女優の深津絵里が2代目ヒロインを担当する連続テレビ小説 『カムカムエヴリバディ』(月~土 前8:00 総合/前7:30 BS4K・BSプレミアム※土曜日は1週間の振り返り)で、映画館館主・西山太を演じている落語家でタレントの笑福亭笑瓶のコメントが15日、到着した。

【第52回場面写真】雨の中…ジョーを待つるい

 本作は、連続テレビ小説『ちりとてちん』の藤本有紀氏が、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナルストーリー。朝ドラ史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)・るい・ひなたが、母から娘へとバトンをつなぎ、戦前から戦後、そして令和までの物語を紡いでいく。安子役は上白石萌音、その娘・るい役を深津、その娘・ひなた役を川栄李奈が演じる。

 笑瓶演じる西山太は、竹村クリーニング店の近所にある映画館の館主で町内会長。戦後日本の最大の娯楽は映画だった。そして平助とともに時代劇談義に花を咲かせる西山だが、東京オリンピックが近づく中で、テレビがますます普及。映画館の客入りが減り、西山の小言も増えてくる。

――本作に出演することが決まったときの気持ちは?
うれしかったと同時に、びっくりしました。朝ドラは初出演になりますが、今までのお芝居はわりと標準語の役をいただくことが多かったんです。ちゃきちゃきの江戸っ子とか。それが大阪ことばの役柄で声をかけていただいて、こうしてお芝居をさせていただけるのは本当に光栄です。

――自身の役柄についての印象は?
るいが働くクリーニング店がある商店街の映画館の館主の役なんですが、西山は初めに登場するシーンから図々しいんですよ(笑)。急にクリーニング店に入ってきて、断りもなく店先に「貼らしてもらうで」と勝手にポスター貼るような男なんです。その当時の商店街は皆が仲が良かったという環境だったとしても、あまりにも図々しい。ぼく自身は気配りをするタイプなので、気を遣いながら図々しい演技をしています(笑)。

――演技で難しい点は?
ぼくはお笑いの人間なので、あまりにもデフォルメしたセリフ回しとか表情を作るとコントみたいになってしまうんですよね。自分のなかでもそういう怖さがあるので、内からにじみ出てくる演技だったり、性格俳優的な微妙なタッチを出そうとは努力したんです。演出の方からダメ出しされなかったので大丈夫かなと思いながら、皆さんに助けていただきながらシーンを重ねてきました。どうにかこうにかOKをいただいているのかなという感じです。

ただ、ぼくは映画館の館主なのに、映画館のセットに入ったこともないんです。ほとんどのシーンは竹村クリーニング店で平助と和子とおしゃべりしているか、割引券を配っているかで。割引券を配る演技も苦労してます。演出の方から「割引券を2束持ってください」と言われるんですが、ポケットがパンパンで出しづらいんですよ(笑)。

――視聴者へメッセージ
朝はいろいろ忙しいこともありますが、時間が来たらちゃんとチャンネルを合わせていただいて、その時間帯はご家族で楽しんでいただきたいです。僕は西山として登場しますが、るいを見守るという立場だったというのを撮影終盤で知りました(笑)。「おれ、見守ってたんかー」と気がついた次第です。演技のダメ出しもしていただいて結構なのでご覧ください(笑)。