岩手県立大が「IPU」使用取りやめ 商標権侵害指摘受け


 滝沢市の県立大(遠藤達雄理事長、鈴木厚人学長)のロゴマークなどに使われている「岩手県立大」の英語略称「IPU」が商標権侵害の指摘を受け、同大が使用を取りやめる方針であることが20日、分かった。ロゴマークは名刺や封筒、案内板、大学旗などに使用し、広報誌や大学祭は「IPU」を用いた名称にしていた。来年度に開学20周年を迎え、同大を示す略称として浸透していたが、ロゴマークデザインの見直しなどの対応が求められている。

 同大によると、「IPU」はIPU・環太平洋大(岡山県)などを運営する学校法人創志学園(法人本部・神戸市)が「教育、訓練、娯楽、スポーツおよび文化活動」に使用する商標として2001年に出願、03年3月7日に登録された。

 今年4月、同法人から県立大に、「IPU」が同法人の登録商標であることを通知する文書が届いた。弁理士に相談し、文書は警告であり、使用が商標権侵害にあたることが判明。弁理士が法人側に確認したところ、「(IPUの)使用をやめてほしい」との意向だったという。

 使用料を払うことで使い続けることはできるが、同大は使用を取りやめる方針を決め、6月に法人側に連絡。学内にも周知した。過去の使用分の賠償金は求められていない。

 今回の文書による通知は、英語略称が「IPU」となっている石川県立大にも届き、同大も今後は使用しないことを決めている。

【写真=名刺などに使われているロゴマークと県立大広報誌。広報誌の名称の「IPU」は「県立大」に変更して発行した】

(2017/07/21)

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