小説家・燃え殻による書き下ろし、俳優の成田凌が主演するHuluオリジナル『あなたに聴かせたい歌があるんだ』(5月20日よりHuluにて全8話一挙配信)より、伊藤沙莉演じるアイドルを夢見て上京するも28歳となり人生の岐路に立たされる「前田ゆか」のキャラクターポスターと、キャラクター映像が公開された。

【動画】伊藤沙莉の悲壮感漂う表情…「前田ゆか」キャラクター動画

 本作は、デビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮社)がベストセラーとなり、昨年映画化された小説家・燃え殻による映像化のための書き下ろし新作。17歳と27歳に人生の分岐点を迎えた者たちが抱く夢と葛藤、そして後悔を描き、正解が出づらい現代社会を痛々しくも瑞々しく映し出した群像劇。成田凌、伊藤沙莉のほか、藤原季節、上杉柊平、田中麗奈、前田敦子らがキャストに名を連ねる。

 物語は10年前―、高校2年の夏の日、女教師(27)の赤い下着姿のエロ本が教室に貼り出され、クラス全員で彼女を冷やかし、好奇の眼差しを向けた。その時女教師は唇を震わせながら、「皆さんもこれから10年経ったら、必ず27歳になります。その時に後悔することが、私なんかより一つでも少ないことを私は本気で願っています」と告げ、キリンジの「エイリアンズ」を流し、そのまま学校を去る。この時に同じ教室にいた生徒5人と女教師1人の10年間の人間模様を描く。何の因果か、女教師が予言でもしたかのように「27歳」という年に、教室にいた生徒5人の人生が大きく動き出す。

 今回解禁された伊藤演じる前田ゆかのポスターは、「平凡だけど、退屈じゃない。」というコピーとともに、アイドルになるまで帰らないと決意した実家や、高校時代の27歳の先生のことを哀れんだ過去を振り返るかのような、ゆかの印象的な表情を捉えている。

 キャラクター映像では、アイドルを夢見て上京してから10年、その間ゆかにかけられた周囲の人からの言葉が走馬灯のように降りかかる。「幸薄そうな顔してるよね」「私みたいは平凡な人とは違うから」「笑ってないでしょ」「いつでも帰ってきていいのよ」と、ずっと揺れ動いてきた様子が伺える。目にいっぱい涙をためたゆかは、28歳の分岐点でどの道を選択するのだろうか――。


#2:ストーリー:夢は見るほうですか?叶えるほうですか?
前田ゆか(伊藤沙莉)、28歳。アイドルを夢みて上京するが、現実は甘くはなかった。オーディションは書類選考で落ち続け、面接までたどり着いてても上手く笑うことすらできない……。そんなとき、偶然にも同級生荻野(成田凌)とバイト先が同じになり、なし崩し的に同棲生活を続けていた。役者になる夢を追いかけている彼が好きだった。けれど、あるひと言が原因でアパートを飛び出し、気づくと故郷の駅に立っていた。その駅に降りたのは10年ちょっとぶり。小学校から高校まで一緒だった幼なじみのみきを訪ねると、結婚して2児の母になっていた。