バンド結成10周年を迎えるDISH//が、16日から18日の3日間、神奈川県・パシフィコ横浜 国立大ホールで『DISH// 10th Anniversary Live』を開催した。チケットは3日間とも完売し、計1万5000人のスラッシャー(//er=ファンの呼称)が集結。10周年イヤーの幕開けとなるだけでなく、年末には紅白歌合戦への初出演も控え、祝福ムードに包まれた。

【ライブ写真】天高く人差し指を突き上げる北村匠海

 3日間ともシークレットスペシャルゲストが登場。初日は、マカロニえんぴつのはっとり、2日目にはOKAMOTO’S、そして最終3日目には大ヒット曲「猫」の“生みの親”シンガー・ソングライターのあいみょんが登場した。

 3日目のアンコールで、メンバーとともにあいみょんが登場すると、大きな拍手。2組の共演は、2019年6月に開催されたあいみょん主催の対バンツアー『AIMYON vs TOUR 2019 “ラブ・コール”』以来、2年半ぶり2度目。「猫」をアコースティック編成でパフォーマンスし、あいみょんは「一緒に“猫”を歌うなんて思ってもなかったから緊張したけど、10周年の記念のライブということで、ほんまに貴重な機会に一緒に歌えてよかったです」と言い、「紅白でお会いしましょう」と笑顔でステージをあとにした。

 DISH//のライブは、勢いよく「No.1」で幕開けし、「ルーザー」や、公開中の映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の日本語吹替版主題歌「Shout it out」など、強固なバンドサウンドを連発。また、北村匠海は「14歳からDISH//を歩み始めて、右も左もわからないながらも、それでも前に進んでやってきました。僕らの歴史を語る集大成のライブにしたいと思っています」と語り、「皿に走れ!!!!」「TENKOUSEI」などの懐かしのナンバーも披露した。

 北村はコロナ禍にふれ、「そういう時に助けてくれたのは、いつも音楽でした。音楽の力ってすごいね。みんなにとって、僕らの音楽がそういう存在であって欲しいし、僕ら自身もそういう言葉やメッセージをたくさん届けていきたいです」と力強いメッセージ。バンド結成からの10年間を振り返り、2018年にメンバーが脱退したことにも触れながら、ストリングス隊と共演した「Starting Over」では、橘柊生が途中で歌えなくなるほど涙を流し、「DAWN」では北村が間奏中に「今日、流した涙は一生忘れない。皆さんも、この瞬間をどうか忘れないでください」と絶叫した。

 結成10周年を記念したプロジェクト『再青』(さいせい)の開始も発表。10年間で生み出してきた楽曲をリテイクするもので、来年1月1日から毎月1日に2曲ずつリテイク楽曲を配信。第1弾はメジャーデビュー曲「I Can Hear」となる。