小売業の求人増、人材確保難しく 大船渡職安管内


 大船渡公共職業安定所管内(大船渡市、陸前高田市、住田町)で小売業の新規求人数が急増している。3月の新規求人数(原数値、パート含む)は97人と、前年同月より31人多く47%の増加。東日本大震災で被災した両市は4月末に中心市街地で商業の核施設が開業するなど産業復興が進む一方、他産業を含めた労働力の奪い合いに拍車が掛かっている。事業者は人手確保の難しさに頭を悩ませる。

 同所によると、主要産業の3月の新規求人数は619人で、前年同月より20人少なく3・1%の減少。産業別は建設業が7・1%減、製造業は2・1%増となっている。

 全県の3月の小売業の新規求人数は1595人で、前年同月より179人増え、12・6%増。同所管内の増加率の高さが目立ち、関係者は両市における中心市街地の相次ぐ商業施設整備が影響したと分析する。

 事業者は人手確保に悩む。昨年6月に大船渡市大船渡町の中心市街地街区に大船渡店、今年4月開業の陸前高田市高田町のアバッセたかたに高田店をオープンしたマイヤ(米谷春夫社長)では、特に短時間労働を担うパートの不足に苦慮している。

【写真=マイヤ大船渡店で商品を陳列する従業員。大船渡公共職業安定所管内では小売業の求人が急増し、人手不足がさらに強まっている】

(2017/05/07)

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