脚本家の北川悦吏子氏が11日、オンラインで行われたPairsメディアセミナー「コロナで拍車がかかる恋愛・結婚離れの原因と対策 日本の未婚化の要因に関する仮説検証調査2020」に出席した。

【写真】イベントには北川悦吏子氏もリモートで参加

 今の若者の恋愛事情についてのトークで、北川氏は「なんで恋愛しなくなっているかというと、ひとりの楽しみがすごく増えたんじゃない? 配信ドラマを見たり、オンラインゲームとか、お金をかけずにできる楽しみができた。でも、その時々でしかできないことがある、そのひとつが恋愛だと思う」との持論を展開。

 自身の職業事情にも触れ「ラブストーリー自体の需要はものすごく減っています。あとは、はやっているドラマとか映画を見ていても、お膳立てされているドラマが多いですよね。『婚姻届に判を捺しただけですが』とか『逃げ恥』もそうだけど、別に好きな人がいてどうしようっていうわけじゃなくて、私の作品だと『ロンバケ』がそうだけど、棚ぼたみたいに出会って、徐々に相手のいいところに気づいて恋に落ちるという作品が増えた印象です」と分析した。

 その上で「若者の恋愛モノを書きたいと思っているんです。今の若い子たちのキーワードは夜なんですよね。歌の世界では、YOASOBI、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。とか出てきて…。そういうところにも『ひとりでいる』という感じがしていて、その子たちに、どういう青春群像があるかなと考えています」との構想も披露。「ひとりの方が楽だっていう気持ちはわかるけど(寺山修司さんが残したフレーズである)『書を捨てよ、町へ出よう』じゃないですけど、一歩出て出会えるのが今だよ」との思いを打ち明けていた。

 イベントにはそのほか、駆け抜けて軽トラも出席した。