「自分の顔が大嫌い」「死んでしまいたい」そんなネガティブな思考から、ふとしたきっかけで脱却し、アイドルやインフルエンサーとして活躍している人もいる。今回は容姿も人生も劇的にチェンジした2人の女性に、価値観が変わる原因となった出来事や、現在の活動内容について聞いた。

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■自分が大嫌いだった少女がアイドルに劇的チェンジ「過去の自分を認められるように」

 最初に紹介するのは、アイドルユニット“I MY ME MINE”のメンバーとして活動中の百千もねさん。Twitterには、過去と現在の写真を並べて掲載したツイートがアップされ話題を呼んだ。「垢抜けていない普通の女の子」だった過去を公開したが、このころの容姿については、本人もコンプレックスを抱えていたという。

 「視力が低かったこともあり、小さいころから目つきが悪くて、コンプレックスを抱いていました。でも“嫌な部分”を言い出すと、目や鼻といったパーツだけでなく、自分の顔そのものが嫌いだったので、毎日、鏡を見ては落ち込んでいた記憶があります」。

 そこまで自己嫌悪の強かった彼女が、どのような経緯でアイドルを志すことになったのかを聞くと、「人生の悔いがそれしかなかったから」と即答。
 「当時は本当に自分のことが嫌いで、毎日のように『早く死んでしまいたい』と思っていたんです。でも、最後にやっておきたいことは何だろう?…と考えたときに浮かんできたのが、『アイドルになりたい!』という思いでした」。

 アイドルを目指しオーディションを受ける毎日を送ることで、とても前向きな気持ちに変化していったという。
 「オーディションに落ち続けて、『私は可愛くなかったんだ』ということに気づいたんです。そこでようやく、自分の容姿を客観的に認識できるようになって、『改善していかないと!』という意識に変化していきました」。

 オーディション落選の経験すらプラス思考で捉え、自分磨きに励んだ結果、今では大勢のファンを勇気づける存在にまでなったもねさん。最後に、現在の心境を聞いてみた。「ファンの方から『可愛いね』と言っていただけるようになり、自分の容姿に自信を持てるようになりました。それと同時に“大嫌いだったころの自分”も肯定できるようになってきたんです。『過去があるからこそ、今の自分がいる』と思えるようになったことが、ここ数年で私の中で起きたいちばん大きな変化です」。

■『ぷよぷよ』好きが高じて大変身した“愛媛のアルル”「諦めていた人生が大きく変わった」

 続いて紹介するのは、大人気パズルゲーム『ぷよぷよ』の主人公・アルルに扮し、SNSやYouTubeで活動しているインフルエンサー・黒うささん。彼女もまた、あか抜けていなかった5年前の写真と、現在の写真の比較ツイートをアップし、多くのフォロワーを沸かせている。

 5年前は、人生でいちばん太っていた時期だそうで、容姿にも自信が持てず、「かわいい子とは住んでいる世界が違う。生まれ持ったものが違う」という精神状態だったとのこと。そのような黒うささんが、いかにして「美意識の向上」を意識するようになったのだろうか?

 「『ぷよぷよ』が好きすぎて、ある日、“アルルのコスプレをしてイベントに参加したい!”と思ったんです。そのために独学でコスプレメイクを勉強したら、メイク後の顔が自分の顔とは思えないくらい目が大きくなっていたことに衝撃を受けたんです。そのとき初めて、私でもがんばれば変われるんだ…ということに気づいて。ダイエットやメイクの練習に、本格的に取り組むようになりました」。

 努力の結果は、写真を見れば一目瞭然だが、それでも黒うささんはまだまだ納得できていないという。「自分の容姿に絶望していたころと比べて、だいぶかわいくなったという自負はありますが、まだ満足はしていません。もう少し筋肉があると締まって見えるなと思って、筋トレもがんばっています。腹筋を鍛えて、お腹の出ている衣装を着てコスプレ撮影をするのが、いま現在の目標です」。

 自分自身を変えるきっかけになったコスプレへの思い入れは強く、「あと30年は続けたい」と語る黒うささん。最後に、今後の目標や、これからの活動に対する意気込みを聞かせてもらった。「大好きなコスプレ活動を通して、見てくれる人を笑顔にしたり、元気になってもらえたり。そういったことができる存在になりたいですね。これからもイベントには積極的に参加したり、YouTubeやSNSでも情報をどんどん発信して、“黒うさ”という存在を大勢の方に知っていただけるよう、がんばります」。