在阪の民放テレビ局4社(毎日放送、朝日放送テレビ、関西テレビ、讀賣テレビ)は27日、各社個別に収集している視聴データ(視聴中のチャンネル情報や番組の視聴時刻情報など特定の個人を識別できない情報)について、放送局間での連携を目的とした共同技術検証実験を行うことを発表した。

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 期間は、2021年10月4日~2022年1月6日。関西地区のインターネットに接続されているテレビを対象としており、参加放送局以外の視聴や、録画による視聴は含まれない。

 検証実験に参加する4社はORICON NEWSの取材に対し、放送局間で連携することによって、「視聴者のチャンネル推移やある番組を見ている視聴者はほかにどのような番組を見ているかが局をまたいで分析できる」とし、今回の技術実験は「参加放送局間での視聴データ連携が技術的に可能か、を検証することが一番の目的」としている。

 テレビの視聴行動が大きく変化する中、テレビ局も対応を模索しているところだが、「各局が個別に収集していた視聴データを連携させることができれば、今まで以上に放送サービス向上と番組制作への活用が実現できる」と期待を寄せている。

■「放送局間で連携する目的は?」各局のコメント
【毎日放送(MBS)】
放送局間で連携することによってわかることは「視聴者のチャンネル推移」「ある番組を見ている視聴者は他にどのような番組を見ているかが局をまたがって分析可能(もちろん個人は特定できない)」。これらをもってより良い番組制作への活用が望まれる。

【朝日放送テレビ(ABC)】
放送局間で連携可能となることで、視聴者のチャンネル遷移を把握し、局をまたいで、視聴者がどの番組をご覧になっているかを分析することができます。
それを、より良い番組制作に活かしたいと考えております(もちろん、個人を特定するようなデータではありません)。まずは、その連携が技術的に可能か検証する実験になります。

【カンテレ(KTV)】
視聴データを連携する第一に目指すところは、「放送サービスの向上とより良い番組制作への活用」です。
各局が個別に収集していた視聴データを連携させることができれば、視聴者の方のチャンネル遷移などが把握でき、今まで以上に放送サービス向上と番組制作への活用が実現できると考えています。

【読売テレビ(YTV)】
「放送サービスの向上とより良い番組制作への活用」を目指しています。各局が個別に収集していた視聴データを連携させることができれば、今まで以上に放送サービス向上と番組制作への活用が実現できると考えています。今回の技術実験は「参加放送局間での視聴データ連携」が技術的に可能か、を検証することが一番の目的になります。