仲のよかった友人と夫が不倫をしていた実話をInstagramで赤裸々に綴った『夫の不倫相手は友達でした。』。まるでドラマのような泥沼展開をありのままSNSで公にした作者のつきこさんは、「怒り狂いたい気持ちでいっぱい」だったと壮絶な修羅場を振り返る。そんな地獄をどう乗り越えたのか、つきこさんの思いを聞いた。

【画像】ザ・修羅場! 泣き出す不倫女に土下座する旦那、妊婦妻がとった対応とは?

■「怒りたいのはこっちだよ!」話し合いを進めるために抑えた気持ち

――自身の“不倫された実体験”を小説としてInstagramで赤裸々に綴りました。どのような思いがあったのでしょうか。

【つきこさん】不倫に悩む女性は、理不尽な苦しみを受けてとても苦しくてつらい日々を過ごしていると思います。私も、何度も心が折れそうになりましたが、“シタ夫”に私の人生を台無しにされてたまるか、と思うことで、なんとか踏ん張っていけました。なかなか周りに相談しづらいことだと思いますが、同じような経験に苦しむサレ妻さんは多い。自分自身の体験だけでなく、自分と同じような境遇の方の役に立つような情報を発信していきたいと思いました。

――配信早々から大きな反響がありました。

【つきこさん】あまり周囲にペラペラと話すような内容ではなかったので、共感してくれるコメントがあると、聞いてくれる人が現れたようで心が楽になりましたね。自分の経験を話してくれる方もいて、「苦しんでいたのは自分だけじゃなかったんだ」と、とても勇気づけられました。

――双方の両親含めた話し合いや、不倫相手のミナさんと慰謝料の交渉の際など、とても冷静な態度だったのが印象的でした。

【つきこさん】仲の良かった友人に夫を奪われ、本当は怒り狂いたい気持ちでいっぱいでした。でも、慰謝料に関する話し合いをする場面など、友人の態度や言動を見て、まともに話し合いできる状況じゃないと察しました。取り乱している人物を客観的に見ると妙に冷静になるというか…(笑)。身内での話し合いに義父が殴り込んできた時も同じ心情でした。

――不安や怒りをぶつけたくなる衝動にかられながらも冷静さを保っていられたときの心境を教えてください。

【つきこさん】「怒りたいのはこっちだよ!」と内心思っていましたが、私まで感情的になっては話し合いが進まないと思い、ぐっとこらえました。結果的には話し合いを有利に進められてよかったのかなと思います。

■迷いに迷った不倫からの夫婦関係の「再構築」

――不倫発覚時、つきこさんは妊娠されていました。つらい状況だったと思います。

【つきこさん】協力してくれる友人や、絶対的な味方でいてくれる両親がいたことが、何よりの支えになりました。夫の不倫発覚時に妊娠していたことで、かえって「この子だけは守らないと」という気持ちでいることができたのかもしれません。

――その後、相手の女性はストーカー行為ともとれる行動でじわじわと“暴走”していきました。

【つきこさん】最初は、これ以上自分の立場が悪くなるようなことはしてこないだろうと思っていたんです。でも、精神的に限界を迎えている姿を目にして、何をされるかわからない恐怖に変わりました。二度としたくない体験ではありますが、軽い気持ちで踏み外してしまった出来事の先に、誰にでもこうなる可能性はあるのかもしれない…とも思っています。

――夫とは「再構築」の道を選びました。決断するまでの心境は?

【つきこさん】出産を控えていなければ、すぐに離婚を決めていたかもしれません。一人で子どもを育てていくのか、再構築して二人で育てるかは、迷いに迷いました。不倫相手が暴走したとき、夫がいなければ大変なことになっていた…という場面も経験したので、もう一度やり直してみようと決意しました。

――Instagramでは、読者の不倫エピソードを紹介して、その恨みを晴らす「怨念焼却炉」も連載中です。

【つきこさん】理不尽な苦しみを受けて、とても苦しくてつらい日々を過ごしていると思います。私も、何度も心が折れそうになりましたが、“シタ夫”に私の人生を台無しにされてたまるか、と思うことで、なんとか踏ん張っていけました。今は、いろんな方々のエピソードで多くの人に共感してもらうことで、投稿者の心が少しでも楽になれたらいいなと思っています。