「憧れ」と名付けられた2枚のイラストが、Twitterで29万のいいねを集め、大きな注目を集めている。描かれているのは、ごく普通の女子高生と、キラキラしたモデルの女性。2人はまったく境遇が違いながらも、実は同じ思いを抱いている…。言葉での説明がなくとも、「すごく伝わってくる」「この絵、深い!」「無数の感情が詰まっている」と、ユーザーの心にも刺さったようだ。本作を描いたこじろーさん(526/@Kojiro337)に、その意図を聞いた。

【イラスト全貌】「2枚合わせて見るとグッとくる!」、女子高生とモデルの知られざる心境は?

■「憧れ」描く作品に29万いいね、「自分も誰かの憧れになっている」がテーマ

――「憧れ」というタイトルで投稿されたイラストに、29万のいいねが集まりました。こちらは、どういったコンセプトの作品と言えばいいでしょうか?

【こじろーさん】ごく普通の女子高生と、同い年くらいのモデルを描いたものです。女子高生はモデルに憧れを抱いているけど、実は、普通の生活を送らない道を選んだモデルにとっても、女子高生は憧れる存在になっている、という絵です。

――イラストを見た人からも多くのコメントが寄せられていますが、なにか印象に残っていることはありましたか?

【こじろーさん】コメントの中に、「ないものねだり」という言葉が多く見られたのが印象的でした。また、「私もこんな気持ちになったことがある」という声も多くありました。

――とくに説明もない、2枚のイラストだけなのに、境遇の違う2人の女の子の思いがとても伝わってきました。描くときに気を付けたこと、こだわりなどがあれば教えてください。

【こじろーさん】いつも描いているイラストに比べ、「明暗」を意識して描きました。お互いにキラキラしていて眩しく感じているシーンにしたかったからです。

――本作には、なにか着想のきっかけがあったのでしょうか?

【こじろーさん】対照的な2人だけど相手に対する思いは同じ、みたいなシチュエーションが描きたいと思いました。「自分も誰かの憧れになっている」ということがテーマです。

――こじろーさんはほかにも、日常を切り取ったような男の子、女の子のイラストを投稿されています。このようなイラストを描こうと思われたのはなぜですか?

【こじろーさん】何でもない日常だけど、写真と同じで一度きりのもの、二度と戻ってこないものを絵に収めたいなと思い描きました。一瞬一瞬を大切にしたいです。

――Instagramでは、“春早荘に住む5人”という設定で描いた作品を投稿していますが。

【こじろーさん】学生や社会人が住むシェアハウスのイラストを描いています。何か特別な話があるわけでもなく、私たちがどこかですれ違っているかもしれない、ごく普通の人たちの生活を切り取っています。

――たしかに、彼らの生活を覗いているようで親近感がわきます。このようなイラストを描いてSNS投稿するとき、どういったことを大切にしていますか?

【こじろーさん】温かい気持ちになったり、人に優しくしたくなる絵をこれからも描いて投稿していきたいなと思います。「526さんのイラストは大切なことに気づかせてくれる」ということをいつまでも目指していきたいです。

――SNSで投稿を行うことによって、良かったことは?

【こじろーさん】「言葉がなくてもいい」のが良いなと思います。私は人見知りで話すことが得意でないので、イラストや漫画だけで伝わるたびに描いていて良かったと思えました。でも、やっぱりもっとうまくなりたいので、うまく描けない時がつらいですが…。

――今後はどのような作品を描いていきたいですか?

【こじろーさん】本の装丁を目標にしています。優しい世界だと思ってもらえるイラストを描き続けたいです。