『仮面ライダージオウ』(2018年)で、主役の仮面ライダージオウ/常磐ソウゴ役で俳優デビューにした奥野壮が、仮面ライダーシリーズ以外で初主演を務める映画『灰色の壁 ―大宮ノトーリアス―』(2月25日)のポスタービジュアルと特報映像が解禁となった。

【動画】映画『灰色の壁』特報

 平成初期の埼玉を舞台に、暴走族の抗争から暴力団まで巻き込み、最後には少年刑務所へと収監された、ある男の実話を基にした暴力と義理人情、贖罪と挑戦を描いた物語。奥野は暴走族の総長から一転、少年刑務所に収監される難役に挑んでいる。

 解禁となったビジュアルには、奥野が演じる主人公・吉田正樹が振り返りながら、愁いを帯びた表情を浮かべつつ、その背中で暴走族の頭としての貫禄を見せるカットのほか、正樹の妻・さゆり(紺野彩夏)と抱擁しているカットも使用し、ドラマチックな展開を予感させる。下段には役どころがわかるようなキャラクターカットでメインキャスト8人が並んでいる(左から)後藤剛範、金子昇、新羅慎二、陣内孝則、紺野彩夏、吉村界人、高橋龍輝、木田佳介。キャッチコピーには「すべてを失った男。孤高のリベンジがいま、始まる。」とあり、本作が人生を賭けた復讐劇であることを伝えている。

 特報は、1996年の関東の郊外・岩槻市の16号で正樹が総長を率いる暴力団「桜神會」(おうじんかい)と敵対する「魅死巌」(みしがん)が一堂に会し「俺たちの島だ」と抗争を繰り広げている中、仲間の「死んじゃうって」との言葉と、正樹が誰かを殴るシーンから始まる。

 一転し、正樹は大宮周辺の暴力団「青葉会」の傘下にいる「魅死巌」の企みによって、懲役8年の刑に処され、少年刑務所へ。そこで待っていたのは「徹底的な教育」という名の執拗な暴力だった。最初は酷い仕打ちに抵抗する正樹だったが、青葉会や魅死巌への復讐を誓い、待っている妻のさゆり(紺野彩夏)と娘のくるみのためにも、一刻も早く、この灰色の壁を出るべく、まずは模範囚になることから始める。

 陣内孝則演じる厳しい看守・杉山から散髪はさみをもらうシーンもあり、順風に進んでいるかと思きや、特報のラストでは正樹がまさかの自殺行為をしようとしているかのような衝撃的なシーンが映し出される。復讐はどこに向かっていくのか…。役のために髪を切って臨んだ奥野の迫真の体当たり演技が連続する。