パティシエ・小山進氏(56)が代表取締役を務める「パティシエ エス コヤマ」(兵庫県三田市)が、労働基準監督署から是正勧告を受けたことがわかった。3日、同社のホームページで報告された。

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 ホームページに小山氏の名義で文章を掲載し、同社従業員の労働環境について、2018年1月15日付と今年1月14日付の2回にわたり「伊丹労働基準監督署から、労働基準法第32条、第36条等の労働関係法令の違反について、是正勧告書を受領いたしました」と説明。それを受け、今年3月19日付で是正報告書を提出したとし、「併せて、手作りの美味しさを守ることとバランスを取りながら、店舗の営業時間短縮や、労働環境改善の取り組みを継続して行っております」と伝えた。

 また、従業員への対応について、「調査により明確となった従業員の時間外手当の支払い不足分について、支払いの対象となる従業員とは個別に面談をしながら遡(さかのぼ)って未払額を確定し、順次支払いを進めているところでございます」とし、「関係者の皆様及びお客様には多大なるご迷惑とご心配をおかけ致しましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 さらに、ここにいたった事態を「当社において労働関係法令に対する認識が不足しており、取り組みが不十分でありましたことを重く受け止めております」と反省し、「二度とこのような事態が生じぬよう、労働時間管理の徹底を含めたコンプライアンス体制の構築と意識改革、人員体制の整備、業務効率化の推進などに全力を挙げて取り組んで参ります」と結んだ。

 小山氏は、1990年代に『TVチャンピオン』で注目を集め、2003年に洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」を開業。代表商品「小山ロール」は、ロールケーキブームの火付け役となった。小山氏の仕事ぶりは『カンブリア宮殿』などでも特集され、「小山ロール」はたびたびテレビ番組で紹介されている。