作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが9日に死去した。享年99。寂聴さんのインスグラムで11日に発表された。体調不良により、先月から入院していたという。葬儀は近親者のみで執り行う。

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 インスタグラムによると「作家・僧侶の瀬戸内寂聴は、2021年11月9日、永眠いたしました。享年99。先月より体調不良のため、入院、加療しておりました」と伝えた。

 「みなさまにおかれましても、静かに瀬戸内を見送りくださいますよう、何卒お願い申し上げます。恐縮ながら、お香典・お花はご辞退させていただきます。生前のご厚誼に感謝し、謹んでお知らせ申しあげます」とし、「誠に勝手ながら、来庵はお控えくださいますよう、どうかよろしくお願い申し上げます」と記した。

 寂聴さんは1922年、徳島県生まれ。東京女子大を卒業。1957年『女子大生・曲愛玲』で新潮同人誌賞。1961年『田村俊子』で田村俊子賞。1963年『夏の終わり』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる。

 1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞。1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞。2011年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年、文化勲章受章。近著に「愛することばあなたへ」(光文社)『いのち』(講談社)『97歳の人生相談』(kindle版、講談社)など。