歴史に息づくアニマルに注目 もりおか歴史文化館


 盛岡市内丸のもりおか歴史文化館(畑中美耶子館長)は企画展「ANIMALs(アニマルズ)×morioka(モリオカ) 資料のなかの動物たち」を開いている。主役は文書や絵図、武具などに登場するさまざまな動物たち。同館所蔵の資料を中心に、藩制期から昭和にかけての101点を展示し、人々が動物の存在をどのように捉え、共に暮らしてきたかを楽しく学ぶことができる。

 美術の題材として数多く登場するのは鳥類。江戸時代後期に活躍した盛岡藩お抱えの絵師川口月嶺(げつれい)は、羽毛の質感が伝わるツル、力強い脚や鋭い眼光が印象的なシャモなどを描いた。1675(延宝3)年に作られた太刀(たち)拵(こしらえ)には雌雄一対のキジの頭と尾羽が美しくかたどられている。

 武具の装飾として目を引くのはブドウの木に遊ぶリスをかたどった刀のつば。かわいらしい姿は刀と不似合いに思えるが「武道に律する」に通じる語感から好まれたとされる。 展示には実際の動物の写真や生態の解説を添え、クイズコーナーも設けた。同館学芸員の福島茜さん(31)は「展示を見た後はぜひ動物園に足を運び、本物に会ってほしい」と勧める。

【写真=美術品や武具、文書などに登場する動物たちを通じて、人との関わりを知ることができる企画展】

(2017/08/23)

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