6月10日に東京・LINE CUBE SHIBUYAにて行われた『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021』オープニングセレモニー内で、ミュージカルショートフィルム企画コンペティションの優秀賞が発表。アミューズミュージカルアワードにメグ・イガラシの企画が選出され、プレゼンターとして株式会社アミューズ執行役員・山内学、俳優の寺脇康文が激励の言葉を送った。

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 『ミュージカルショートフィルム企画コンペティション』は、ミュージカルをテーマに新たな才能を発掘するため、ミュージカルショートフィルムの企画および音楽を募集。映画監督/エディターとして活動しているメグ・イガラシの、お父さんとお母さんが一泊の旅行に出たあと、残されたおじいちゃんと孫娘の関係がミュージカルとして描かれる企画『Kid at Heart』が栄冠を勝ち取った。

 イガラシは「ありがとうございます! 子どものころからミュージカルが好きで、高校生からビデオの撮影を始めました。ここ1年で音楽制作も始め、そうしたパッションが集まってこのプロジェクトを作ったんです。こんな賞をいただいて驚きと喜びでいっぱいです」と受賞の喜びを語ると、山内は「企画と音楽の提出をいただいたのですが、この作品には日常のなかにある幸せが描かれていました。限られたシチュエーションのなかに、とても温かみが見えるストーリーと、メグさんの音楽だけでも世界観がある素敵なものでした」と受賞理由を述べる。

 寺脇も最初に企画を読んだとき「いまの厳しい状況のなか、ほっこりするハッピーエンドが観たいと思っていたら、その通りの物語が見えました」と笑顔を見せると「小さい女の子とお母さん、そこにおばあちゃんではなくおじいちゃんというところがいいですよね。男親の目線を、女性の監督がどのように撮ってくれるのか楽しみです」と期待を寄せた。

 アメリカ・ボストンで生まれて14歳のとき日本に来たというメグ。インタビューも英語と日本を交えて話をしていたが「まだ歌も台本もない状態なので、日本語、英語のどちらで撮るかは決まっていません。バイリンガル家族になるかも」と構想を述べると、山内も「どっちでも味のある作品になると思います」と語っていた。

 第1回のミュージカルアワードでは、グランプリを含め2作品が映像化されることになり、今回で3作品が揃う。山内は「これからも続けていきたい」と意欲を見せると「メグさんの作品はこれから映像化に動きだしますが、昨年の2作品を含め、どこかで記念上映ができる場を作りたい」と未来に思いを馳せていた。