スーパー戦隊35作記念作『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011年~2012年)の放送開始から10年。その新作Vシネクスト『テン・ゴーカイジャー』(11月12日から期間限定上映&来年3月9日にBlu-ray&DVD発売)にキャプテン・マーベラス役で出演する小澤亮太(33)にインタビューを実施。10周年を迎えた本作への思いや、10年経ったキャストたちへの印象を語ってもらった。

【動画インタビュー】『ゴーカイジャー』10周年記念!マーベラス・小澤亮太がぶっちゃけトーク

■キャストの印象は 山田裕貴と共演で「ジョーとの関係性も久しぶり」

――10周年が経過し、完全新作が作られました
 初めて聞いた時は、まだやれるかどうか分からなかった時でした。イベントではなく、映画と聞いて。映画をやれるのは、すごく大きなことですし、うれしかったです。みんなも集まると聞いたので、とてもうれしかったです。10年後も同じ役ができるのは、なかなか少ないと思う。貴重な体験だなと思いました。

――ジョー役の山田裕貴さん、ルカ役の市道真央さん、ハカセ役の清水一希さん、アイム役の小池唯さん、伊狩鎧役の池田純矢さんというオリジナルキャストが集合しました。久しぶりの共演となりましたが、いかがでしたか
 久しぶりだけど「久しぶりだね」と言って5分ぐらいで、その感覚がなくなるぐらいいつも通りでした(笑)。それで昔を思い出しましたね。みんなも懐かしさは感じていたと思いますけど。衣装合わせの時で、それぞれの衣装を着て出てきた時に「懐かしいね」と。そんな変わらなかったり、大人になったり、めちゃくちゃ体格がよくなっていたり(笑)。撮影の時は、どういうふうに変わっているのかなと思っていたんですけど、あまり変わっていなかったりして。すごく居心地がよかったです。10年もすれば中身が変わりそうなんですけど意外と変わっていないんですよね。いい変わらなさだと思いました。

――それぞれの印象も教えてください
 池田くんはビルドアップしましたね(笑)。ゴーカイジャーの盛り上げ役というのが映像に出ていると思います。いないと、ちょっと冷たい人たちになっちゃうので、にぎやかにしてくれて、本当にうれしいです。普段もよくしゃべるので、今も変わらずいい感じでした。小池さんは、いつも丁寧で、ほっこりさせてくれます。10年で、ちょっと大人になって前よりもしっかりもしていました。ハカセとのシーンは少なかったんですけど、一希が一番変わらなかったもしれないですね。ゴルフ焼けも全然わからなかったし(笑)。変わらない人がいてよかったです。

 ルカちゃんは大人になりましたね。シュッと細くなって、キレイな女性になりました。ルカ役にもピッタリだなと。喜怒哀楽も大人になっていました。ルカが俺を踏むシーンがあるんですけど、マジで踏んできました(笑)。「うっ」ってなったら「ごめん」って表情をしていて…。そこが面白かったです。3年前は蹴られてましたけど、今回も蹴られていて、マジで痛かったです…。そこは大人になっていなかったかな(笑)。裕貴は、今や大人気ですから。でも、本当に変わっていない、相変わらず変わってる人でした(笑)。ジョーとの関係性も久しぶりだなと思い出しました。目配せで物語る2人だったな、と。そこは変わっていなかったです。撮影中も関係ない話とかも話せてよかったです。

――10年ぶりに演技して変わらないと感じたところはありますか
 撮影中は、みんなバラバラに行動するんですよ。それが変わらなかったかな(笑)。みんながマイペースでどこかに行ったりする。でも、仲いいので、それが長くいられる秘訣なのかなと思います。

――小澤さんは2019年の『スーパー戦隊最強バトル!!来となるマーベラスです
 今回の『テン・ゴーカイジャー』のマーベラスと『スーパー戦隊最強バトル!!』のマーベラスはちょっと違うんですよ。一緒に戦う仲間が違うと、まったく違うんだと感じました。(『動物戦隊ジュウオウジャー』のジュウオウイーグル /風切大和役の)中尾暢樹くんだと年上なので、年上感が出ていた。でも、今回は同じ世代。結局、年上ではあるんですけど(笑)。同じ仲間としてやっていたので落ち着いてできたというか、リラックスできました。ホームだな、と。『ゴーカイジャー』が集まってよかったですね。

――10年越しに強化フォームが出ることでも話題です
 これまではゴーカイシルバーの力を借りていた。10年越しにやっとできました。10年後にできるなんて、なかなかないですよね。見どころ満載で、いいですよね。

■10年が経過した思い「愛されていてよかったな、ゴーカイジャー」

――キャストも豪華です
 懐かしいキャストがいたり、歌っている人も出るんだ!みたいな(笑)。そこも見どころですよね。昔、金のジャケットを着て一緒にイベント出ていたのを覚えています。今回、あんな役で出るとは…。松原さんと一緒にできて、とてもうれしかったです。

