コロナ禍の影響により、2年ぶりの開催となった『コミックマーケット99』。東京ビッグサイトにて、30日・31日の2日間、開催されている。感染症対策として、新たにチケット制(事前販売)を導入し、1日当たりの来場者数は約5万5千人と設定。入場時に検温、ワクチン接種証明等の確認を行うなど、徹底した対策が取られた。来場者や出展者、コスプレイヤーたちのほとんどが協力しているものの、なかには気になる行動も見られた。

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■「コミケ存続のために」、来場者は一丸となって感染対策に協力

 入場時間を指定したチケット制が導入されたせいか、“徹夜組”“始発ダッシュ”などの問題行為がほとんど見られなかった1日目。「10年以上コミケに来ているが、緊張感がいつもと違う」と感じたという来場者は、「コミケ存続は参加者全員の願いであり、ルールを守るのは当然のこと。こんなご時世だからこそ一丸となって、終わった後も感染者ゼロだと笑いたい」と、思いを明かした。別の来場者も、「コミケで集団感染になってしまっては次の開催が危うい。存続のために、できる限りの対策はするつもり。いつもは仲間と来るが、今回はあえて1人にした。でも、仲間と来ている人も、大声でしゃべっている人は見ない。みんなコミケが好き」と、2年ぶりのコミケに集まった人々の思いを代弁してくれた。

 例年、多くのコスプレイヤーが集まるコミケだが、今回は人数制限があったことからコスプレエリアも若干の寂しさが目立った。そんな中でも感染対策は徹底していたようで、コスプレイヤーと言えどマスクを外すのは撮影時のみ、会話の際にはマスクをすることがスタッフから呼びかけられていた。更衣室でも同様で、「例年は密集した中で着替えますが、今年は1時間ごとの入れ替え3部制。1人1人のスペースも十分取られていて、対策されているのを感じました」(コスプレイヤー)とのこと。

 帰宅する人に話を聞くと、「使ったのは3万円から5万円の間。いつもよりお金は使わなかったけど、ここに来れたことがなによりの喜び」、「いつもと違う緊張感はあったが、やはりコミケは楽しかった。開催してくれてありがとうと言う気持ち」と、感謝の思いが溢れていた。

■会場外にはノーマスク集団、足早に立ち去る来場者たち

 だがその一方で、コミケ開催前にSNSで「ノーマスクでデモを行う」と表明したユーザーがおり、不安の声を上げる人々も多くいた。実際に30日のコミケ会場の外では、「ワクチン危険」と書かれた車、ノーマスクで「マスクを外してみませんか?」とラップする集団の姿が。家路を急ぐ来場者のほとんどは誰も耳を貸さず、立ち止まる人もいなかった。

 2年ぶり、感染対策を徹底して行われている『コミックマーケット99』は、31日も開催。何事もなく、無事に終わることを願うばかりである。