元SDN48で女優の木本夕貴が8月31日、都内で行われた映画『愛のくだらない』アフタートークイベントに登壇。夫でお笑いトリオ・ななめ45°の岡安章介が出演していることを受け、作品の感想、夫が下咽頭がんで闘病していた際の思いなどを打ち明けた。

【写真】夫は…ななめ45°の岡安章介

 木本は「ラブシーンがあると聞いていたんですけど、一緒に見に行ったんです。まさか冒頭にあるとは知らなかったので。いきなり旦那さんのおしりが出てきて、びっくりしました」と照れ笑い。「最初は『演技しているなー』というところから、だんだん(役柄の)ヨシに見えてきて、不思議な感覚になりました。すごく不思議な映画体験をさせていただきました」と声を弾ませた。

 けんかをしながらも笑いを交えて、夫婦生活を送ってきたという木本だが「笑いが絶えない、ずっと笑ってごまかしてきたところがあったので、岡ちゃんががんになってから、ぶつかって笑って…ということができなくなってしまった。私は『死んだらどうしよう』とか、毎日考えてしまって、でもそれは言えないですし。岡ちゃんも同じことを考えていたみたいなんですけど、それは心の奥底にしまっていた部分がありました」と告白。

 続けて「本心を隠して、笑って生活しているみたいなところはありましたね。岡ちゃんがかわいそうとか考える余裕がなくて、自分を守ることの方が大きかったかもしれない」と回顧。「お互いふさぎ込んでいたんですけど、ある時、岡ちゃんが元気になった時があって、その日から少しずつお互いの思いを言えるようになりました。おかげさまで治療も進んで、今はめちゃくちゃ元気いっぱいです」と笑顔で呼びかけていた。

 『横道世之介』の沖田修一監督や『あのこは貴族』の岨手由貴子監督ら、数々の才能を輩出する田辺・弁慶映画祭にて、異例の弁慶グランプリと映画.com賞をダブル受賞した期待作。ひとりの30代の人間が、忙しさや意地の張り合いから、仕事でもプライベートでも失敗しながら成長する姿を描く。

 イベントにはそのほか、野本梢監督も登壇した。