映画『岬の兄妹』で鮮烈なデビューを飾った片山慎三監督のオリジナル脚本による長編2作目にして、商業映画デビュー作となる『さがす』(2022年公開)。主演の佐藤二朗(52)とともに物語を彩るキャストが発表された。

【画像】主演の佐藤二朗と片山慎三監督

 突如姿を消した佐藤演じる父・智を懸命にさがす娘・原田楓役に伊東蒼(15)。『湯を沸かすほどの熱い愛』で2016年度の国内映画賞レースを席巻したことも記憶に新しく、『島々清しゃ』で主演を務め毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞に輝くなど、映画界で今後の活躍が最も期待される気鋭の女優だ。

 伊東は、孤独と不安を噛み殺しながら父の行方をさがし求める楓役について、「初めて台本を読んだ時、難しそうだけどこの役をやりたい、この機会を逃したくないと思いました。楓と私の境目がわからなくなるくらい、思い切って、がむしゃらに頑張りました」とコメント。「楓の抱える悲しみや不安がどのように変化していくのか、是非劇場でご覧頂きたいと思います!」と意気込みを述べている。

 そして、指名手配中の連続殺人犯・山内照巳役で清水尋也(22)が出演。デビュー以来、『渇き。』や『ソロモンの偽証』、『ホットギミック ガールミーツボーイ』『東京リベンジャーズ』、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』など話題作への出演が絶えず、そのいずれもで独特の存在感を放ってきた。本作では、冷徹さと狂気に満ちた一筋縄ではいかないキャラクターを演じる。

 清水は「台本を読ませていただいた時、ページを捲る手が止まらなかったとともに、山内という印象的なキャラクターを演じる事への不安と興奮が入り混じった気持ちを抱きました」と述懐。「目の背けられないリアルな温度感のストーリーを映像に落とし込むことができたと思います」と自信をのぞかせた。本作では、

 さらに、清水演じる連続殺人犯と関わりをもつ女性・ムクドリ役に森田望智(25)。Netflixドラマ『全裸監督』のヒロイン・佐原恵美/黒木香役での体当たり演技が話題となり、第24回釜山国際映画祭アジアコンテンツアワード最優秀新人賞を受賞した森田は、今回の役どころについて「初めて脚本を読んだ時、これはすごい話だと衝撃を受けました。片山監督の丹念で奇抜な演出は、役の着地点がどんどん変化していくので、想像を超える発見があり、とても楽しかったです」と語っている。