映画『新聞記者』(2019年)、『ヤクザと家族 The Family』(21年)、『空白』(21年)などの意欲作、問題作を次々と生み出してきたスターサンズの代表取締役社長で映画プロデューサーの河村光庸(かわむら・みつのぶ)さんが11日、心不全で亡くなっていたことが明らかになった。享年72。仕事とお酒と賑やかな事が好きだった故人への餞(はなむけ)として、後日、お別れの会が営まれる予定だ。

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 河村さんは、1949年8月12日生まれ、福井県出身。2008年にスターサンズを設立。12年、製作・配給をした『かぞくのくに』(ヤン ヨンヒ監督)で同年の映画賞を席巻。その後も精力的に映画製作を続け、17年には『あゝ、荒野』(岸善幸監督)が日本アカデミー賞(最優秀主演男優賞:菅田将暉) 受賞のほか、各賞の話題を集め、その後も『宮本から君へ』(19年、真利子哲也監督)、『ヤクザと家族 The Family』(21年、藤井道人監督)、『空白』(21年、吉田恵輔監督)などをプロデュース。

 19年に公開した『新聞記者』(19年、藤井道人監督)が、日本アカデミー賞で作品賞を筆頭に6部門で優秀賞を獲得したことは記憶に新しい。また自身も同作のプロデュースで2019年度藤本賞他各賞を受賞した。

 河村さんが企画し、藤井道人監督がオリジナル脚本で挑む映画『ヴィレッジ』(主演:横浜流星)が遺作となった。同映画は来年(23年)公開予定となっている。