、威厳を感じます

左から牛形山、白子森山、鷲ヶ森山

帰路、西日に浮かぶ駒ヶ岳(右)と経塚山

片羽山(雄岳)(釜石市)=5月7日8:40~

全方位の山頂

報告 北上山歩き会 本舘伸也


 北上山歩き会の5月例会(片羽山登山)を前に3人で下見をしました。
 遠野市から大槌街道に入って笛吹峠を過ぎ、世界遺産の橋野鉄鉱山も過ぎて、登山口に到着。鳥居をくぐり、しばらく歩くと、ダケカンバが林立していました。日差しを浴びて光り輝く樹肌が神々しい。ブナの古木がダケカンバの隣にすっと立っていたり、なんとも不思議な光景です。山頂は全方位でした。大槌湾に向かってお社があり、目前に雌岳、そして六角牛山、残雪の早池峰山、その奥にはうっすら岩手山も見えました。遠野物語、山と海の接点に出逢った一日でした。

ダケカンバが光り輝く

片羽山は雄岳と雌岳の双耳峰。目前の雌岳

西に六角牛山がどっしり。やっぱり牛の背中

残雪の早池峰山、山々の上にきわ立つ

大槌湾が遠くに見えた。海からの片羽山はどんな姿をしているのだろう。

大荒沢岳(西和賀町)=5月4日8:30~

美しい展望!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 天気は快晴無風の雲一つない登山日和。無理せず行けるところまで行こうと出発しました。毎年、連休明けに夏道のない積雪期限定の羽後朝日へ出掛けていました。
 駐車場には、既に何台かの車がありました。まずは大荒沢を目指して出発です!
 貝沢牧野を過ぎると直ぐキツい登りが始まりますが、ここにはイワウチワが道端を飾ってくれとても癒されます!標高を上げると、例年見事なカタクリロードと化している場所がありますが、今年はまだつぼみの状態です。沢尻岳へ出ますと一気に展望が開けて360度の山並みが素晴らしいです。
 特にも雪を抱いた奥羽山脈は空の青さとのコントラストで思わず息を呑む程です!
 沢尻岳から大荒沢岳へは二つの急峻な登りがあり滑落の危険性もあります。我々はここでアイゼンを装着しました。
 大荒沢岳からは岩手山、秋田駒、森吉山、和賀岳山塊、鳥海山、早池峰山等々が眺望出来ました。
 ブナ林の中ではオオルリ、キビタキ、ゴジュウカラ、アオゲラ、エゾムシクイ、ヒガラ等のさえずり、山麓ではミズバショウ、エゾエンゴサク、キクザキイチゲなどの花々が迎えてくれました。

美しい山並みです!秋田駒(左)岩手山(右)

和賀岳山塊(中央奥が和賀岳)

沢尻岳から大荒沢岳(☆)へ向かう!矢印が羽後朝日です

鳥海山遠望

イワウチワロードを気遣いながら歩く!

カタクリとエゾエンゴサクが咲く山麓

ミズバショウが見頃を迎えていました!

美しい鳴き声と姿で迎えてくれたキビタキ君!

経塚山(奥州市)=5月2日6:30~

残雪期限定の道!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 天気の登山係数は「C」、天気予報では強風(20数m)の予報が出ていました。無理せず行けるところまで行こうと出発しました。金駒山頂直下でアイゼンを着けました。そこまでは壺足で充分行くことが出来ました。時折突風が来るものの、まだ大丈夫と、経塚山へと稜線を進みました。残雪期限定のこの稜線、積雪は例年になく多く大きな雪庇が幾つも連なっていました。
 経塚山直下の大雪渓まで来た辺りから飛ばされるような風に見舞われ初め、山頂は風当たりの激しい場所なので、その事を想定して、本日はこの場所で断念し、帰路へ着きました。金駒へ着いた時には轟音と共に身体が揺さぶられ、立っていられない位になってきました。
 帰路は風が強いためか、余り小鳥達の鳴き声も聞こえなかったが、往路では、キビタキ、ゴジュウカラ、アオゲラ、ヤマガラ、センダイムシクイ、ヒガラ等々の囀りを耳にすることが出来ました。ショウジョウバカマ、カタクリ、マンサク、タムシバ、の花を確認することが出来ました。まだ蕾のものが多かったように感じました。
 ブナ林の美しい新緑も間もなく見られることでしょう!

