ネットで悩み相談、拡充へ 被災地首長ら設立の法人


 東日本大震災の被災自治体の首長らが立ち上げた一般社団法人社会的包摂(ほうせつ)サポートセンター(代表理事・熊坂義裕元宮古市長)は、会員制交流サイト(SNS)の相談を拡充する。自殺をほのめかす少女ら9人が神奈川県座間市で殺害された事件発覚後、関連する相談もあり、必要性を再認識。若年層対象のインターネット相談の返答の頻度を増やすなどし、国の助成事業も視野に入れる。震災の被災3県対象に成果を上げた若年向け相談が発展し、一人でも多くの命が救われることが望まれる。

 拡充するSNS対応相談システム「モヤッター」は、2013年1月に学生有志が中心となり創設。登録した若年層がもやもやした悩みを掲示板方式で相談できるサイトで、24時間以内にキャラクター「ふぅちゃん」が返答する。この返答の頻度を増やす方針だ。

 開設からの投稿数は7万件超。1619人が登録し、10代と20代が6割、女性が8割を占める。これまで「クラスが怖い。今すぐ死にたい」「母が厳しくて死んで後悔させたい」など自殺をほのめかす書き込み、虐待などが絡む恋愛相談、職場でのセクハラや待遇に悩む声も寄せられた。

 また、同センターは面識のない10代、20代の女性がつながるグループチャット「もやもやルーム」も展開中。完全な相談でなく「もやもやした本音を語る場」として、やりとりしながら相談者の考えを整理する手助けをする。毎日1回の開催回数を今後増やす。

 モヤッター、もやもやルームは、同センターのホームページからアクセスできる。

(2018/01/15)

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