コロナ禍で、仕事の気晴らしも思うようにいかない昨今。リモートワークだろうが、変わらぬ通勤の日々だろうが、世に疲れている人はたくさんいる。そんな人々の「あぁ…自分疲れてるなと思う瞬間」を切り取った漫画が、Instagramで話題に。疲れているからこそやってしまう、普通ならあり得ない行動の数々は、多くの人たちから共感を呼び、笑いへとつながっている。作者のたくまるさん(@takumaru_illust)に、意図を聞いた。

【漫画】「洗濯機にヘルメット」「ゴミ箱にティファール」…⁉ 疲れすぎた人々の驚きの行動に共感、爆笑!

■「車で旅行に出かけたら間違えて職場に…」、フォロワーからも寄せられる“疲れてる体験談”

 作者のたくまるさん(@takumaru_illust)は、都内で会社員をしている30歳の男性で、一児の父親でもある。普段は会社員として働きながら、副業でYouTuber、漫画家としても活動しているそうだ。漫画『あぁ…自分疲れてるなと思う瞬間』には毎回多くの共感の声が集まり、フォロワー数は8.3万人を越える人気ぶり。反響が大きくシリーズ化へとつながり、自身の体験のほか、フォロワーから寄せられた“疲れてる体験談”も漫画にしている。

――『あぁ…自分疲れてるなと思う瞬間』を漫画に描き始めたきっかけは?

【たくまる】もともと育児漫画やあるあるネタなど、いろんなジャンルの漫画を描いていて、『○○な瞬間』というシリーズの漫画も描いていました。その中で、自分の体験談であった「疲れてるなと思った瞬間」を漫画にして投稿したら、いつもより反響が良くシリーズ化に繋がりました。

――帰宅して玄関で靴を脱ぐつもりが気づいたらズボンを脱いでいた話や、ご飯を食べ終わった後に食器を洗面台に運んでいた話など、たくさんのエピソードを投稿されています。今までで特に反響の大きかった作品は?

【たくまる】『玄関で服を脱ごうとした話』は、すごくいいねが付いて好評でした。意外と共感してくださる人が多くて、びっくりしたのを覚えています。『車で旅行に出かけたら、間違えて職場に行ってしまった話』も個人的には好きです。いいねも普段より付いていて好評でした。あと、『冷蔵庫の中にいろんなものを入れてしまっている話』は衝撃的でしたね。スマホやリモコンなどはあったとしても、靴を入れているというのは、さすがに疲れてると思いました。

――漫画にはどういった反響がありますか?

【たくまる】「漫画を見て疲れが飛んだ」といった声はよく見ますね。あとは、「自分の場合はどうだった」と、自身の“疲れてる話”をしてくださるフォロワーさんが多いです。それを私が見て面白いと思ったら、勝手に漫画にさせていただいています。

――やはり、フォロワーさんからの“疲れてる体験談”は多いですか?

【たくまる】いつもの投稿へのコメントでも多くいただきますが、ストーリー投稿で募集をすると、びっくりするほどたくさんの体験談を送ってもらえます。

――SNSで発信すると、そういったやりとりができるのが面白いですね。

【たくまる】そうですね。特に今、世の中的にもとても混沌としている最中、私の漫画を見て明日も頑張ろうと思える人が1人でもいるのなら、描いて発信する意義はあると感じています。

■「一日に何十時間も働くような体の使い方はいつまでも続かない」

――そこまで体験談が数多く寄せられているとなると、やっぱり疲れている人は多いんですかね?

【たくまる】学生の方から主婦の方まで、幅広い層の方々から体験談をいただきますし、数もとても多いので、「みんな疲れてるなー」といつも感じています(笑)

――疲れている人が多い現代社会で、たくまるさんは働き方などについて何か思うことはありますか?

【たくまる】そもそも疲労は人間誰しもが感じることなので、疲れること自体は悪いことではないと思っています。ただ、一日に何十時間も働くような体の使い方はいつまでも続かないので、「3年はここで修行と思って朝から晩まで頑張る!」などと目的を持って働くのがベストかなと感じます。自分に技術や自信がついたら、働く時間をコントロールして、働き方も自分に合ったペースにしていくといいと思いますね。

――フォロワーさんからの体験談にも、コロナの影響は感じますか?

【たくまる】すごく感じますね。例えば、「マスクの上からマスクをしてた」とかですね(笑)生きてきた中で、今が人生で一番マスクをしていると思うので、マスク関係の疲れてる話はよく目にします。

――最後に、世の疲れている人や、たくまるさんの作品を読む人に伝えたいことは?

【たくまる】私もみなさんと同じく、社会に出て会社員として働き、副業でYouTubeをやったり、漫画を描いたりしています。もうヘトヘトです。疲れます。ですが、苦とは感じません。なぜなら、自分がやりたいことで疲れているからです。みなさんも日々お疲れになると思いますが、今感じている疲れが意味のある疲れなら、それは素敵なことだと思います。