これから向かうはあの経塚山です!

金駒からの展望!矢印が経塚山、☆は本日の到達点!

金駒への最後の登りです!

山頂への登り口:強風のためここで断念

経塚側より金駒

行きは上を帰りはここをトラバース

まだまばらなカタクリです!

出迎えたキビタキ君!

焼石岳(奥州市)=5月4日

鮮やか、石沼ブルー

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 本日はつぶ沼登山口から入山し、その後、石沼リングの様子観察に行ってきました。つぶ沼コースは登山道が金山沢手前300メートルくらいまで現れています。その先は1~3メートルほどの残雪で覆われ、つぼ足でOKですが、下山時は踏み抜き要注意です。
 石沼の融雪は進んでいましたが、いまだリング状に見られました。急斜面を沼面まで下りて観察できます。水面のブルーが大変きれいでした。
つぼみだったイワナシが咲き始めでした。イワウチワ、セリバオウレン、ショウジョウバカマ、タムシバも真っ白な花を咲かせています。標高の低い場所のブナの新緑はまぶしいくらいでした。

巨木の新緑 ブナ

イワナシ

イワウチワ

セリバオウレン

石沼ふかん

石沼ドラゴンの瞳??

物見山(奥州市、住田町)=5月2日

許しがたい行為

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 この春3回目となる花の観察行。4月27日にはつぼみだった白花のカタクリが開花しているだろうと期待して向かいましたが、なんと!!1株は盗掘され、もう1株は花の根元からちぎられてなくなっていました。辛うじて隣に生育していたもう1本は花を咲かせていましたが、なんとも残念でなりませんでした。釜石からお出での3人パーティーは、友人から先日白花カタクリの写真を送信され、その花を見たくて来ましたということでしたが、大変残念がっておりました。花を愛でるたくさんの方々の気持ちを踏みにじるような行為と自然破壊は許しがたいことと思います。

つぼみ(4月27日)

つぼみ(4月27日)

盗掘の跡(5月2日)

1輪だけ咲いていました(5月2日)

花をちぎった跡(5月2日)

焼石岳(奥州市)=4月29日

平成最後の焼石登山

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 30日から天候が悪くなりそうなので平成最後となるだろう焼石岳へ中沼登山口より入山してみました。中沼林道は蜂谷までしか車の乗り入れできませんでした。除雪は全くされていませんので、この連休に入山予定の方は中沼駐車場までは1時間ほどの歩きとなります。残雪は多い所で2メートルくらいあります。駐車場も9割方残雪です。
 中沼もほとんど雪と氷に覆われており、まだ歩けました。銀明水の湧き水はダケカンバの根元から利用できます。今日もスノーモービルが2台、銀明水まで入山してきました。困ったものです。
 銀明水から大雪渓を登り、何とか焼石岳の見られる地点まで行ってみました。残雪は昨年より多いようです。一昨日に積もったと思われる新雪が30センチくらいありました。早朝予定の方はアイゼンが必要のようでした。また、下山時は雪の質が緩むのでスノーシューなどを用意された方がいいでしょう。

中沼尻林道入り口

中沼駐車場

上沼より

新雪にできた「シュカブラ」

焼石岳

下山途中のパーティー

焼石岳(奥州市)=4月24日

春の花々ようやくお目見え

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 24日に焼石ホットライン「奥州市市道」が一関市祭畤(まつるべ)まで開通しましたので、花の観察に行ってみました。例年より雪が多く残っていて、開花は少々遅れ気味のようです。それでも道路脇にはミズバショウ、キクザキイチゲ、カタクリなどが咲き始めていました。目的のイワナシの花はいまだつぼみがやっと開き加減でした。他の場所では標高1000メートルほどの所に生育しているようですが、焼石山麓では400~500メートルほどのところに咲いています。

