作品ごとにどんなキャラクターにも染まる演技力でオファーが絶えない俳優の江口のりこ。主演したドラマ『SUPER RICH』(21年)でのベンチャー企業の破天荒な女性社長役や、放送中のドラマ『悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(日本テレビ)では新入社員の主人公を助ける謎の先輩社員など、キャリアウーマンの役が続いたが、映画『ツユクサ』(4月29日公開)では、恋する訳アリ独身女子を演じている。

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 『ツユクサ』は、小林聡美が演じる、過去を抱えながらも「今」を生きる主人公・五十嵐芙美(いがらし・ふみ)にこれから訪れるであろう幸せや希望を爽やかに映し出した “大人のおとぎ話”。江口が演じるのは、芙美と同じ職場で働く同僚で、仲の良い友人の妙子。同じ職場の友人、直子(平岩紙)も加わり、いつも3人でおしゃべりしながらランチを食べたり、休みの日には一緒に買い物に出かけたりする、仲良し3人組の一人だ。妙子は芙美と直子にズケズケと自分の意見を言うが、嫌みがなくカラッとした性格で、3人でのテンポの良い会話をどんどん進めていく。

 江口は、2002年三池崇史監督『桃源郷の人々』で映画デビュー。14年のNHK連続テレビ小説『マッサン』では江口が演じた好子を主人公にしたスピンオフも制作されるほど注目を集めた。その後は、「気づいたらいる!」とばかりに連ドラ常連のバイプレーヤーとして活躍。昨年『ソロ活女子のススメ』で民放ドラマ初主演を飾ると、続けて『SUPER RICH』でも主演。ドラマ・映画界に欠かせない存在となっている。

 どんな役も江口が演じれば、「そうそう! こんな人いる!」と思わず笑ってしまうような、説得力のあるキャラクターへと生まれ変わる。モニター試写では、主人公の芙美を差し置き、「気になった登場人物」の第1位に妙子が選ばれ、「ふてぶてしさが特に良かった」、「キャラが立っていて好き」、「ダメ女っぽいところが凄くリアリティがあった」といった感想が寄せられた。そんな江口演じる妙子にも注目してほしい。