原作・高橋のぼる、監督・三池崇史、脚本・宮藤官九郎、主演・生田斗真による映画シリーズ『土竜の唄』が、3作目の『土竜の唄 FINAL』(公開中)をもって完結。2014年公開の1作目『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』、16年公開の2作目『土竜の唄 香港狂騒曲』に続いて“皆勤賞”の仲里依紗と、新キャストとして初参加した滝沢カレンに、『土竜の唄 FINAL』の見どころを聞いた。

【動画】仲里依紗&滝沢カレンから自撮り動画コメントが到着

――本作をきっかけにとても仲良くなられたという噂を耳にしました。

【仲】滝沢さんのことはもちろん一方的に知っていたんですが、撮影では一緒のシーンが少ししかなかったんですね。その後、プロモーション活動でご一緒する機会があって、そこでお話しするようになったんですけど、テレビで見ていた滝沢さんそのまんまなので、なんだかすごくうれしくて。それに、95%くらいの確率で共感してもらえないような話で盛り上がることができて、けっこう馬が合うな、と(笑)。

【滝沢】撮影現場では、私がクランクアップする日が、初めて仲さんと共演する日だったんです。その日は、仲さんに「YouTube見ています」って、絶対話しかけるぞ、と思いながら現場に行きました。撮影が終わって、記念写真を撮る時に、勇気を出して言いました。以前から仲さんが出演しているドラマや映画を観ていたんですが、最近は仲さんのYouTube動画が大好きになっちゃって。今、世の中もそうかもしれないんですけど、見せかけの姿じゃなくてありのままの姿がかっこいい人がいいじゃないですか。仲さんは、かっこつけていないんだけど、どすっぴんでもかっこいいし、見ていると笑顔になれる。「YouTube、すごく面白いです」と伝えようと思って、伝えられてうれしかったです。その後も、一緒にお話ししていて、普段だと「そんなこと言わないで」と言われるようなことを言っても仲さんは「いいね」と言ってくださるので、すごくうれしいです。

【仲】私の方こそうれしいですよ。撮影現場で私から話しかけてもよかったんですが、撮影に集中したいと思っているかもしれないな、と思うと気軽に話しかけられない。こう見えて、人見知りなので。

【滝沢】私も人見知りです。

【仲】こうして一緒に取材を受けたりしながら、徐々にね、仲良くね! もっと仲良くなりたいな、と思います。

【滝沢】仲さんと友だちになりたいです。いろいろ相談したいですけど、仕事の話ばかりだと仲さんも疲れちゃうと思うので、楽しい話をたくさんしたいです。

――仲さんは、玲二の最愛の恋人・若木純奈役をシリーズ1作目から演じて、足かけ8年ですね。

【仲】そうですね。ちょうど私にとっても結婚したり、子どもが生まれたり、と環境が変わってからの作品になるので、感慨深いものがありますね。生田さんとの共演シーンも『FINAL』が一番多くて、最初の頃にあったお互いによそよそしい感じはすっかりなくなって、撮影中も充実していました。

――滝沢さんは、シリーズ初参加で、玲二(生田斗真)の前に突如現れた謎のフェロモン美女…と見せかけ、玲二の土竜(=潜入捜査官)としての資質を試す優秀な捜査官、日本一凶暴なヤクザ・轟周宝(岩城滉一)逮捕の指揮をとる警視庁組織犯罪対策部長・沙門夕磨(通称「サーモン」)という役どころでした。お色気シーンにもチャレンジされていますね。

【滝沢】こんなダイナミックな映画に出演させてもらえたことがうれしい。それが一番上にあるんですけど、今思えば、仲さんともっと早い段階でお会いしていたかったです。そうしたらいろいろ相談できたのかな、って。でもお色気シーンも含めて全部、すごく楽しかったです。いい思い出になりました。

【仲】できあがった映画を見て、すばらしいな、と思いました。シリーズ初参加で“あれ”をやれ、と言われたら私は結構戸惑いますね。肝が据わった方だな、と思いました。カレンちゃんは普段から多くの作品を鑑賞していて、本当に映画好きなんだよね。

――轟周宝逮捕のための作戦中に着用している黄色いスーツも似合っていました。

【滝沢】革製で、防寒着としては最高でした(笑)。最初はすごく固くて、着て、動いているうちに体に馴染んでいく素材だったので、いっぱい動いてくださいって言われました。

――オールレザーだったんですね!

【滝沢】そうなんです。

【仲】今回、いろんなところがぜいたくですよね。

――シリーズ3作目で、1作目から物語はつながっていますが、2作目から5年も経っているということで、『土竜の唄 FINAL』の冒頭でここまでの流れをまとめて見せてくれるので、初めて観る人でも心配なく楽しめると思いましたが、お二人からも見どころを聞かせていただけますか?

【滝沢】私の口で説明する必要がないくらい、この世にある言葉で言い尽くせないくらい面白いです。皆さんが言う、三池ワールドってこれか!と楽しんでいただけると思います。三池監督は、撮影中から完成したときのすべての絵が見えているんだと思います。迷いもなかったですし、そのヴィジョンの強さが爆発するとこういう作品になるんだって、圧倒されてほしいです。全部が面白いというか、ただおかしなことをやっているんじゃなくて、すべてそうする理由があるんですよね。だから観ていてずっと楽しい。ぜひ、たくさんの人にこの映画からワクワクを感じとってもらいたいです。

【仲】私は19歳の時の映画『ゼブラーマン』から三池監督とご一緒させていただいているので、三池さんがこの『土竜の唄』でめちゃくちゃ楽しんでいるというのが伝わってきて、こっちまで楽しくなる、そういう現場でした。チームというか、もはや家族みたいな感じ。ツッコミどころ満載で、実に三池さんらしい、『土竜』らしいバカバカしさに、悩んでいたことが吹き飛ぶくらい笑っていただけると思います。ぜひ、劇場の大きなスクリーンで観ていただけるとうれしいです。