ガンダムたちの“日常生活”を自由に創造。ガンプラを使って、4コマでわかりやすく表現するモデラー・石澤ぐりさん(@AgUJ85zs3Q4h8M5)さん。その近作は、これまで発表してきた作品とは少し異なるブラックな一面が垣間見られる作品。ギャンが店主を務める『青空ジュース屋さん』を訪れると、そこにはドム、赤ザク、緑ザクを“素材”にしたフレッシュな“生絞りジュース”が…。SNSで多くのいいねを集め、コメントが大喜利状態になった本作制作の裏側を同氏に聞いた。

【ガンプラ4コマ】「搾り取られたザクの運命は!?」怖すぎる3コマ目…『青空ジュース屋さん』ほか面白作品集

■ガチャガチャで引き当てた3色のドリンクディスペンサー「ザクやドムの色に近いな」

――これまでの作風とは少し異なるブラックユーモアの効いた『青空ジュース屋さん』がSNSで多くのいいねを集めました。この反響をどのように受け止めていますか?
【石澤ぐり】コメントをいただけると本当うれしいですね。感謝してます。漫画で似たようなネタが発見されて「パクリだ!」と責められるのでは…心配していたのですが、そういう事態にもならず安心しました(笑)。

――本作はどのようにアイデアが浮かんだのですか?
【石澤ぐり】ドリンクディスペンサーのガチャガチャをやったんです。「どうか違う色のものが出ますように!」と願ったところ、ガチャガチャにおける一番のへこみポイントの「かぶり」を避けられ、見事に3色ゲットできまして。なんとなく眺めている内に「ちょうどザクやドムの色に近いなあ」と思ったのがきっかけです。「じゃあそれをどういう風に使おうかな?」と考えた結果、こういうネタになりました。

――3コマ目に怖さが表現されていますね。
【石澤ぐり】本当は搾り取られたザクをガンダムが抱き起して「大丈夫?」「うう……めっちゃ生絞りされた…」みたいな感じのオチを頭の中で作り上げてたんです。でもそれだとセリフを入れたり4コマ以上必要になってくる。結果、あのような形になってしまいました。ややブラックな感じになっちゃいましたが「ん~、まあいいか」というノリで上げちゃいました(笑)。

■構想は頭のなかに…“ガンダムの日常”世界は今後も発展予定

――4コマ目のギャンの表情も非常に印象的です。なぜ、この『青空ジュース屋さん』の店主をギャンにしたのですか?
【石澤ぐり】このネタをやる少し前に、喫茶店のマスターという位置にギャンを配置しましてその影響です。似たような業務を展開してるといった感じですね。

――その喫茶店で出しているものも気になりますね(笑)。ちなみに、それぞれのドリンクはなにか効能はあるのですか?
【石澤ぐり】特には考えてなかったですけど…、
ドム……疲労回復、血液サラサラ
赤ザク…美肌、風邪予防
緑ザク…むくみ改善
といった感じでしょうか。似た色の食べ物から効能ひっぱってきちゃいました(笑)。

――めっちゃ健康にいいですね。本作も含め、ますます「ガンプラ4コマ」の世界が広がっていますね。
【石澤ぐり】ありがとうございます。一番はミニチュアの数が増えた事だと思われます。いろいろな種類のアイテムが増えてきたので、そこに組み合わせるだけでも物語ができるようになってきたのは大きいです。

――ご自身が構築してきたガンダムたちの「街」に手応えはございますか?
【石澤ぐり】自分のなかではいろいろ発展しているのですが、仕事や家のこととの時間の兼ね合いや、ミニチュア作りなんかは説明書がない中での試行錯誤しながらの制作になるので、スキルが追い付かず苦戦しております。街で見かけて参考になりそうな建物の写真を撮ったり、100円ショップで「これは使えそうだぞ」という素材を購入したりと、資料と材料がいわゆる「積みプラ」のような状況になっております。

――それは今後が楽しみですね。今後の予定もお教えください。
【石澤ぐり】どのキャラをどこに配置するかは決まっておりませんが、スイーツ屋さん、バー、冒険者ギルド、雑貨屋、定食屋さん、カラオケ屋さんは自分の頭の中にできていて、それに付随するミニチュアアイテムも購入し、ある程度揃ったりしてます。今後は、それらの店舗の制作、そしてそれを舞台にしたネタを展開していきたいと思っています。