魅力あふれる岩手「スタッフもファンに」/福田萌さんインタビュー(前編)

タレントとしてテレビや雑誌で活躍し、夫婦での子育てや自然体の日常をつづったブログが同世代の共感を集める滝沢市出身の福田萌さん。芸能界という舞台で仕事と育児の両立に奮闘しながら「ふるさと滝沢、岩手を盛り上げたい」という気持ちを強く持っているという福田さんに、東京赤坂から「東北の魅力発信」を目指す人気飲食店「東北バル Tregion(トレジオン)」にてインタビュー。福田さんが感じている岩手の魅力や日ごろのライフスタイルを伺いました。


-今日は下のお子さんも(現場に)一緒ですね

1歳になりました。4歳の長女は幼稚園。本当は保育園を探しているのですが、待機児童が多くてなかなか入れなくて。

-時間のやりくりが大変ですね

今はスタッフや周囲の理解があり助かっています。(岩手の実家にいる)私の母も仕事をしているのでサポートを頼むのも難しくて。長女が産まれて1年くらいは本当に大変でした。

夫婦で協力し合っての子育て

-ご主人(お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦さん)もお笑い業界では珍しく仕事と休みのバランスに気を配りたいとメディアでも発言されるなど、「共働き夫婦」として理想的な子育てをされている印象です

夫も最初は「男は外で働いて稼いで来ることが奥さんにとって一番良いこと」と考えるタイプでした。でも私からしたら、東京で他に頼る相手もいなくて子どもと2人きりだったので、早く家に帰って来て家事や育児を分かち合ってほしかった。最初は考え方が逆だったんです。

-そのギャップをどうやって解消したのでしょう

育児に協力的なお友達の家に一緒に行ったり、SNSで話題の記事を見せたりして、少しずつ理解してもらいました。今は彼も情報を発信する立場ですし、もともと研究熱心な面があるので(笑)、子育てで感じたことをいろいろアウトプットできているようです。

-福田さんご自身はどんな環境で育ったのですか

うちも母が働いていたので、甘えたい時に甘えられない寂しさもありました。でも今振り返ると、母が働いている背中を見せてくれたことで、一人の人間として社会と関わる大切さを教わりました。私も母のように、常に自分が社会に対して何ができるか考えながら生きていきたいです。

人の温かさ、食べ物の美味しさ

-東京で暮らす福田さんが今感じている岩手の魅力は

やっぱり人の温かさ。離れていると特に感じます。岩手の人って経済人というよりは、美徳や哲学をもっている政治家タイプが多い気がします。去年、西武の菊池雄星投手(盛岡市出身)とプライベートで話す機会があったのですが「お世話になった方に恩返しをしたい」ということをずっと仰っていて、岩手人らしいなって。

-そんな奥ゆかしい県民性が影響しているのか情報発信やアピールがまだまだ控えめと言われますよね。福田さんおすすめの場所やグルメは

去年「盛岡駅」がリニューアルして、駅構内で岩手の美味しいものが食べられる場所が増えましたよね!県外から来た方には情報が分かりやすくていいと思います。地元の滝沢市にできた施設「ビッグルーフ」も、産直やレストランが入っていておすすめですね。好きな場所は、雫石町の「小岩井農場」に続く長山街道です。ドライブしながら人気のお店「松ぼっくり」のアイスクリームを食べるのもいいですよね。

美味しいものは本当に多いです。東京に居ても、じゃじゃ麺や冷麺が食べたくなるし。いつもお土産に買う福田パンもスタッフに好評で。地酒も本当に美味しい。温かい人柄も含めて、岩手に来たスタッフはみんな岩手ファンになる、そんな魅力があるんです。

話していても岩手愛が止まらない福田さん。後編では福田さんがふだん食卓に取り入れているという岩手の食材や、家族で心掛けている防災への取り組み、これからの目標を伺います。

撮影協力
東北バル Tregion(トレジオン)
東京都港区赤坂3-21-4

福田萌
1985年生まれ、滝沢市出身。大学在学中にミス横浜国大に選ばれ芸能界入り。2012年にお笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦と結婚、13年7月に女児出産、17年1月に第2子男児出産。バラエティ番組、情報番組などを中心に活躍。