俳優の小栗旬が3日、主演を務めるTBS系日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』(10日スタート 毎週日曜 後9:00)制作発表に登壇した。共演の松山ケンイチいわく「現場でいろんな人と話して、いろんな人を見てる。一人でぼーっとしている人に近寄って『なにしてるの?』って話していた」とスタッフひとりひとりを気遣う姿勢をみせていたそう。小栗は「そういうのを意識するようになった始まりは香川照之さんですかね」と今作で共演する俳優・香川照之の影響があったことを明かした。

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 小栗演じる主人公・天海啓示は目的のためには手段を選ばず、時には強引な手法で政策を推し進めてきた野心家の環境省官僚。各省庁の次代を担う精鋭たちを招集した“日本未来推進会議”に環境省代表として参加している中、日本地球物理学界の異端児・田所博士(香川)の“ある暴論”を通し、日本が未曾有の事態へと追い込まれる運命に巻き込まれていく。

 松山演じる天海の大学の同期で経産省の若手官僚・常盤紘一はいわゆる“バランサー”的な存在。小栗が「楽しかったです。いっぱい支えてもらいました。常磐にもマツケンにも…」と感謝する一方で、松山は「僕自身、常磐と違って、自分のことしか考えていない人間。どうやったら物事を客観的にみえるのか、どうしようか考えていたときに、小栗くんを見ていた」とリアルな小栗の行動を参考にしたという。

 スタッフに分け隔てなく接する小栗の姿を見て「これだな、と。そういう在り方、立ち振舞いは参考にしました。(小栗が)常磐的な部分も持ち合わせているので、勉強になりましたし、天海くんが小栗くんでよかった。助かりました」と称賛する松山に、小栗は「自分がまだ20代前半のとき、父の影響もあり、『人の名前はちゃんと覚えなさい』と。現場で自分よりも先にスタッフの名前を覚えていた方が香川さん。それ以来、上には上がいると気をつけるようになったかも知れない」としみじみ、振り返った。

 これに同席していた香川は「それは小栗さんもご自身の名前を呼び間違えられた経験があるから。僕も若い頃によく『カヤマさん』か、もしくは呼んでもらえない、どちらかだった。僕はちゃんと覚えて呼ばなきゃいけないという話を昔話したんだよね。そうしたら小栗さんも…なんて呼ばれていたんだっけ?」と聞くと小栗は「僕はだいたい『おぐらさん』(笑)」と苦笑。香川は「そういう話は若い頃にした経験があります」と懐かしみながら苦い経験が現在の現場での姿勢につながったことを明かしていた。

 このほか会見には、杏、ウエンツ瑛士、中村アン、國村隼、比嘉愛未、石橋蓮司、仲村トオル、香川照之が参加した。