イワナシ

ショウジョウバカマ

イワウチワ

県の天然記念物指定ユキツバキ

カタクリ

キクザキイチゲ

焼石岳(奥州市)=4月21日

石沼ドーナツ

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 スノーシューを装着せず、つぶ沼コースより入山。つぼ足歩行でしたが、比較的残雪が硬めで深く、足を取られずに進めました。コース取りは金山沢を詰めて石沼手前で夏道と思われる付近に出ました。登山口付近から残雪があり、ところによっては2、3メートルありました。登山道はほとんど露出しておりません。天候が悪いときは迷うことになるかもしれません。十分気をつけましょう。
 何とか石沼までたどり着き「石沼ドーナツ(?)」現象を観察できました。天気もよく微風。きれいなリング状の石沼でした。
 正午頃に下山を開始。途中登ってきた山ガールが1人いましたが、他に登山者はありませんでした。金山沢手前付近でイワウチワが1輪咲いていましたが、イワナシはいまだつぼみでした。登るときはありませんでしたが、下山途中熊さんの足跡がありました。冬眠から覚めたようで、はいかいしているようなのでお気をつけください。

つぶ沼登山口

大森清水付近のミズバショウ

金山沢

石沼俯瞰

石沼ドーナツ

熊さんの足跡?

銀明水へ向かう登山者

羽山~羽黒山縦走(北上市和賀町)=4月17日

イワウチワが咲いています

報告 北上山歩き会 本舘伸也


 北上山歩き会のトレッキングを一週間後に控え、縦走コースの下見に行きました。
 羽山の登山口は雪が積もっており、花はまだ早いかな?と思いながら登って行くと、日当たりのよい斜面にイワウチワが咲いており、しだいに群落に出会えました。
 山頂付近から羽黒山に向かう東斜面はまだ積雪がありましたが、次第に雪がなくなり、早春の風景に一変。冬と春とを同時に感じられる縦走コース。休憩時間を入れて4時間30分ぐらいの行程です。

羽山の山頂付近に現れた雪庇

山頂はブナの根開きが見えた

真っ白なイワウチワ。花はつぼみも多く、これからが本番

国見山(北上市)=4月16日

カタクリが見頃です!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 天気も良く国見山・珊瑚岳コースの雑木林をトレッキングに行ってきました。
 この所の陽気に誘われ、北上川沿いの桜の木は色付きを見せてきています。
 春の花には、「スプリング・エフェメラル」と呼ばれるカタクリ、キクザキイチゲ、ニリンソウ、スミレ、アズマイチゲなどの春植物があります。
 春のこの時期に静かに姿を現し、花を咲かせた後は 静かに姿を消して行く。
 痕跡も殆ど残さず、気付けば新緑の季節へと移り変わっているのです。
 その様な春の妖精達は、ほぼ満開の状態です。日陰(残雪部)の所は幾分遅れそうです。
 本日はコース上で、上記春植物の他、キブシやサンシュウの花、キバナノアマナ、ミズバショウ、エンレイソウ、シュンラン等を観ることが出来ました。
 その他、ヒメギフチョウ、ヒオドシチョウ、ルリタテハなどの蝶も飛び交っていました。
 国見山展望台からは雪を抱いた岩手山、焼石連峰、栗駒山が遠望されました。
 多くの方々が春の花をカメラに収めながら小走りに進む季節の一時を楽しまれていました。

カタクリとスミレが咲く雑木林!

道脇に咲くカタクリ群!

アズマイチゲもほぼ満開です!

キクザキイチゲ色彩が多様です!

夏油の山並み(牛形・鷲ヶ森)が綺麗です!

雪を抱いて白く見える焼石連峰!

カタクリに止まらないヒメギフチョウ!

ヒオドシチョウもあちこちで観られます。

キバナノアマナも咲いていました!

ニリンソウ二つ目の花は時期をずらして咲きます!

焼石岳(奥州市)=4月14日7:30~

眩しい山容!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 12日、平七橋ゲートまで通行可能になりました国道397号、本日は快晴無風の登山日和、春山(平七沼)コースから入山してみました。
 残雪は昨年より多いようで、さらに、湿った雪で難儀しました。スキーなど多くの人の軌跡があり、コース取りは無難に済ませることが出来ました。
 銀明水周辺は新雪が観られ真っ白で綺麗な雪面でしたが、800m台は黄砂の影響か汚れた雪面が観られました。
 栗駒山の遠望や横岳・獅子ガ鼻周辺の美しい山容がとても印象的でした。

焼石連峰の山並み

栗駒山遠望(R397号より)

