女優の米倉涼子が主演、映画版に続いて藤井道人が監督を務めるNetflixオリジナルシリーズ『新聞記者』(全6話)の撮影現場の様子が伺えるメイキング写真が到着。

【写真】綾野剛&横浜流星ほかメイキング写真

 毎週驚異の高視聴率を叩き出した大人気ドラマ「ドクターX」シリーズ(テレビ朝日)をはじめ、これまでのキャリアの中でも数々の”信念を貫き通す強い女性”を演じてきた米倉が本作で演じるのは、東都新聞社会部記者・松田杏奈。「国民には知る権利があり、メディアには伝える責務がある」という強い信念を持ちながらも、届けたい小さな”声”と企業や世論といった大きな力や組織との板挟みにもなる葛藤も抱えている複雑な役どころだ。

 センセーショナルなテーマの本作のオファーを、脚本が完成する前の段階で快諾したという米倉について、藤井監督は「インディペンデントから出てきた僕らのやり方を積極的に面白がってくださった。空き時間もあえて控え室に戻らず、丸椅子に座ってスタッフや共演者とお喋りしたり、自分もチームの1人というスタンスで現場にいてくださったので、本当に助けられました」と座長としてチームを引っ張る米倉の謙虚な姿勢を絶賛。

 一方の米倉は「初めましての撮影現場で実は毎日緊張していました」と裏話を明かし、続けて「今まで演じた役柄では思ったことを言葉や身体を使って表現することが多かったのですが、今回はそれを我慢しました。監督の期待に応えたいと何回もテイクを重ね、悔しい思いをすることもありました」と米倉のパブリックイメージでもある”強い女性”のオーラを抑える演技にあえて挑戦し、等身大の新聞記者像を築き上げた。

 またドラマ『アバランチ』(カンテレ)では法で裁けない巨悪に立ち向かうアウトローを演じた綾野剛が、本作では権力側のエリート官僚という真逆の役柄を演じる。自責の念に駆られて憔悴していく村上真一を演じるため肉体改造にも取り組んだという綾野について藤井監督は「4日間のセットでの撮影期間の間、剛さんはボクサーの減量みたいに一切食べず、水分もほとんど取らず着実に身体を絞っていった。本当に倒れてしまうんじゃないかとスタッフが心配するほど、鬼気迫る執念でした。剛さんの場合、根底に登場人物への愛情がある。そこが信頼できるんです」と同じ作り手としての絶大な信頼を寄せる。

 さらに、政治をどこか他人事に感じている就活中の大学生・木下亮を演じた横浜流星については「プライベートでもよく一緒にいますが、ものごとの捉え方や感じ方が結構自分と近い」と前置きした上で「2人とも、選挙や政治のことより目先の生活、就活とか恋愛で頭がいっぱいという若者の気持ちが実感としてよく分かります。だからこの役は絶対彼に演じてほしかった」と監督自身の視点も強く反映されたキャラクターを横浜に託したことを明かしている。

 同作は、2022年1月13日よりNetflixにて全世界独占配信。