NHKの自然番組『ダーウィンが来た!』の劇場版『驚き!海の生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』(配給:ユナイテッド・シネマ)が、11日より東京・ユナイテッド・シネマ豊洲他で全国ロードショーされる。

【動画】カニをKOするモンハナシャコの強烈キック

 前作「恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!」に続く第3弾となる同作の舞台は、今も新種や不思議な生態が続々と発見される「海」。番組取材班がこれまで撮影してきた200本にも及ぶ映像素材を厳選。NHKエンタープライズが独自で開発した、CG・VFX・グレーディングの技法を組み合わせたワークフロー「NEP VIDEORESTORE SERVICE」(高画質化処理)によって映像が鮮明化され、波しぶきや、生きものたちが立てる泡、濡れた鳥の羽根など、質感が極めてリアルになっている。公開を記念し、驚きの技を持つ海の生きもの達の様子を捉えた本編映像2本が解禁となった。

 シャコの仲間であるモンハナシャコの脚はハンマーのような形状をしており、その頑丈な脚が持つ破壊力について、ネット上では拳銃の威力や時速などに例えて紹介されることもあり、番組では、元ボクシング世界王者とパンチ力対決を行ったことも。映像では、その脚を使ってカニや貝の固い殻をもろともせずいとも簡単に粉砕していく様子を、声優・水瀬いのりの力強いナレーションとともに紹介。この力は、獲物を捕まえるためだけではなく、同じモンハナシャコ同士が縄張りをめぐって戦う時にも見られるものだという。

 高度な知的行動で知られているメジロダコは、身を隠すための“家”を自分で持ち歩く。海底に落ちていた大きな壺、その中には貝殻も入っており、脚で抱えながら懸命に運んでいく。そして敵であるウツボが現れるとすかさずその中に隠れる。さかなクンとヒゲじいが絶妙な掛け合いでメジロダコのそんな驚きの生態を紹介。この映像は和歌山県串本の海で底から陸上まで200メートルに及ぶケーブルを張り、タコの行動を24時間にわたって徹底観察した末に撮影されたもの。敵から身を守るためにちょうどいい道具がどこにでもある訳ではなく、頑丈な道具を巡ってメジロダコ同士が大ゲンカに発展することもあるという。

 映画では、ほかにも驚きの方法で獲物を取る海の狩人達の姿や、小さく力を持たない海の生きものたちが様々な力で身を守るユニークな護身術など、さまざまな技を持つ海の生きもの達が登場する。