平七沼の咲き始めた水芭蕉群

昼近くになって雲が出始めた横岳の美しい山並み

銀明水避難小屋の佇まい

獅子ガ鼻の美しい山容

天竺山、(奥に牛形山)、経塚山遠望

焼石岳(奥州市)=4月14日

昨年より残雪多く

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 国道397号が平七橋ゲートまで通行可になりましたので早速春山コース「平七沼経由」より入山してきました。残雪は昨年より多いようです。3日ばかり前に降雪があり、新雪が銀明水付近で30センチほどありました。スノーシュー装着で何とか銀明水避難小屋まで4~5時間ばかりかかり、行くことができました。
 登山者は昨日からの入山者が二十数人あったようでした。下山途中、春山合宿していた高校生に出会いました。春山コースは立ち木に1~99番の番号札が銀明水まで付いていますが、欠番が多くあまりあてにはできません。初めての入山予定の方はコースを熟知した方と入山してください。本日もつぶ沼コースから入山したのにもかかわらず、春山コースを下山した登山者がいました。残雪が多いので今月末頃までは春山コースの入山ができそうでした。

コースNO.5付近

平七沼ミズバショウ咲き始め

コースNO.43付近

下山途中の高校生

銀明水手前のコースNO.98

銀明水はいまだ水が使用できません

雪庇からの大きなブロック雪崩

鶏頭山「七折れの滝」(花巻市)=4月12日10:30~

春を楽しむ!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 今回は嫁ケ淵コースから入山し、七折れの滝まで行ってきました。
 朝方のさらりした積雪の中、動物の足跡を楽しみながら歩きました。足跡の多くは本州鹿です。
 しかし、あちこちで樹皮や笹葉の食害が見られ、事態が深刻な状態におかれていることを知りました。
 久しぶりに観る七折れの滝です。途中にも多くの小滝が点在しています。
 ミソサザイやアカゲラ、ゴジュウカラ、ヤマガラなどのさえずりも耳にすることができます。
 持参した小型のデジタルカメラでは無理と承知の上で、証拠写真を撮ってみました。また、登山口周辺では、アオゲラがえさ探し、コガラは巣穴作りに夢中でした。
 林道では、ヒオドシチョウやクジャクチョウなどの姿、ネコノメソウやアラゲヒョウタンボクの花芽も確認することができ、春の季節を楽しむことがができました。

早春の雪融け落ちる七折れの滝

雪解け水が流れ落ちる小滝

早春の雪解け水がはじけ飛ぶ(3月30日撮影)

飛沫氷の造形(3月30日撮影)

痛ましいシカによる食害

ネコノメソウのつぼみ

早春を感じさせてくれたクジャクチョウ

暖かさに誘われ出て来たカモシカ(3月30日撮影)

目前に現れたアオゲラ

万寿山(花巻市)=4月9日10:30~

ミスミソウ見ごろです!

報告 日本自然保護協会 自然観察指導員 鈴木清明


 3月23日、このまま花の見頃を迎えるのかと思っていました。しかし、寒さが戻り、しかも積雪まであったりして、足踏み状態が続いていました北限の花、ミスミソウ!
 天気を見て、来てみました。色とりどりの色彩で開花していました。セリバオーレンを含めて素晴らしい花見となりました!蕾も多く見られましたので暫く見られることと思います。
 ショウジョウバカマやイワウチワ、シュンラン、ナニワズは咲き初めです。これから見頃を迎えることでしょう。六郎山の方は来週辺り見ごろとなりましょう。

ミスミソウ白系

ミスミソウ白系 (2)

ミスミソウ白系 (3)

ミスミソウ赤系

ミスミソウ赤系 (2)

ミスミソウ赤系 (3)

セリバオーレン

イワウチワ咲き始めました!

ナニワズ

焼石山麓(奥州市)=4月6日

春の陽気に誘われて

報告 いわて自然公園特派員 菅原 壮


 焼石山麓の花情報お送りいたします。雪解けがいまだあまり進んでいません。胆沢ダム湖畔の花はあまり咲いていませんでしたが、お目当てのミスミソウ、イワウチワ等々は咲き始めか、つぼみが見られました。
 当日は前日の強風がうそのように穏やかな晴天になり、焼石連峰が美しく見られました。

焼石連峰

バッコヤナギ

セリバオウレン

イワウチワ

ミスミソウ

フキノトウ

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