ヒラ刑事から這い上がった“叩き上げ”の捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)と捜査員たちの熱き奮闘を描く、テレビ朝日系木曜ミステリー『警視庁・捜査一課長season6』(毎週木曜 後8:00)。2012年に『土曜ワイド劇場』の一作として産声を上げて以来、今年で10周年を迎えるのを記念し、本作の主要キャスト――大岩一課長役の内藤剛志、平井真琴役の斉藤由貴、奥野親道役・塙宣之(ナイツ)、小山田大介管理官役の金田明夫にインタビューを敢行した。

【画像】第2話で出てきたコロッケは第3話にコロッケがゲスト出演する伏線だった?

――シリーズ誕生10年、おめでとうございます。この10年を振り返っていかがですか?

【内藤】あっいう間でした。なぜそう思うかというと、毎回、チャレンジしなければいけないことがいろいろあって、それに取り組んできた10年でもあるんです。だから毎回、毎回、新鮮なんですよ。このドラマのチームは、昨年あれをやったから、今年はこれをしよう、という意欲が旺盛で、僕の立場からすると、いろいろ変われるチャンスをもらっている。これはとてもありがたいことだと思っています。今年もまた初めてやってる感じがしますよ。あと、二、三十年はできる、そんな気分です。

【金田】僕は今でも10年前に、最初に撮影したシーンのことを鮮明に覚えているんですよ。夕暮れ時、不動産屋さんの金庫の前で、一課長と平井と小山田の3人で撮った時のことを。それから、本当にあっという間の10年でした。この10年、年が明けて春が近づくと『捜査一課長』の撮影が始まる、またみんなに会える。今年はたかしくん(内藤)に何をおねだりしようかな?って。それが当たり前になっているし、もちろん、そういう仕事に恵まれた俳優は少ないと思うんです。僕は、本当に幸せ者だといつもこの当たり前をかみしめながら、現場に行っています。

――おねだり?

【金田】差し入れです。「きょうは暑いなぁ~。アイスキャンディーが食べたいな~」というと、たかしくんが「OK!」といってアイスキャンディーを差し入れてくれる。「そろそろカレーが食べたいな~」というと「OK!」って(笑)。

――大岩一課長、さすが理想の上司!

【内藤】そういう役目なんですよ(笑)。コロナがなければ、もっといろいろできるんだけど。

【金田】コロナ前は、セットの前でバーベキューをやったこともありました。そういったことがこの2年できてないんですよね。

――来年あたりは…いけそうですかね。

【内藤】もうそろそろね、そうなってくれるといいですね。

――斉藤さんはいかがですか?

【斉藤】1作目の時は緊張していたと思いますが、すぐにこの作品でお二人とお芝居するのが楽しくなって、やっぱり楽しい時は時間が早く過ぎますよね。やっぱり私もあっという間だったな、と思いますし、10年経った感じがしないです。

■レギュラー5年目の塙宣之、ベテラン金田明夫は「存在自体が素敵」と絶賛

――塙さんは『season3』からレギュラーに加わり、5年目ですね。

【塙】昨シーズン、台本に「肩たたき」と書いてある回もあったので、今シーズンも出演できてうれしいです。少しは成長したところをお見せできるのではないか、と。

【金田】『捜査一課長』に出るようになってから、「コントをやりたくなった」って言ってたよね。

【塙】そうなんです。お芝居で役を演じるのが下手というか、恥ずかしいと思っている人が漫才師になって、自分のしゃべりが恥ずかしいと思う人はコントを選ぶことが多いんですが、最近、普通にしゃべるのが恥ずかしくなってきてしまって(笑)。だから、本業の漫才にとって良い影響なのかどうかわからなくなってきています。

【金田】僕は塙さんの芝居を見ててね、すごく勉強になっています。演技って上手い下手で語っちゃいけないんだな、ということに気付かされた。そのお芝居が素敵か、素敵じゃないか、好きか嫌いかでいいんだって。お芝居が上手いって、芝居していることがバレているわけだから、ほめ言葉にならないんだな、と思いました。塙さんが演じている奥野は、その存在自体がもう素敵じゃないですか。

【内藤】今シーズンは、塙さんのメイン回もあるんですよ。すごいですよ! 僕より出番がある(笑)。

【塙】僕は出演者というか、視聴者として早く観たいですね。毎週木曜日の夜8時が待ち遠しいんです。

【内藤】それが、一番僕らが目指していることでもありますね。今は、いろんなドラマの見方があって、見逃してしまってもネットで見られるようになって便利になっているけど、毎週木曜8時は『捜査一課長』を観るぞって、思ってもらいたい。テレビドラマってそういうものだと思うんです。そして、見終わった時に、来週も見たい、この続きを見たいと思ってもらえるドラマを作りたいと思って一生懸命やっています。

――先日のライブ配信(4月13日)でもおっしゃっていましたが、10年前の第1作が、今シーズンに関わってくるそうですね!?

【内藤】そうなんですよ、この3人(=大岩、小山田、平井)がある約束をしていて、その約束をかなえるために今シーズンの最終回で何かが起きる、というんです。それが悲劇に終わるのか大ハッピーエンドになるのかわかりませんが、最終回で決着するようなんです。今シーズンの最終回はとんでもないことになるかもしれません!

 それと、今シーズンは、例えばですけど、第1話に映っていたあるものや、誰かが妙にこだわっていたものが、その先の放送回で非常に重要なアイテムとなって出てきます。伏線というほどのことではないのですが、「あの時のあれか!」と思えるようなことも仕込んでいますので、毎週見ていただく楽しみにしていただけたらいいなと思っています。

(インタビューの続きは4月28日配信予定)