歌手・赤西仁にとって初の冠番組『JIN & JULES Powered by NO GOOD TV』が10月14日より、Huluにて独占配信される。このほど、赤西と、同番組に出演しているブロードウェイ俳優のジュリアン・スィーヒ(JULES)がオンラインのインタビューに応じ、本作に込めた思いや番組制作の苦労などを包み隠さず語った。

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■一から手掛けた番組制作、ロサンゼルスの雰囲気も意識

 本作は、コロナ禍で制限が多くなってしまった世界で、赤西・ジュリアンの“アメリカライフ”を描写し、手探りでエンターテイメントを追求する「シュールリアリティーショー」。全20話、隔週で1話ずつ配信する。

 今のところ本作配信決定の一報が出されているのみで、内容は以前ベールに包まれたまま。インタビューでその詳細を問うと、赤西は「アメリカをステージに、リアルな僕らのライフを切り取っています」と今言える範囲で明かしてくれた。「『どうしようか』から始まった。コロナ禍でいろいろな制限もある。何ができるかと模索しながらキャストである僕とジュリアン、カメラマンの3人、この“3人だけ”でどこまでいけるか、というところから始まっています」と思いを吐露した。

 本作は赤西、ジュリアン、カメラマンの3人で一から番組を制作している。それにはかなり苦労しているようで、ジュリアンが「テレビのシリーズ番組を作るのがどれだけ難しいか実感しましたね」としみじみ語る場面も。「マイクを自分で付け、ちゃんとテーピングして、照明を調整したり。普段、番組のクルーさんがやるようなことを3人でやっていました」と明かすと、赤西も「カメラ、照明を自分たちで買うところから始まった」と頷いた。

 撮影・演出のほか、どんな動画にするか案を出すことも含め“全て”において苦労が絶えなかったという。ジュリアンは「いろいろ話して即興でシーンを作ったり、台本を書いたり、編集したりした。シェアハウスみたいな感じでずっと朝晩、24時間生活をともにした」とこれまでの日々を回顧。また撮影地はアメリカ・ロサンゼルスとあり、「そういう環境、雰囲気をどういう風に取り入れていくか、というのがあった」と、よりよい作品を撮影しようと奮闘した。

■視聴者に「ポジティブなエネルギーを届けたい」

 現在は5話程度の撮影を終えているという。赤西は「今の状況の中で、アメリカをステージに日本の番組が今撮れない画が撮れていると思います。基本的には僕らの日常を切り取ったシュールリアリティーショーです」と紹介。その出来栄えについて「現在の日本のエンターテインメントの中で、僕らしか撮れないような画が撮れている」と自信をにじませた。

 一方で残り15話の構想を問うと、ジュリアンが「一緒に曲をつくりたいという話をした。違う場所、ロスじゃない場所で環境を変えて続けようかなと。せっかく20話あるので」と語る。

 本作の見どころは“普段の生活に近い姿”だという。ジュリアンは「素の仁とか、いろんな仁が見られますよ」とにっこり。「みんな外に出られなかったり行動範囲が制限されている中で、今のリアルな生活からエスケープできるような作品にしたいなと思っています」と真剣な表情を見せた。

 併せて、この番組を通じて伝えたい思いも吐露。ジュリアンは「日本人としてアメリカでクリエイティブなことをする、アートを作る人は少ないと思う。この動画を見て『ああ、俺もやりたいな』と思ってくれればいいかな」と語った。

 赤西は「『生きてたんだ』って思ってくれれば」と冗談を交えつつ、「この番組が配信されると、僕のファン含めて視聴者からいろんな声が届くと思う。そこの答え合わせを全員でできればと思ってます。とにかく今、ネガティブなニュースしかない世界で、ポジティブなエネルギーを届けたいなと思ってやっています」と言葉に力を込めた。