自身の整形ビフォーアフター写真がSNSで反響を呼び、日本だけでなく、海外からも注目され、メディアに取り上げられているみきしぃさん。以前のインタビューでは、「整形は人生の目的ではなく、自分がなりたい将来像をかなえるための手段」と語っていた。そんな彼女が「『未整形』の時は、自分の顔にずっと違和感しかなかった。(中略)生まれ持ったものと内面の違いに違和感を感じ、『この顔は本当の自分じゃない』ってずっと思ってた。不思議な感覚だけど、「整形後」の顔の方がめちゃくちゃしっくりくる」と最近、自身の想いをSNSで赤裸々に綴っていた。その真意とは。

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■整形前の顔への違和感「『なんで私がこれを言っちゃだめなの?』が常にあった」

「例えるなら性同一性障害のような感覚と近いなと思っていて、生まれ持った外見が内面と不釣り合いで、ずっと違和感があったんですよね」

 自分の一つ一つの言動に対して、周囲の反応が自分の思っているものと違う感覚が常にあった。「『なんで私がこれを言っちゃだめなの?』『なんで私がこの行動をしちゃだめなの?』という違和感が積み重なっていったという。

 「自分が望んでいるものをなぜ否定されるのか、普通の女の子としての幸せは望んじゃいけないのか、なぜ自分がこんな扱いやこんな言葉をかけられなきゃいけないのか…。ただお洒落をしたい、好きな髪型やメイクをしたい、普通に恋愛がしたいだけなのに、それを全て否定される。不細工じゃなかったら、こんなハードルもなかったのに。周りの女の子は私がやりたくても出来ないことを平然と出来てて、なんかそれが悔しいし悲しかった。私の想像する自分像は「かわいい顔の女の子」だったんでしょうね。だけど、与えられた外見が違った。早くこの顔を変えなきゃ、とずっと思ってました」

 整形して今の顔になってからは、その違和感が解消された。「スカートを履いても、ヒールを履いても、かわいい髪型にしても、自分のやりたいことを誰にも否定されなくなった。『あ、やっと外見と内面が一致した』って感覚でした。

周囲からも、昔の顔よりも今の顔のほうがあなたらしいと言われます。外見も中身も、今現在の自分がやっと好きになれました。」

 そのようないきさつの中で、内面と外面への想いを綴ったTwitter投稿は反響に。さまざまなコメントの中で「『整形は顔を変えるのではなく、本当の自分の顔を取り戻す感覚』というコメントは特に印象的で、めちゃくちゃしっくりきました」と話した。

■“お前は子どもを産むな”の声「まさに整形前の顔の私に対する、世間の風当たりの強さを体現している」

 現在、みきしぃさんのビフォーアフター写真は日本にとどまらず、中国など海外からも注目され、メディアで取り上げられている。その反響あってか、初めて会う人にも「この写真見たことある」「テレビ、SNSで見た」と言われることも多いのだという。また一時は、海外から「どこの病院か教えてくだくさい」や応援メッセージが殺到した。

「その一方で、『お前は子どもを産むな』というコメントも多いです。まず私が将来結婚して子どもを産む前提なのかという話は置いといて、こういうコメントこそが、まさに整形前の顔の私に対する、世間の風当たりの強さを体現してるなぁと思いますね。いかに不細工が生き辛いか、ということがよくわかるコメントだと思いませんか? 『不細工だから子ども産むな(遺伝子を残すな)』って、すごい思考回路だなぁと。そういうコメントをする人がいてくれるおかげで、不細工の生き辛さを証明してくれてる感じがするので、ある意味、私の発信活動的には有り難いし、どんどんやってくれ、と思って見てます(笑)」

 また、「これは整形前の顔に同情するレベル」「整形否定派だったけどこれ見て変わった」というコメントがくることもある。「整形を頭ごなしに批判してる人にはもっと私のことを知って見てもらいたいなぁと思いますね。親は複雑かもしれませんが(笑)」

■「受け入れるのも、目を背けることも出来なかった」コンプレックスを“克服”したことで見えた世界

 まるで整形後を第二の人生かのように、仕事にプライベートにいきいきと活動するみきしぃさん。そんな彼女に整形しなかったら、どんな人生を歩んでいたかを聞いてみると、「目立ちたがりで承認欲求があって、退屈が嫌いな性格なので、顔を隠してVチューバーとか生主とかやってそう」と答えつつも「どのルートを辿っても、どこかで整形は絶対にするだろうなと思ってます(笑)」と笑う。

 それだけ整形は彼女の人生や考え方に大きな影響を与えたということなのだろう。だからこそ、コンプレックスとの向き合い方については「『目を背ける』は一番ナシ」と断言する。

「私は昔の顔を一生好きになれると思えなかったので、整形という手段を使って『克服』しました。自分はその向き合い方が一番合ってると思ったから。受け入れるのも、目を背けることも出来なかったです。そのコンプレックスを抱えたまま生き続ける自分が、幸せになれる未来が想像出来ませんでした。どこにいても、何をしてても、克服しない限りそのコンプレックスのことを考えてしまうのって、すごい時間の無駄だなと思います。

整形後でも、写真はずっと嫌いでしたが、『このまま写真から逃げ続けてもただ生きづらいだけだし、一生自分のことを好きになれない。死ぬときにもっと写真を取ればよかったって後悔する』と思って、プロのカメラマンさんに自らアポイントを取って撮影してもらったりしました。そしたら、写真が好きになれたんです。成人式の時の暗い表情の写真とはもう、全然別人です。コンプレックスを克服する手段は整形だけではないし人それぞれですが、克服した先には自分の知らない世界があって、明るく前向きに、人生を楽しく生きられるようになりました」