歌舞伎俳優の市川染五郎、女優の杉咲花、イシグロキョウヘイ監督が22日、劇場オリジナルアニメーション『サイダーのように言葉が湧き上がる』の初日舞台あいさつに出席した。

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 同作は、『四月は君の嘘』『クジラの子らは砂上に歌う』などを手がけ、繊細で叙情的な演出に定評のあるイシグロキョウヘイ監督が、バンドで活動した経歴を生かし、言葉×音楽をキーワードに、少年少女の「ひと夏の青春」を描くオリジナル作品。

 人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年と、コンプレックスを隠すマスク少女。何の変哲もない郊外のショッピングモールを舞台に出逢ったふたりが、言葉と音楽で距離を縮めていく、ボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー。主人公・チェリーを初映画、初声優、初主演となる染五郎、ヒロイン・スマイルを杉咲が演じる。

 コロナ禍による2度の公開延期を経て、封切りの日を迎えた。染五郎は「本来は、去年の5月に公開される予定でした。それから2回も公開延期となり、とても残念な思い、悔しい思いをした」と胸の内を明かしつつ「何とかこの日の公開を迎えられて、率直にうれしいという気持ちでいっぱいです」と安堵の表情を浮かべた。

 杉咲も「私もいつお客様のもとに無事に届くのかと心配をしていましたが、ようやく公開を迎えられました。個人的には、この映画にぴったりな夏の季節に公開されることもうれしいです」と笑顔。イシグロ監督は「作品を一言で表すと『ハッピーエンド』。それを感じてもらえるとうれしい」とアピールしていた。