2020年延期、2021年無観客配信開催となった出演者全員が女性という恒例の音楽フェス『NAONのYAON!』が、4月29日に東京・日比谷野外大音楽堂で開催された。

【写真】雨の中、歌姫5人がド派手にパフォーマンス

 雨が激しくなる中、休憩を挟んで行われた後半はロックレジェンド達が登場。中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」を筆頭に、相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」、6年ぶりの杏子は「目を閉じておいでよ」で相川とコラボレーション。「パイセンたちと一緒にやれるのが楽しみ」と言ってた初出場の大黒摩季が「来たよー!」の一言で、強さを増した雨風を吹き飛ばすかのように会場を沸かせる。「あなただけ見つめてる」「熱くなれ」で一気にヒートアップ。逆風を力に変え、エネルギーをステージ上でパワーに変換する圧巻のパフォーマスを見せた。最後は「ら・ら・ら」で会場は一つになった。

 続いて相川の「5人で限界LOVERSをやりましょう!」の呼び掛けで実現した寺田恵子(SHOW-YA)、杏子、中村、大黒、相川の5人の歌姫が「限界LOVERS」を披露。豪華絢爛で百花繚乱な熱い女のSOULがほとばしり、2600人のオーディエンスは大盛り上がり。オーラスはSHOW-YA。1月のLINE CUBE SHIBUYAで披露された「限界LOVERS~Battle Orchestra~」でド派手にゴージャスに本編の幕を閉じた。

 アンコールでは昨年NAONのYAONのステージ立ち、今も腹膜がんと戦っている葛城ユキの「ボヘミアン」で再び5人のロックレジェンド達が共演。MCではこの夜の「ボヘミアン」の披露が事前に葛城にも伝えられ、本人からも「野音のステージからパワーをもらいます!」とメッセージがあったことが明かされた。そしてNAONのYAONのテーマ「Rock Love」で『NAONのYAON2022』は終焉を迎えた。この日ステージ立ったのは15組59人の女性アーティスト。16回目(2021無観客ライブを含む)のNAONのYAONは、のちに伝説として語り継がれるほど激しい雨と風の中で行われ、それ以上に激しく熱い女性アーティスト達が創り上げた唯一無二のライブとなった。