人気アニメ映画『時をかける少女』(2006年)、『バケモノの子』(15年)、『未来のミライ』(18年)などで知られる細田守監督(54)が6日、都内で行われた自身の最新作『竜とそばかすの姫』(16日公開)完成報告会見に出席した。

【写真】“竜”の声優を担当!完成報告会見に出席した佐藤健

 本作は、インターネット世界を舞台に、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公の女子高校生・すずが、”もうひとつの現実”と呼ばれるインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。

 今回の作品は「現実世界」とインターネットの「仮想世界」をテーマに置いた。細田監督は「僕は最初のころからインターネットを舞台に映画を作るのをずっとやっています。20年前に『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』、その次に『サマーウォーズ』があり、今回で3度目のインターネット世界の作品を作ることになりました」と話す。

 続けて「インターネットの世界そのものがまだ25年くらいしかたっていない。インターネットの世界と現実の関係性を映画にしてきたことでいえば、僕はかなり特別な存在だと思う。しかもインターネットを肯定的に捉えているのは、僕ひとりなのではないかと思いますし、そこは頑張って表現していきたいと思っているところです」とこれからもインターネットを舞台にした作品を作る可能性を語った。

 その中で「今回は、映画を作る上で『インターネットの世界で美女と野獣をやったらどういうことになるか』というのが一番最初の発想でした。インターネットは二重性というか、現実と虚構の2つの部分の存在をあわせもっている。『美女と野獣』の野獣も二面性をもった存在ですよね。だから現代の日本でインターネットを介して表現できたら、どんな恋物語になるのか、自分の発想の原点でした。自分自身も『美女と野獣』が大好きなので、今回映画にできて光栄ですし幸せです」と納得の表情を見せていた。

 この日は、主人公・主人公・すず/ベル役の中村佳穂(29)、すずと同じ高校に通う同級生・しのぶくん役の成田凌(28)、カミシン役の染谷将太(29)、ルカちゃん役の玉城ティナ(24)。さらに、イベント内で竜役を担当することが発表された佐藤健(32)も登壇した。