筋肉系YouTuberのコアラ小嵐(36)。5月3日開催の『第29回東京ノービスボディビル選手権大会』の75キロ以下級で優勝するなど、筋肉タレントとして活躍。ガリガリ体型だった20代の頃から現在のマッチョ姿までビルドアップした独自のメソッドを紹介するYouTubeチャンネルは、登録者数28万人超の人気を誇っている。そんなコアラ小嵐に、筋トレを始めた経緯、ボディビルへの思いなどを聞いた。

【画像】ボディビル大会を制覇したコアラ小嵐さんの極限まで絞られたボディ

■上京後の不安の中、気分転換のために始めた筋トレにハマる

――筋トレをするようになったきっかけはなんですか?

【コアラ小嵐】2011年に東京に進出して、友達もいない、仕事もどうなるかわからないという状態の時に、不眠症みたいな形で、寝られなくなりました。
ある夜、気分転換に外を走りに行ったら、よく眠れて、そこから公園の鉄棒やベンチを利用して、腕立て伏せや懸垂を行うようになったのがきっかけです。
そんなことしているうちに腹筋も割れてきて、これはいい。みたいな(笑)。
そこから2015年に、ジーパンやサーフパンツで参加できる『ベストボディジャパン』が話題で「この大会なら自分でも輝けるのでは」と可能性を感じ、目標に向かって向けて筋トレを続けて、そこからずるずると筋肉の道に進むって感じになりました。

――トレーニングはどのぐらいの頻度で行っていますか?

【コアラ小嵐】週に4~5回ですかね。一日置きになるときもあるぐらいで、割と休みますね。「今日はこれだけやろう」「毎日ジムに行こう」と決めてしまうと、自分の中でルールになって、そのルールに縛られて、嫌になってくるので、嫌になってしまわないようにしています。
自分自身、長いとき3か月近くトレーニングできなかったときもあったので、とにかく嫌にならないように、好きになる工夫で付き合っているというか、距離をとっている感じです。

――そもそもボディビルに出ようと思ったきっかけは?

【コアラ小嵐】今いろいろな大会があって、ベストボディジャパンや、最近ではフィジークというカテゴリー、競技が人気です。やっぱりすべての道はボディビルに通ずるといいますか、ボディビルというものこそが源流だと思っています。最初に発展した筋肉を見せる大会ですから、やっぱりそこに帰りたくなります。全身の筋肉をくまなく鍛えて、それを披露するというのに最も適しているのがボディビルかなというふうに感じており、また憧れもありました。

――最初に出られた大会は大体いつぐらいですか?

【コアラ小嵐】ボディビルの大会で最初に出たのは、2017年で初めてのボディビルだったので、とにかくもう限界まで絞りきってやろうと思い、減量を今までで一番無理しました。
もう限界まで体を絞ったうえに、数日前から塩分や水分を調節して、カラカラの状態でした。健康とはかけ離れていました。でも、その時は、どうなってもいいという心境でした。もうここで散ってやるというぐらいの勢いでした。
この大会さえ最高の結果、最高の状態で挑めれば、後のことは知らないって感じでした(笑)。追い込まれ過ぎて、平常時に考えるとおかしいなっていうくらいの精神状態ですね。もちろん当時は今よりも筋肉が少なかったこともありますが、最高の仕上がりにはなりませんでした。

■酒飲みながらストレス発散!?試行錯誤で見つけた減量法

――ボディビルの大会前はもっとトレーニングをするのですか?

【コアラ小嵐】ボディビルの大会に向けても、実は、変わらずに、マイペースにしています。大会に出場するにあたって一番変わるのは、トレーニングというよりは食事。食事は、いろいろ試行錯誤した結果、ストイックじゃない方法で減量することができるというのが今回わかったので、毎日酒飲んでいましたね(笑)。本当に信じられないかもしれませんが、確実に毎日酒飲んでいました。そんなことする人、なかなかいないですけど、酒飲みながらストレス発散しつつ、鶏肉だけ、みたいにはせずに牛肉や豚肉でも食べてました。
とにかく、ストレスフリーの減量を心がけた結果、過去最高の仕上がりとなったので「これだな」って思いました。

■コロナ禍のため、無観客という異様な雰囲気の中でつかんだ優勝

――実際、今回優勝されたときの気分はどんな感じでしたか?

【コアラ小嵐】コロナ禍で、会議室みたいなところを借りて、無観客で行われました。優勝した瞬間の観客からの拍手や雰囲気はなく、あまりにも会場がしらけていたので(笑)、小さく、もう2cmくらいの人生で一番小さいガッツポーズしました。あれは凹みました。少し悲しくなりました(笑)。でも、嬉しかったですよ(笑)。
『東京ノービスボディビル選手権大会』は1回優勝するともう出られないので、次は違う大会に出るって形になってきますね。

――次に出る大会の予定は?

【コアラ小嵐】フィジークっていうまた別の競技にもう一回復帰しようかなという思いはあります。フィジークはサーフパンツで、ポージングもまた違います。どちらもやっぱり鍛えた筋肉の戦いっていうのは同じなので、またそっちに復帰しようかなというふうに考えていますね。

――最後にご自身にとって筋トレとは何かというのを教えてください。

【コアラ小嵐】筋トレは趣味ですね。やっぱり筋肉がすべてになってしまうと、どうしてもそっちに気をとられすぎて、中には仕事辞める人や恋人と別れる人などいます。人生を豊かにするための筋肉であり、ボディメイクなので、スキー、サーフィンみたいな趣味ように、楽しむのがいいと思います。
筋トレをするようになって、くよくよすることが減り、前向きになれるようになりました。例えば、仕事で失敗したり、誰かに怒られることもありますよね。そういう怒られているときでも「俺は200キロ持てるからな」と考えたりします。自分の中で落ち込み過ぎない方法といいますか、楽観的に物事をとらえられるようになった感じはあります。