日本人民間宇宙飛行士として初めてISS(国際宇宙ステーション)に渡航・滞在した実業家の前澤友作氏(46)が7日、都内で帰国後初会見を開いた。

【写真】前澤友作氏が撮影した宇宙からの千葉県 無重力状態も公開

 宇宙での無重力体験は地球の訓練とは違ったようで「(訓練で)味わえた無重力と、常時生活にある無重力は全然違いまして、不自由はありましたけど、後半は大分慣れてきて楽しくなってきた。地球に帰ってきてから1Gってこんなに重かったんだと再認識できてよかったです」としみじみ語った。

 「宇宙に持って行って良かったもの」を問われ、愛用しているタオルを挙げた前澤氏。「僕は暑がりなので、タオルに包まれて寝ることがある」と明かし、「重力下の睡眠に苦労した。浮いた状態で寝ないといけない。体が接地している場所がない。何かどこかに寄りかかることで寝てると思う。無重力下で初めて寝るのは大変なんだと思った。その時のタオルが役に立って。包まれることで安心感を得られ、睡眠できた」と振り返った。

 また、やり残したこととして「夜景を撮ることができなかった」とポツリ。滞在したISSが常に太陽光を受ける状態にあったため「夜景も星空もほとんど見られなかった」ため、「時期を変えて行きたいなと思います」と笑みを浮かべた。

 今回の渡航に関して「怖いことはなかった」という。「変な話、富士急ハイランドのジェットコースターの方が怖いです」と冗談を交えつつ、「新幹線の発射くらいスムーズにリフトオフしていく。でも帰りはきついです。大気圏突入もきついですし、Gがかかります。5~6Gとか。あとパラシュートが開いた段階で揺れるので、その時ちょっとびびったくらいです(笑)」と語った。

 前澤氏らを乗せたソユーズ宇宙船「MS-20」は、日本時間の昨年12月8日午後4時38分にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からISS国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられた。その後、約12日間にわたりISSに滞在。同20日午後0時13分にカザフスタン・ザナアルカ地区に着陸、無事地球に帰還した。