紅茶といえば、インドやスリランカなど海外をイメージすることも多いが、近年注目を集めているのが”和紅茶”。実は日本における紅茶生産の歴史は古く、明治時代から行われている。一時は紅茶輸入自由化などの時代の波に押され、国内生産は極端に落ち込んだが、2007年頃から徐々に国内生産にも上昇基調が見られるように。なかでも鹿児島県を産地とする”知覧茶”には、様々な魅力が備えられているという。

【画像】和紅茶の茶畑が広がる風景、茶摘みの様子も

■長い生産の歴史を持つ国産紅茶、ニーズ増の背景はコロナ禍の健康志向

 和紅茶は名前のとおり、日本でとれた茶葉でつくられた紅茶。 緑茶、中国茶、紅茶などと、原料となる茶葉はすべて同じだが、その”発酵度”によって名前が変わ る。 日本国内で生産されるものは「国産紅茶」「地紅茶」「和紅茶」と呼ばれ各所で親しまれてきた。

 日本における紅茶生産の歴史は古く、明治時代までさかのぼる。その多くが地産地消のため、他県へ流通することがほとんどなく、1971年に紅茶の輸入が自由化されて以降は、安価な外国産茶葉に押されて和紅茶の生産量そのものが長らく伸び悩んできた。

 ところが、緑茶消費の低迷と、日本ならではの紅茶を作ろうという志をもった生産者が増えたことなどから、近年生産量も増加。コロナ禍以降は、健康志向の高まりから無糖紅茶のニーズが急速に高まっている。特に鹿児島県産の知覧茶は、無糖ですっきりした味わいでありながら、渋みが少なくほのかな甘みを確かに感じられるとして注目を集めている。

■ティータイムにもごはんにも…甘みが特長、万能な「知覧紅茶」 鹿児島県南九州市知覧町郡で生産されている「知覧紅茶」は、和紅茶のなかでも特に甘みが強いといわれている。同地域が茶葉の栽培に適している温暖な気候であることに加え、収穫前に一定期間日光を遮るために覆いを被せて栽培することで、渋みのもとであるタンニンの生成を抑えている。

 鹿児島県は茶葉の生産量で静岡県を抑えて全国1位の生産量(※)を誇っており、全国茶品評会でも「産地賞」や「農林水産大臣賞」を連続で受賞。質と量ともに国内トップを占めているお茶といえる。

 そんな知覧の和紅茶をペットボトルで気軽に楽しめるのが『かごしま知覧紅茶 無糖』(ポッカサッポロ・税別140円)。鹿児島県知覧産紅茶を100%使用、茶葉をまるごと微粉砕した知覧産紅茶を加えた無糖紅茶となっている。豊かなコクと甘い香りの余韻が広がり、“無糖なのにほのかに甘い”ことが特長。茶葉の選定と”微粉砕”の加工法に工夫があり、さらなる”甘み”に繋がっている。ティータイムにもごはんにも、シーンに合わせて味わうことができる魅力が備わっている。

※農林水産省の統計による