朝の情報番組は、1日のスタートを切るうえで視聴者にとって重要なコンテンツ。国内外の社会情勢を知ることは、コロナ禍でより不可欠となり、各番組の出演者による忌憚ない“生の声”が、より耳目を集めるに至っている。そこで進行を務める司会者やアナウンサーはいつの時代も“花形”。ORICON NEWSでは、恒例の「この顔を見なければ1日が始まらない!」と思う『“朝の顔”ランキング』を調査。日本テレビ系情報番組『ZIP!』の総合司会2年目となった【水卜麻美】アナウンサーが首位となり、3連覇に輝いた。

【ランキング表】V3の水卜アナ、殿堂入りまで独走か? 新MC陣も健闘の“朝の顔”TOP10

■全世代が支持する“朝の顔”「明るさ×元気×優しさのバランスが素晴らしい」

 『ZIP!』総合司会2年目となった【水卜麻美】アナが圧倒的人気を誇り今年も1位に輝いた。“生粋の愛嬌”でいつも明るく元気な水卜アナは、エンタメニュースは爽やかに、時事ネタは真摯に、硬軟自在の高いアナウンススキルを活かして、朝から活力を送り届けている。

 そんな彼女に「爽やかであたたかみがあるから」(東京都/20代・男性)、「ニコニコして朝から元気になる」(北海道/50代・女性)と老若男女が称賛し、『ZIP!』視聴者の心をガッチリつかんでいる。「ニュースから食レポまでこなせる」(神奈川県/20代・女性)と安定感のあるアナウンス力でも全世代から認められている。

 これまで自身が関わってきた番組とのつながりも忘れない様子に、たびたび視聴者を感動させることも。今年2月には『ZIP!』に『ヒルナンデス!』の司会・南原清隆が登場し、涙する一幕もあった。先日も『スッキリ』にハリセンボン・近藤春菜が出演した際には「今日、ZIP!に春菜さんがきてくれました、加藤さーん!!」と、Twitterで反応するなど、深い“日テレ愛”を寄せている。

 『好きな女性アナウンサーランキング』では2013年(第10回)から5年連続で1位となり“殿堂入り”の彼女。同ランキングでも、殿堂入りまで独走する可能性を大いに秘めている。

■爽やかなアラフィフ 局が変わっても20年以上“朝の顔”を維持継続

 昨年同様2位をキープの【羽鳥慎一】アナ。冠番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)の名司会ぶりでおなじみだ。

 最近は特に、各局の朝の情報番組はバラエティ要素も強まってきているが、「朝にふさわしい爽やかさと、膨大な情報量をまとめてテンポよくプレゼンする実力がすごいと思う」(福岡県/40代・男性)と、朝からニュースをしっかり見たいという人に同番組は好まれているようだ。それも羽鳥アナならではの落ち着きとウィット感の為せる技。玉川徹氏や長嶋一茂など論客との掛け合いで垣間見せる羽鳥アナの“猛獣使い”ぶりも人気。

 また、「ズームインをずっと見ていたので、朝の顔といえばこの人が思い浮かぶ」(神奈川県/50代・女性)、「長年朝の顔である安定感ある司会とコメンテーターの方との掛け合いも観ていて面白いです」(愛知県/30代・女性)と、2003年から総合司会を担当していた『ズームイン!!SUPER』のイメージもいまだ根強く、長きにわたり“朝の顔”として定着している。

■独自路線まっしぐらの『ラヴィット!』司会・川島が初登場でTOP3入り

 昨年3月にスタートした朝のバラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)。その司会を務める麒麟・川島明が、同ランキングの3位に初登場。

 同番組は、レギュラーに芸人が多く出ていることもあり、突如大喜利が始めることも度々話題になる。朝の爽やかさには異質感があり、番組内でのやりとりがTwitterトレンドにあがることも定番となっている。

 芸人たちのボケも的確に拾い、さらに笑いを増幅させて、パスを投げる川島の名手腕に称賛の声が多数。世代別で見ても「優しい笑顔と頭の回転の速さで魅せる落ち着いた司会っぷりは完璧としかいいようがない」(埼玉県/10代・女性)と、10代で2位、20~30代ではTOP3入りして、番組の特性もあってか、若年層から支持を集めた。

 コメントでは「世界情勢が暗くても毎日面白くて楽しい番組。ゲストの力もあるが一番盛り上げているのが川島さんだから」(東京都/20代・女性)、「番組自体、同時間帯の他局の番組と違って楽しい内容なのに加えて、他の出演者のどんな小さなボケも拾うし、どんなにスベってもフォローしてくれる、安心感と温かさ。明るく楽しい気分で1日をスタートできる」(兵庫県/50代・女性)との声も。

 これまでにもオールラウンダー芸人として定評のあった川島の総合力を、朝の情報番組に昇華させた点が支持され、初ランクインにしてTOP3入りまで果たした。

■放送から1年、各局の朝番組MC陣が初ランクイン

 昨年の調査では惜しくもランクインしなかったが、放送から1年たったことで初登場した司会者たちも名を連ねた。

 満を持しての同ランキング登場となった【安住紳一郎】アナウンサーは5位に。昨年10月よりスタートした『THE TIME,』(TBS系)で、月曜から木曜まで総合司会を務めている。

「番組が始まってから、朝見る番組はこれに代わりました。アナウンサーだけあって、聞きやすく、ハプニングにもシニカルに答えているのがちょうどよく感じます」(北海道/50代・女性)、「安定感があり、ニュースもエンタメもどちらも伝え方が上手いから」(東京都/50代・男性)と支持を集めた。

 今春から『めざましテレビ』第8代女性総合司会(メインキャスター)に就任した【井上清華】アナは9位にランクイン。1日を笑顔で過ごす為のエクササイズ「スマイル・チャージ!」を担当するなど、朝から元気を与えてくれる存在として話題に。

「とにかくかわいい。笑顔も癒されるし、出勤前に元気で送り出してくれてる感じ。『スマイル・チャージ!』もかわいい」(神奈川県/40代・女性)、「爽やかさ、明るさ、元気さを兼ね備えているから」(愛知県/50代・男性)と好評だ。

 平日朝の番組が各局ズラリと並んだ今年のランキング。コメントで散見されたのが「バランス」。1日最初に見る番組という特性もあり、社会全体が厳しい状況で正確な情報を伝えてくれること、バラエティ的な明るさやノリを交えて楽しさをくれること、その両立ができる司会者が支持を集めた理由の一つと言えそうだ。

 また、忙しい時間帯だからこその「落ち着いた雰囲気」というのも求められていた。まさに硬軟のバランス感覚が見事な水卜アナが3連覇を飾り、この人気のまま殿堂入りとなるのか注目だ。

【調査概要】
調査時期:2022年4月12日(火)~4月18日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