ジェニファー・ハドソン主演、ソウルの女王アレサ・フランクリンの伝記映画『リスペクト』(公開中)。キャスト・スタッフのインタビュー映像が収められた特別映像から3つの見どころを紹介する。

【動画】ジェニファーらのインタビューを収めた特別映像

■ポイント(1)スターとしての顔だけでない、一人の人間としてのアレサが等身大で描かれている

 「アレサ・フランクリンは多面なの。アーティストであり、女性であり、象徴でもある。でも彼女は身近な人々に影響を受けた」と尊敬の念を込めて語るのは本作で“ソウルの女王”と呼ばれたアレサ・フランクリンを演じたジェニファー・ハドソン。

 アレサは、アーティストとしてだけではなく、公民権運動や女性解放運動にも携わっており、さまざまな顔を持つ人物だ。リーズル・トミー監督はそんなアレサについて「スターには大きな期待がかかる 映画の中心となるのは彼女が仕事と私生活で 愛する人々とどう関わっていくか」と語り、本作ではスターとしてのアレサだけでなく、仕事と私生活の間で悩む一人の人間としてのアレサを描いたことを明かす。

■ポイント(2):アレサを取り囲んでいた才能ある人々を一流のキャスト陣が演じる

 脚本を担当していたトレイシー・スコット・ウィルソンは「彼女は天才よ。才能にも囲まれていた」と明かすように、アレサの周りには説教師として有名な牧師の父C・L・フランクリン、ピアニストでゴスペル歌手であった母親バーバラ・フランクリン、“ブルースの女王”であるダイナ・ワシントン、父親と親交のあったマーティン・ルーサー・キングJr.牧師といった才能あふれる人々がいた。

 そんな才能あふれる魅力的な人たちを演じるキャストも一流ぞろい。アレサの父親役には『バード』(1988年)でカンヌ国際映画祭男優賞、『ラストキング・オブ・スコットランド』(2006年)で第79回アカデミー賞をはじめ各映画賞で主演男優賞を総なめにしたフォレスト・ウィテカー。母親役にはオードラ・マクドナルド。ダイナ・ワシントン役には「クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル」と称されるR&B歌手のメアリー・J・ブライジ、夫テッド・ホワイト役はマーロン・ウェイアンズが演じる。

■ポイント(3)キャスト、スタッフのアレサへの敬意(リスペクト)があふれている

 女性としての真の自由を求めて戦った力強いアレサ・フランクリン。キャスト陣は口々にアレサの魅力について語る。「アレサの人生が勇気をくれる。自分らしさの発見は難しいものだ。特別な女性を描く作品に共演できて光栄さ」(マーロン・ウェイアンズ)、「アレサが奥深い感情を表現できたのは自分も苦しんだからだ」(フォレスト・ウィテカー)、「彼女の歌は根源的に人間の魂に触れるから感動するの」(オードラ・マクドナルド)、「ソウルの女王よ。彼女の歌は心に響く」(幼少期のアレサを演じたスカイ・ダコタ・ターナー)、「幼い頃、家でよく聴いてた。彼女の歌は感動的で鳥肌が立ったわ」(メアリー・J・ブライジ)。

 「喜びに至るには葛藤を描かなきゃ。彼女の偉大さは乗り越えてきたものが物語る」(脚本:トレイシー・スコット・ウィルソン)、「多くを経験したアレサに敬意を表したい」(ジェニファー・ハドソン)と、決して平たんとは言えない厳しい経験を経たからこそ人間として成長し、世界を歓喜と興奮で包み込む大スターへと花開いたアレサにリスペクトを込めたメッセージを贈っている。