是枝裕和監督が率い、西川美和監督が所属する映像制作者集団「分福」の新人監督・川和田恵真監督の商業映画デビュー作である『マイスモールランド』(5月6日公開)の試写を、最後のガンダム映像作とされる『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(6月3日公開)で監督を務める安彦良和が鑑賞。その知られざるつながりとは?

【動画】15秒予告―青春編―にメイキング映像

 『マイスモールランド』は、在日クルド人の少女が、在留資格を失ったことをきっかけに“自分の居場所”に葛藤し、成長してく姿を描いた作品。5ヶ国のマルチルーツを持ち、viviの専属モデルとしても活躍する嵐莉菜が、埼玉に住む在日クルド人の高校生・サーリャ役で主演を務めた。

 安彦は、ガンダムの作画監督として知られるが、キャリア初期の漫画作品に「クルドの星」というのがある。クルドをテーマに物語を紡いでおり、「世界で、日本人の対極にいるのがクルド人です。そのクルド人は『可哀想』なのではなく『勁い(つよい)』のです。ラストのサーリャのつよいまなざしは、日本人にも『勁くあれ』と言っているのだと思います。たいへんいい映画をみせていただきました」とコメントを寄せた。

 また、15秒予告―青春編―にメイキング映像を加えた動画が公開になった。15秒予告は、サーリャと聡太(奥平大兼)の2人が少しずつ心を寄せていく様子が伝わるものになっており、メイキングでは、雨のシーンのために散水を準備するスタッフと一緒におどけるオフショットを見ることができる。自ら<雨の中>に身を委ね、くるくる回りながら満開の笑顔を見せる素顔の2人は劇中の姿ともリンクする“青春のきらめき”を映し出した映像となっている。