世界屈指のファッション・ハイブランド“GUCCI”の創業者一族を題材にした映画『ハウス・オブ・グッチ』の全米での公開を今月24日に控え、英ロンドンで現地時間の9日にプレミアイベントが盛大に開催された。主演のレディー・ガガは、先日、アレッサンドロ・ミケーレが発表した「GUCCI LOVE PARADE」コレクションのお披露目となる鮮やかな紫色のプリーツドレスを身にまとって登場し、会場に詰めかけたファンやメディアなど周囲の注目を一身に浴びていた。

【画像】GUCCIのドレスで登場したガガなどロンドンプレミアの様子

 会場はロンドン・ウエストエンドにあるイギリス最大の劇場の1つであるオデオン・ラックス・レスター・スクエア。世界屈指のファッション・ハイブランド“GUCCI”の華麗なる一族崩壊の闇に包まれた<実話>を描く本作への期待度の高さの表れなのか、200人以上のファンが集まった。

 キャスト一人ひとりの大きなポスターが掲げられた会場では、レディー・ガガの楽曲が次々と流れ、キャストの登場を待っている間にファンが大合唱することも。待望のレディー・ガガが登場すると、会場は今の日本では考えられないようなファンの黄色い歓声に包まれた。

 ドレスの袖を振り上げ、網タイツをちらつかせながら、華やかなポーズを決めるガガ。リドリー・スコット監督の妻で本作のプロデューサー、ジャンニーナ・スコットは、指輪を見せ合い、ガガとキスを交わそうとするなど仲睦まじい姿を見せた。

 アダム・ドライバー、ジャレッド・レト、ジェレミー・アイアンズ、サルマ・ハエック、カミーユ・コッタン、ジャック・ヒューストンらほかのキャストも続々登場。時折、サインや記念撮影といったファンサービスにも対応するなど、会場は大いに盛り上がった。

 長年、GUCCIのミューズを務めるジャレッドはターコイズ色のベルベットスーツに心臓モチーフのバッグ、サルマもGUCCIのゴールドドレス姿で登場し、周囲の目を引いていた。

 ガガは初主演映画『アリー/スター誕生』(2018年)以来、3年ぶりの映画主演となり、「今回は以前ほど怖くなかったわ。それがなぜかは分からないんだけど。ただそうだったの」と本作では自信をつけた堂々とした演技を披露。

 「最高に興奮しているの。ファンが至るところにいて、とても大きなイベントだからね。ここでロンドンの人々を見るのは素敵よ。何百人、何千人もの人がいるのを見るのは素晴らしいわ。みんなに劇場で観てもらえるのがうれしいの。素晴らしいことよ。監督のリドリー・スコットや、今日ここに集結したキャスト陣にとっても、これは喜ばしいことよ」と、ファンを迎えてのプレミアイベントに喜びを露わにした。

 本作でガガは、グッチ家に入り、夫殺害の犯行に及ぶパトリツィア・レッジャーニ役を演じる。脚本を読むまで彼女のことを知らなかったそうだが、「脚本そのものだけでなく、このキャラクターに惚れ込んだの。正直なところ、私は彼女の強さを尊敬するわ。そして弱さも、ね。殺人犯を演じるのは難しいものよ。彼女が晩年に共謀したその邪悪さを、私は本質的に支持しないからね。夫のマウリツィオは彼女の強さにほれたの。この作品において、私たちはある女が崩壊していく物語を観るのだと思う。彼女についてというのは、ある意味、女だけが理解できる物語だと思うわ。でも映画『ハウス・オブ・グッチ』が素晴らしいのは、伝説的な監督リドリー・スコットが、ある家族についての作品を作ったということ。イタリア人一家で、そのイタリア人一家のビジネスについて、そして一人の女がそのビジネスに参入しようとするとどうなるか、そして男たちがそれを阻止する様についてよ」と、作品の魅力をアピールしていた。

 日本のファンに向けて、日本語で「アイシテマス」と呼びかけたガガは、「みんなのことを心から愛しているわ。長年にわたって私に愛と支援をくださり、どうもありがとう。みなさんの恵み、健康、家族のために祈っているわ。そして『ハウス・オブ・グッチ』を楽しんでもらえますように。本作は世界のために作った映画なの。日本の女性が一つになりこの映画を観て、男の世界で私達女性が持つ感情を抱いてもらえればと願っているわ」と、メッセージを送っていた。

 映画『ハウス・オブ・グッチ』は日本では2022年1月14日公開。