――マーベラスの宿敵だったバスコ・タ・ジョロキア役だった細貝圭さんは、益子田昭郎(ますこだ・あきろう)役で…。テレビシリーズのナレーションや玩具の音声を担当していた関智一さんも出演します。
 ねぇ(笑)。スイスイと入ってきましたよね(笑)。これも見てからのお楽しみで! 関さんもゴーカイジャーの時から、たまに会うことができて今回は一緒に作品を作ることができてうれしかったです。

――ストーリーの注目ポイントは
 昔の話と今の話が重なり合っているところです。でも、昔の作品を知らなくても楽しめると思います。僕は戦いを頑張ったので、ぜひ見てほしいですね(笑)。

――『ゴーカイジャー』は小澤さんにとってターニングポイントになった作品だと思います
 10周年で、こうして『テン・ゴーカイジャー』という作品がができる。やるからこそ振り返ることがいっぱいあった。『ゴーカイジャー』だけじゃなくて、自分の人生の10年で何をやってきたかを振り返る作品。この作品をやって気付かされること、新しい発見もいっぱいありました。生活の一部でもあったし、やってきてよかったなと思う作品でしたね。自分のことだとよくわからなかったりしますけど、みんなを見て「10年経ったんだな」と。自分は『動物戦隊ジュウオウジャー』、『スーパー戦隊最強バトル!!』とかで刻みながら出ていたので、今回はみんなでそろって、成長を感じて俺も成長したのかな、と。昔と比較して、俺の中でも記念という実感がありました。こんなに長くやる役は、もしかしたら一生ないかもしれないですし、それを味わえる人もなかなかいない。それを味わせてくれる作品。『ゴーカイジャー』は、ターニングポイントになっています。

――10年という月日を感じる作品でもあります
 中澤祥次郎監督で、荒川稔久さんが脚本。スタートで作り上げてくれた生みの親のような2人です。せりふの言い回しとかも思い出させてくれました。こんなに、ゆっくりしゃべっていたのか、こんなに動かない役だったのか、とか(笑)。いろいろ考えが尽きないなと思いました。昔は、それを思わずにやっていたこともありました。これからも役立てていきたいです。

中澤監督は「マべちゃん、カッコいいね!」といつも褒めてくれます(笑)。できあがった作品はさすがです。感謝しかないです。荒川さんも、自分たちのことをわかってくれています。それぞれマイウェイで行動しながらも、いつの間にか団結している。それがゴーカイジャーだと思っていたんですけど、それがしっかり表現されています。さすがだなと思いました。スタッフの方も10年前にいた方が多かった。『ゴーカイジャーをやるから』と出てきてくれた方もいました。愛されていてよかったな、ゴーカイジャーと思いました。自分一人じゃ無理だと痛感させられる作品です。もちろん6人でも無理。『ゴーカイジャー』はみんなで作る。これが特撮だなって思います。

――話は少し代わりますが、現在放送中のスーパー戦隊シリーズ第45作『機界戦隊ゼンカイジャー』には、ゴーカイジャーそっくりなツーカイザーが登場します
 最初に見た時はびっくりしました。それもゴーカイジャーのグループLINEで来て、ざわつきました(笑)。でも、たまたまお会いしたゾックス役の増子敦貴くんも素直でいい子でした。ごあいさつ程度でしたけど、知っててくれてうれしかったです。いつか絡みたいですね。

――最後に見どころを
 今の世の中、正解がわからないと思います。今回は何が正解なのか、わからないところからスタートします。ゴーカイジャーが、どう旅していくのか、どう戦っていくのかというのを見て、新しい感情を持ってくれたらうれしいです。『テン・ゴーカイジャー』も、派手に行くぜ!

■『テン・ゴーカイジャー』ストーリー
 守り抜いたこの星で、何が起きているのか!? 歴代スーパー戦隊の力を受け継いで戦った、35代目の“とんでもないヤツら”。それが海賊戦隊ゴーカイジャーだ。「宇宙最大のお宝」を求めて地球を訪れた彼らは、宇宙帝国ザンギャックによる残虐極まりない侵略から、この星を守りぬいた。

 地球に、守るべき価値があると信じて。

 あれから、10年の時が流れた。地球では「スーパー戦隊ダービーコロッセオ」という公営ギャンブルが全世代で大流行。かつてのヒーローたちは「賭け」の対象となってしまったが、収益が地球の防衛費に充てられるとあって、歴代スーパー戦隊のレジェンドたちも主旨を理解し、このプロジェクトに協力していた。だが唯一、運営サイドがコンタクトをとれないスーパー戦隊があった。すでに「解散」した彼らは、いまではバラバラに活動していた。そんな中、あのキャプテン・マーベラスが地球に出現。運営サイドに挑戦状を叩きつける。そしてマーベラスの前に立ち塞がったのは、「スーパー戦隊ダービーコロッセオ」の主旨に賛同する伊狩鎧だった。時の流れが変えたのは、地球人か、それともゴーカイジャーか?そしてジョー、ルカ、ハカセ、アイムは、この事態にどう動く?

 10年ぶりに、とんでもない戦いが始まろうとしていた。