人気グループ・King & Princeの神宮寺勇太が8日、東京グローブ座で上演される舞台『葵上』『弱法師』(-「近代能楽集」より-)の公開ゲネプロ後取材会に、共演の中山美穂とともに参加した。今作で初の単独主演を務める神宮寺は、大先輩・中山に「本当に美穂さんに、支えてもらいながら、今を迎えています」と感謝。中山は「これから始まるのに…」と感極まり目元をぬぐう仕草をみせた。

【ゲネプロ写真】うしろから…中山美穂を優しく抱きしめる神宮寺勇太

 今作は全8編の短編戯曲からなり、国内外からの評価を集める三島由紀夫の代表作『近代能楽集』の2篇を連続上演。神宮寺は『葵上』で美ぼうの青年・若林光、『弱法師』では戦火で視力を失った二十歳の青年・俊徳として、初の単独主演舞台でストレートプレイに挑戦。中山は『葵上』では光のかつての恋人・六条康子を、『弱法師』では俊徳を救おうとする調停委員・桜間級子を演じている。

 初の大役ながら三島作品を2作連続で難役に挑戦した神宮寺は、初共演となる中山について「本当にたくさん助けられました。おけいこ中も。こういう経験が、お芝居の経験がそんなに多くないので引っ張っていただきながらお芝居をしていただいて、本当に助けられました。初めて座長をやらせていただいているのですが、本当に美穂さんに、支えてもらいながら、今を迎えています。本当に頼もしい方」と尊敬の眼差し。

 この言葉に中山は感激しきりで「もう、すごく驚くほど素直なんですよ。直感力も働いて、自分のなかですぐスマートに変換して動いてらっしゃる。そういう姿を見て、私も刺激になりましたし、私も先輩とはいえ、舞台経験が豊富ではない新人なのに、ごめんね…と思いながら、新人なのに先輩みたいにしてごめんね、と」と恐縮。「私は彼が光さんであり俊徳でよかったな。なんに対しても『はい』と受け止める。次の瞬間から切り替える『なんで?』というスキをみせない。そこが初々しくて。だってかわいいんですもん」と魅力を明かした。

 けいこ中にはほとんど交流していないそうで「ふっと和むような会話、食べ物が何がすきなのとか、そんな会話も一個もしていないので、役の中で『どうくるかな』『こうきたか』と言う感じ」という中山に、神宮寺は「けいこも本当に毎日、やらせていただたのですが、僕自身余裕がなくて…ずっと台本と向き合っていたので本番始まってからにしよう、と」と申し訳なさそうにしつつも「僕、好きな食べ物はカレーです」と付け加えて、笑いを誘っていた。