「お話をいただいた時、最初は意味がわからなかったです(笑)。でも、15年番組をやらせていただくことって、本当にないので、そのありがたみを改めて感じています。続けてきたからこそ、地上波というチャンスもめぐってきたのかなと」。満面の笑みを浮かべながら率直な思いを話すのは、人気声優の花澤香菜(33)。これまで、文化放送のインターネットラジオチャンネル・超!A&G+で放送されてきた、パーソナリティーを務める『花澤香菜のひとりでできるかな?』(毎週木曜 後11:00~)が、4月から『明治presents』を冠につけて、地上波でも放送されることになった。スタートから15年目にして快挙を果たした同番組の魅力に迫った。

【写真】メガネ姿で笑顔を浮かべる花澤香菜

■地上波進出で“よりポジティブ”に 明治のコーナー「めちゃくちゃ楽しくやっています」

 番組では、プライベートから仕事のことまで日々の出来事を、花澤がひとりしゃべりで届けている。2008年のスタートから15年目に突入し、満を持しての地上波放送進出。4月からは地上波での放送も行いながら、今までと変わらず、超!A&G+でも番組を配信している。花澤自身、さらに番組へのモチベーションが高まっている。

 「すごくポジティブに、これからも頑張るぞという気持ちになりました。あとは、ここ5年くらい、私がラジオをたくさん聞くようになったということも大きいのかなと考えていて。ラジオが好きだと、いろんなところで言っていたら、同じくラジオ好きな方と話したり、好きなラジオに呼んでいただけたり…活動の幅が広がった実感はありますね。

 「めちゃくちゃ楽しくやっています。リスナーとして、コラボコーナーを聞いていて感じることがあって。もちろん宣伝の要素も大切なのですが、番組のトーンにも合った感じで、明治さんの商品を紹介できればいいなということを心がけています。明治さんの思っていたようなコーナーになっていないかもしれないですが(笑)、私としては、いい感じで食リポをしたり、ゲーム性を持たせたりと、楽しくできているので、その雰囲気がリスナーさんにも伝わっているとうれしいです」


■印象に残っている放送回ベスト3を大公開

 地上波での放送も始まったことで「お便りが格段に増えました」と明かす花澤に、新規リスナーに向けて、番組の魅力を一言で表してもらった。「元気のいい番組だと思います(笑)。33歳の女性としては、元気のいい番組だなと。毎回、楽しくテンション高くやっています。しゃべっているうちに楽しくなっていって、結果テンション上がっている感じになっていますね。声優だからということもあるのですが、声量があるので『ギャー!』とか言ったりすると、うるさいと感じる方もいらっしゃるかもなので、申し訳ないのですが…」。そんな花澤に、これまでの放送で特に印象に残っている放送を選んでもらった。

1:ドイツ村に行った回
A&G+って、動画も見せられるので、定期的にロケ回というのもやっていまして。ドイツが好きなのですが、ドイツに行ける余裕もないから、ドイツ村に行ってみようと。実際に伺うと、しいたけ狩りをやっていたり、いろんな発見がありました(笑)。セグウェイに乗ってみたり、とてもシュールなロケになったのですが、フランクフルトのロールみたいなものを食べて、ドイツっぽさを満喫しました。いい場所なので、また行きたいです。

2:外ロケを敢行した回
私のスケジュールにあわせて収録をしてくれるので、スタッフさんがそろわないということもありまして。作家の坂本さんは割といないし(笑)、プロデューサーさんもけっこう忙しい方なので、いない時もあって…。番組のタイトル通り「ひとりでできるだろう」ということなのですが(笑)。もう、ヤケだと思って「私はロケがしたい」と主張して(笑)、外でお便りを読もうとなって、東京タワーまで意味もなく散歩して、お便りを読んだりしました。すごく楽しかったです。車の音なども入って、本当に外でやっている感じがお届けできました。

3:水着回
私が発足したものなのですが、とあるラジオで、パーソナリティお2人が裸でラジオをやられていたことがあって、それが本当に普通にただラジオをするっていうのがすごく面白くて…。その回がとても印象に残っていて、私も裸は無理だけど、何かできないかなと考えた時に、水着だったらいけるのではと。
映像で水着になるのは絶対に嫌だけど、ラジオだったら、みんなが想像してくれたら…。私、ピラティスをやっていて、自分で言うのもですが、背筋がけっこうキレイなんです。だから、いい機会だなというのもありまして…というのは冗談ですが(笑)、アニメでも水着回というものがあったりするので、なじみのあるものかなということで始めてみました。
地上波になって、明治さんがこういった試みを許してくださるのかなというのはありますが、もし大丈夫であれば、今年もやりたいです。水着は自分で選んでいます! 年に1度なので、こちらも本気で選んでいます。ちゃんとかわいくて、いいやつを選びます。

■スタート時は「本当にゆっくりしゃべっていた」 自分のことを長尺で話すのはラジオだけ

 一つひとつのエピソードを鮮明に、かつとても楽しそうに話す花澤だが、意外な言葉が返ってきた。「私、話を聞くのは大好きなのですが、自分の話を聞いてもらうのがあまり得意じゃなくて。私の話を聞いてもなーって思われるんじゃないかなって気持ちがありまして(笑)。だから、ここまで長尺で自分のことを話すって、ラジオでしかしていないと思うので、素というか、ちゃんと発表しているというような感覚です」。番組スタート時から“変化”を感じることもあるという。

 「スタート時は、声優のお仕事を始めたばかりでポヤポヤしている怠け者だったんです(笑)。本当にゆっくりしゃべっていて、とにかくマイページでボッとしていたんですよ。その様子がダダ漏れしていたので、初期から関わってくださっているディレクターさんと作家さんは『よく、こんなに速くしゃべられるようになったね』と言ってくれます(笑)。自分でも自覚はありますね。初期のジングルが今でも流されるのですが、そういうのを聞くと(しゃべり方が違いすぎて)『あー流さないで』と思ってしまいます(笑)。今、コーナーの中で『あざとさ』を探しているんですけど、初期の頃の方があざといをちゃんと体現していますね(笑)」

 最後に、番組の今後について質問をすると、目を輝かせながら語っていった。「やってみたい企画は、またロケに行きたいです! レーティングというものがあるラジオに参加することが初めてなので、これはどんどん気合を入れていきたいですね」。