雑誌「装苑」や「GINZA」のモデルとして活躍しながら、舞台を中心にドラマや映画でも個性を発揮している長井短が、映画『生きててよかった』(5月13日公開)に出演。劇中写真が解禁となった。

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 同映画は、プロボクサー、サラリーマンを経て一念発起で俳優を志し、中国映画で頭角を現した“逆輸入俳優”木幡竜の初主演作。年齢と身体の限界を超えてもなお、闘い続けることでしか生きる価値を見出せない元ボクサーの楠木創太(木幡)が、謎の男から大金を賭けて戦う欲望うずめく地下格闘技へ誘われる物語。

 長井が今作で演じた松岡絵美は、売れない役者を続けている夫を持つ一児の母。今野浩喜演じる絵美の夫・健児は、少年時代に映画『ロッキー』と出会ったことでシルベスター・スタローンに憧れ俳優という道を歩み始めたが、実際にはなかなか芽が出ずバイトをしながら細々と役者を続けている。

 絵美は働きながら家庭を支え、夫や息子に愛情を注ぐ一方で、夕食を作って自分の帰りを待っていた夫に優しい笑顔を向けたのも束の間、即座に冷めた表情で「働け?」と、愛ある手厳しい一言を浴びせるような「鬼嫁」な一面も併せ持つ。健児の一番の理解者である良妻として映画の中でもひと際輝く存在だ。

 放送中のテレビドラマ『汝の名』(テレビ東京)や、映画『地獄の花園』(2021年)、『映画 賭ケグルイ 絶対絶命ロシアンルーレット』(21年)などでも強烈な印象を残してきた長井が、これまでに演じてきた役柄や、バラエティ番組で見せる元気で愉快な姿とはまた少し違い、今回は母として、そして妻として凛としている女性を体現。

 今回の出演にあたり、長井は「最初に監督とお話しした時に、この絵美という役が“夫をただ全力で応援している夢みたいな妻になるのは違う”という共通認識を持てたことで、これは良い作品になるだろうなと確信しました」と振り返り、「アクションシーンはもちろんですが、人間の持つ多面性を尊重して作られた会話劇にも是非ご注目ください。お楽しみに!」とコメントを寄せている。劇中に登場する時間は限られているものの、その中で女優・長井短にしか醸し出すことのできない空気感が何とも可笑しく魅力的だ。